【新宿→藤沢 乗客争奪戦】小田急線快速急行とJR湘南新宿ラインを比較してみた

本記事は、こちらの動画に対するプラスアルファの解説を行う記事です。

動画の方は見なくても構いませんが、見て下されば泣いて喜びますので、是非ご覧ください。

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実は熾烈な争い。副都心対藤沢旅客争奪戦

お久しぶりですね。ゴハチさんです。

さて突然ですが、皆さまは日本一のターミナル新宿から、江ノ島などのある藤沢へ向かおうと考えております(強制)。その際、どのような移動手段を使って利用しますか?

実は、新宿から藤沢へ向かうルートには、2つのルートが存在しているのです。

提供:もりもりくん

1つ目が、湘南新宿ラインの東海道線直通。

そしてもうひとつが、小田急線の快速急行です。

では、このどちらの方が移動手段として優れているのでしょうか?

今回は、それぞれの特徴を解説したあと、運賃(IC)・定期代(6か月の通勤・通学(大学)・通勤(高校))・1時間当たりの有効本数・所要時間(最速)・所要時間(朝ラッシュ時)・各都市へのアクセスの良さ・着席保証・追加料金の必要な車両

この5つの項目に分けて紹介していこうと思います。

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JR湘南新宿ライン

みんな大好き藤沢市役所本庁舎9階展望フロアより

まずはJR東日本が運行する湘南新宿ライン。

最大の特徴は、何といっても“速い”。そして“直通先が豊富”という点にあります。

新宿~藤沢間の57.8kmを最速49分で結ぶ特別快速。この区間のみに絞った表定速度は、実に70.8km/hを誇ります。
また、それらを補完する快速も、50~51分程度で同区間を結び、速達性という面では圧倒的なアドバンテージを誇ります。

そして、湘南新宿ラインは、新宿のみならず、大崎・渋谷・池袋といった副都心側の主要都市にはこまめに停車していくこと。反対に、湘南エリアでも、藤沢だけではなく、大船や平塚、横須賀線直通電車も視野に入れれば鎌倉へもダイレクトにアクセスできるのも大きな特徴です。

一方、デメリットがあるとすれば、本数が30分に1本と少ない事。加えて、運賃がかなり高額な点が上げられます。

この点は後程ご紹介しましょう。

小田急電鉄

そしてもう一つの手段の小田急線。

最大の特徴は”安い”、そして”座っていける”こと、そしてそれらを勘案した結果”SSLと比較しても割と速い”こと。

まず最大の武器である運賃の安さ。ICカード利用の場合、新宿~藤沢間の運賃は607円。大手私鉄の中ではそこまで安いというわけでは無いものの、JR線と比較すると圧倒的に経済的。

そして、快速急行および急行はあさイチの1本を除いてすべて藤沢始発。下り列車はすべて新宿始発で運行されています。つまり、待っていれば必ず座っていけるのも圧倒的な特徴です。

最後のSSLと比較しても割と速いということに関しては、動画の方で触れていますのでそちらをご覧ください

各々比較対決!

各項目を1点ごとに分けて、ポイント別に集計していきましょう。

運賃(IC)

まずは非定期利用者が注目したい「運賃」。この点を比較してみると…

新宿~藤沢間の運賃
JR湘南新宿ライン1,037円
小田急線607円

ご覧ください、小田急が圧倒的ともいえるレベルで勝ちました

小田急線は、JR線と比較して、実に41%引きの値段で新宿~藤沢間を移動できます。ほぼ半額。

この点が小田急の圧倒的な強みであり、ダイレクトにアクセスできないものの、渋谷や池袋へ移動するにしても小田急を使って途中で乗り換えた方が安上がりになるケースも多いです。

というわけで、小田急側に1ポイント追加です

定期代(6か月通勤)

日々のお財布事情を考えるうえで大切な定期代。会社側からは”安い方を使ってほしい”と言われることもしばしばあるうえに、通学定期でも安い方が家庭のことを考えると有利になるため、安い方がより多くの利用者を取り込めますが…

まずは通勤定期から

新宿~藤沢間の通勤定期代(6か月)同区間オフピーク定期代
JR湘南新宿ライン150,660円128,060円
小田急線89,370円

またしても小田急が圧倒的な勝利を収めました

こちらもJR線の通常定期と比較すると約41%引き、割安なオフピーク定期でも、そんなもの存在しない小田急線の方が約30%安いという結果でした。で…でも新宿周辺には大学や私立高校も結構あるし、通学定期もあるからまだJRが負けたわけじゃ…

新宿~藤沢間の大学生通学定期代(6か月)
JR湘南新宿ライン71,880円
小田急線35,210円
新宿~藤沢間の高校生通学定期代(6か月)
JR湘南新宿ライン64,690円
小田急線35,210円

☆うん知ってた☆
やっぱり安いよね小田急。

特に大学通学定期をご覧ください。小田急、驚異の51%引きです。しかも高校定期についても、小田急側は大学生と同じ値段なのに、高校定期代のあるJRよりも割安です。

というわけで、小田急側にまたしても1ポイント追加

1時間当たりの有効本数(有料特急を除く)

さて、ここで専門用語が出てきましたので、解説しましょう。

有効本数

ある目的地に行くのに実際に有効な(使える)列車の本数。

例えば、A駅からB駅までを結ぶ路線が毎時6本、B駅からC駅までを結ぶ路線が毎時2本の場合、A駅からC駅までの有効本数は毎時2本になる。
また、A駅からB駅までの路線で、各駅停車が4本、急行が2本であり、各駅停車はA駅からB駅までの間で急行に必ず抜かれるダイヤの場合、有効本数は毎時2本になる。

(東洋経済オンラインより引用)

そんな有効本数について、新宿~藤沢間において、12時台に新宿を発車するダイヤを例に比較してみましょう。

新宿~藤沢間の有効本数
JR湘南新宿ライン6本/h
小田急線3本/h(快速急行3本)

おっと!?ここでなんとJR側が有効本数で初勝利!!

あれ?でも湘南新宿ラインの東海道線直通列車は30分に1本ずつ、特別快速と快速が交互に来るダイヤでしたよね…?じゃあ残りの4本はどういうこと?となるかもしれませんが、これにはJRの複雑な運行システムに由来した有効本数増強の策があったのです。

それでは、JR側の有効本数の内訳をみてみましょう。

路線名および種別新宿発時刻藤沢着時刻乗り換え駅所要時間
湘南新宿ライン東海道線 特別快速12:0012:50ナシ50分
相鉄JR直通線・横須賀線・東海道線12:0213:04武蔵小杉・戸塚1時間2分
湘南新宿ライン横須賀線 普通・東海道線12:1513:16戸塚1時間1分
湘南新宿ライン東海道線 快速12:3013:20ナシ50分
相鉄JR直通線・横須賀線・東海道線12:3213:34武蔵小杉・戸塚1時間2分
湘南新宿ライン横須賀線 普通・東海道線12:4513:45戸塚1時間

このように、何度も乗り換えを駆使することによって、有効本数の数を増やしています。

特に、相鉄・JR線直通列車と横須賀線を使うルートは、特別快速や快速に乗り遅れた際にすぐにリカバリーすることができる、覚えていると便利なダイヤです。まぁ使う人は少ないと思いますが…

それを仮に抜いても、15分に1本あるのは便利ですね。

ちなみに、すべての列車において同一ホームでの乗り換えが可能です。但し、遅れた場合(というかUTL/SSL系統はいっつも遅れてるけど…)は接続を取らない可能性もあるのでその点だけは注意です。

一方の小田急はと言うと…

路線名および種別新宿発時刻藤沢着時刻乗り換え駅所要時間
江ノ島線直通 快速急行12:1013:06ナシ56分
江ノ島線直通 快速急行12:3013:26ナシ56分
江ノ島線直通 快速急行12:5013:46ナシ56分

直通の快速急行の本数が、そのまま有効本数になります。

20分に1本…少ないとは感じます。相模大野で小田原方面行快速急行と接続する始発の急行があれば便利なんですが、そんな贅沢なものはどうやら無いそうです。

というわけで、有効本数において、JR側が初めての勝利を上げました

所要時間(最速)

というわけで、両路線の最速達の所要時間を比較してみましょう。

新宿~藤沢間の所要時間
JR湘南新宿ライン49分
小田急線55分

そりゃそうですよね…w

JR線側は高規格な線路設備を活かして、最高速度120km/hでかっ飛ばします。

小田急も負けじと頑張りますが、やはり最高速度差20km/hの壁は大きいようで、6分差で負けてます。まぁでも6分を取るか41%引きの料金で取るかで言えば…ね?

というわけで、再びJR側に1ポイント

所要時間(新宿8:30頃着便)

日中の最速は売り文句によく使われますが、利用者の多い朝の時間はどうなのか?
というわけでそちらも併せて比較します。

藤沢発時刻新宿着時刻新宿~藤沢間の所要時間
JR湘南新宿ライン7:268:2458分
小田急線7:228:3169分

やはりラッシュ時とはいえ、持ち前の高速性能を発揮して小田急よりも早い時刻にたどり着けるのが強みですね。

一方の小田急は、複々線化により日中とそこまで変わらない所要時間を実現している!とも言われていますが、朝ラッシュ時には詰まるものは詰まりますし、江ノ島線内は急行として運転されるので、その点で大きなタイムロスとなってしまっているなと感じます。

というわけで、JR線に1ポイント

新宿・藤沢以外の都市へのアクセスの良さ

この場合、直通で行ける場所について、副都心側および湘南側の2つで比較します。乗り換えは含みません。

一応藤沢と新宿も加えますが、お情けです。

まず副都心側については

  • 渋谷
  • 新宿
  • 池袋
  • 大崎
  • 下北沢

一方で湘南側については

  • 藤沢
  • 鎌倉
  • 平塚
  • 大磯
  • 湘南台
副都心側湘南側
JR湘南新宿ライン4か所(渋谷・新宿・池袋・大崎)4カ所
小田急線2か所(新宿・下北沢)2カ所

どちらにおいてもJR側が有利な展開になりましたね。

ダイレクトにアクセスできるのは本当に強いです。

というわけでJR側に1ポイント

着席保証(普通の席)

この場合は、有料の座席ではなく、運賃のみで座れるかどうか、というお話しになります。

着席保証
JR湘南新宿ライン新宿までにほぼ座席が埋まってる
小田急線始発駅なので早めに並べば座れる

言わずもがな、小田急は座っていけるのを売りにしていたので、早めに並べば確実に座れます。

というわけで、小田急側に1ポイント

有料座席サービス

いつもの日常に、ちょっとしたご褒美を。

追加の料金を支払って乗車することができる有料座席サービスで、有利なのはどちらなのでしょうか?

まずそもそも、JRは有料座席サービスには、日中も含めた湘南新宿ラインの全便についている普通列車グリーン車が有名ですが、それ以外にも朝夕ラッシュ時限定で特急湘南を運行させています。

一方、小田急は日中便の運行こそ無いものの、朝に上り2本、朝および夕方に下りは6本の特急ロマンスカーが運行されています。

特に新宿20時20分発のホームウェイ87号は、基本的にGSEで運行されており、展望席付きのロマンスカーで優雅に帰宅することができます。

さて、ここでは幾つかの項目に分けて、総獲得数が高い方に1ポイント差し上げましょう。その項目は以下の通りです。

  • 運行本数(直通便のみ)
  • コンセントの有無
  • 追加料金
  • 眺望性(セールスしている点のみ)
  • 着席保証制

なお、JR東日本側の場合は、特急湘南の普通列車グリーン車で、より多く有利な数を取れたほうと小田急ロマンスカーで勝負をしてみます。

さて、そんな結果は…

本数コンセント追加料金眺望着席保証総ポイント
グリーン車北行34本
南行33本
無し1000円(Suica)2階席から2ポイント
特急湘南下り2本
上り3本
窓席のみ装備1020円あまり望めない2ポイント
小田急ロマンスカー下り4本
上り2本
700円(チケレス)展望席・前面展望可能4ポイント

※GSEは全席装備、EXEα,MSEは窓席のみ装備、EXEおよび一部EXEαは非装備

こんな感じですね。

やはり安さに関してはJRよりも私鉄が圧倒的な強さを見せていますね。そして、展望席を含めた眺望の良さをウリにするロマンスカーは、かなり強いように感じます。

今後、新型の80000形ロマンスカーの増備と合わせて、展望席付きの車両が増えていくことが公表されておりますので、展望席から流れゆく景色を肴に乾杯~ということも難しく無くなるかもしれませんね。

あ、ちなみに特急湘南のえきねっとの「在来線チケットレス特急券(トク割)」については9月30日に廃止されることが決まっていますので、今回は加えておりません。ご理解とご協力を強制いたします。

というわけで、小田急電鉄に1ポイント加えたところで、本試合は終了にしましょう。

試合結果

全7回、無事に試合が終わりました

さぁ果たして結果は…

総獲得ポイント
JR湘南新宿ライン3ポイント
小田急線4ポイント

小田急電鉄側が1ポイント差で勝利、という結果に終わりました~

結論

というわけで、利便性対決を実施しました。

この記事では小田急電鉄側の勝利に終わりましたが、あくまで中の人の主観に基づいている結果もあるので、一概に鵜呑みにはせずに、それぞれの感性を生かしながら楽しんでいただけると幸いです。

あとは動画頑張って作ったので見てください。

この記事を書いた人
ゴハチさん
ゴハチさん
別名:停車駅馬鹿

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コメント  ご意見やご感想等お気軽にどうぞ。

  1. まもうな まもうな より:

    ちなみに小田原から比較するともっとひどいことになるので、小田急側を新宿と二重橋前の二区間定期にしても週に数回特急課金できるくらいに差額が発生する、など

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