8261F、小田急線に別れを告げる！

今回は即興で書き上げた記事なので、お見苦しい点があると思います。ご了承ください

8261F、いよいよ西武鉄道へ！

小田急ファンを含め、多くの鉄道ファンに衝撃が走ったのは2023年9月26日

西武鉄道の全車VVVF化を目指して、ほかの私鉄の中古車両を使用するという以前からの発表があり、この日にその対象車両が発表されたのですが、その車両が衝撃的すぎる車両だったのです

というのも、その対象車両には、東急9000系ともう一つ。まさかの経年40年を超える鋼製車体の小田急8000形の譲渡が決まったのです。の発表は即座に多くの鉄道ファンから突っ込みが入りました。

この小田急8000形が置き換える車両の中には、ほぼ同期(というか年下)の西武2000系が含まれているからです。どこぞの養護老人鉄道よろしくな置き換えを大手の私鉄同士で行うことになったことには、衝撃と驚愕が含まれていました

また小田急と西武は、かつて「箱根山戦争」と呼ばれる熾烈な権利獲得や観光戦争でバチバチに争った過去があり、当時を知る人にとってはまさに驚愕という言葉が似合う内容でしょう。ましてや8000形の置き換えた相手である2400形は、まさに箱根山戦争を経験した戦士なのです。なんか歯痒い話ですね(逆に「スパイごっこ」とか言って楽しんでそうw)

まぁどちらにせよ、8000形は今年は1本、新天地西武に譲渡されて活躍することが発表されています

さて、そんな西武譲渡が決まった時から、ずっとやりたいと思っていたのが「藤沢駅の小田急との立体交差(以下一本松)で8000を撮る」ということ

路線の都合上、藤沢駅では小田急線はJR線の上を跨いで走る立体交差を採用しており、ここで写真を撮りたいと思っていました

さて、2024年5月のゴールデンウィーク明け頃から、喜多見に留置されていた8261Fに怪しい動きが多く見られていました。例えば、車番がこれまで鋼体含めた切り抜きを売り出していたものが、8261Fは車番だけ取り外されていたり、半年ぶりに動いたかと思えば急に海老名に下っていくなど、怪しさ満点の動きが

その後、反射板の取り付けや連結器の密着化、J-TRECと思しき職員さんが巡回していたりなどなど、8261F譲渡はほぼ確実なように思えていました。

そして来る5月18日、新鶴見機関区所属のEF65-2074が東海道線を単機で沼津へ下る姿が目撃され、ついに「その日」がやってきたのです！

迎えたXデー

というわけでタイムラインが甲種輸送でものすごい人だかりになり、お祭り騒ぎになったというわけで遂にやってきました。8261Fの西武譲渡の甲種輸送日

なお小田急からJRへ転線する新松田での様子や、御殿場線での様子は「鉄道ファンの待合室」様で公開していますので、よければそちらも併せてご覧ください。

【サステナ車両】小田急から西武へ！初陣の8000形8261編成が甲種輸送

西武鉄道は2022年5月12日に「他社からの譲受車両」の導入を明らかにし、その後小田急8000形と東急電鉄9000系が選定されたことが示されました。 以前より最初の導入車両は2024年度の小田急8000形であることが示されており、１編成目と

train-fan.com

てなわけで目的地着です。

当初は編成単位でも狙っていましたが、よくよく考えれば8261Fメインというよりは交差狙いですし、おそらくすれ違うとすれば下り列車なので、それが映えるこっちにしました

ちなみに、食料や飲み物はこの真後ろにローソンがあるので、そこで調達しましょう

待つこと1時間、いよいよその時がやってきました

さて、その結果は…

※8261Fの甲種回送です

☆　大　失　敗　☆

はい、タイミング最悪でした、目の前をトラックが通りかかってきました。

まぁほかの写真は一応撮れたんですけどね(ブレてるのはご愛敬)

そして、本来の目的だった立体交差は達成されなかったのですが、30秒後に見てみるとこっちの方へのこのこ向かってくる3000形が見えました

要するに、あと1分この甲種輸送の通過が遅ければ、立体交差が撮れたんです！

こればっかりはマジで悔しかったです…(泣)

終わりに

見事撃沈に終わった甲種回送でしたが、どちらにせよ普段は上の線路を走っていた電車が下の線路を通過するのは、本当に違和感の塊でした

明日、いよいよ新たな本拠地である西武鉄道の線路に入り、各種改造を実施したうえで今年度中に運行が開始される計画だそうです

8261Fを利用していたひとりの乗客として、今後の彼の活躍に心からエールを送ります

というわけで、これからもがんばれ！8261F！！