【再開発を待つ】駅前は更地…かつての九州大学最寄駅「箱崎九大前駅」

※撮影は26年2月のため一部風景が変わっているところがあるかもしれません!

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九大箱崎キャンパス跡地で進む再開発

福岡市の公式資料より引用

2018年に九州大学箱崎キャンパス(福岡市東区)が伊都キャンパス(福岡市西区)に移転したことを受け、2010年より計画が進んでいる「HAKOZAKI Green Innovation Campus」。九州大学・福岡市・UR都市機構・住友商事を中心とした民間事業者グループが連携し、官・学・民一体のプロジェクトとして、2028年度まちびらき・2036年度完成を目標として再開発が進められています。


27年の開業に向け工事の進むJR貝塚駅 ※8月撮影

この箱崎キャンパス跡地の再開発は近隣の鉄道にも変化を及ぼしており、JR九州は2027年度にこの再開発エリアのアクセス向上を目的として、鹿児島本線の箱崎駅〜千早駅の中間に「JR貝塚駅」を新設することを発表しています。

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かつての最寄り駅

「JR貝塚駅」の新設で鉄道も勢いを見せる箱崎キャンパス跡地の再開発ですが、その裏でとある駅が物寂しくこの様子を眺めていました。その駅というのが地下鉄箱崎線の「箱崎九大前駅」。

箱崎九大前駅は、地下鉄箱崎線延伸に合わせて1986年に開業した駅です。同年11月3日に貝塚駅まで延伸するまでは、2号線(箱崎線)の終着駅としての役割を担っていたほか、駅名の仮称が「九大西門駅」だったように、かつて九州大学箱崎キャンパスの最寄り駅としての役割を持っていました。

しかし2018年にキャンパスが伊都地区(福岡市西区)に移転すると駅利用者は年々減少。キャンパス移転前は学生などで賑わい、1日に約3000〜3500人が利用していたものの、その後は2000人台まで落ち込むようになりました。

そんな箱崎九大前駅ですが、今はどうなっているのでしょうか?

箱崎九大前駅の周辺を歩く

というわけで中洲川端駅から箱崎線の電車に揺られること約8分、箱崎九大前駅に到着しました。

箱崎九大前駅のホームは1面2線の島式型。階段は2,5号車付近に2つとエレベーターが1つ設置されており、まぁ標準的な箱崎線のホームといったところでしょうか。

B1階に上りましてここは改札口。駅窓口は業務委託となっているほか、設置されている自動改札機は3台と箱崎線の中では最も少ないのも特徴です。今や構内は人通りも少なく寂れた雰囲気を見せていますが、かつてキャンパスが移転する前は通学する大学生たちで賑わっていたのでしょうか。

地上に上がりましょう。駅入口の周辺には細長い駐輪場が広がっており、駐輪している自転車もかなりありますが、利用者数の割にあまりにも多すぎるため、この駐輪場は周辺のマンションの住民と共同で使用しているのでしょうか。

駅周辺にはマンションが建ち並んでおり、多くの人が住んでいる雰囲気も感じられますが、道路を通る車や人はあまり見かけることはなく、街としては物静かな雰囲気を漂わせていました。

駅2番入口から道路を挟んですぐの場所に広がるのは再開発の進む「九大跡地」。かつてここに広がっていた広大なキャンパスはほぼ全て解体され、今や貝塚あたりのマンションまで見渡せるほど広い空き地が広がっています。

前述の再開発にてこのエリアは「サウスリビングゾーン(居住)」が設定される予定となっており、まちづくりが完成するとこのエリアには共同住宅・生活支援施設ができるほか、沿道低層部には物販やサービス店舗も開かれるとのことです。

再開発エリアを横目に東方向に進むと原田箱崎線と合流。この道路は再開発の一環として新たに整備された道路で、完成が去年10月だったということもあり、まだピカピカの状態でした。

また右奥には厳かな雰囲気を放つ九州大学総合博物館がありますが、現在はリニューアル中とのこと。

駅に戻りまして今度は北方向に進んでいくと、なんと新たに建設中の駅入口が。近くに設置してあった工事概要を見るに再開発の一環として新たに出入口を設けて利便性を向上するとのことで、この箱崎九大前駅も今度は再開発エリアの新たな玄関口として賑わうのかもしれません。

駅の北方向にも道路と並行して再開発エリアは広がっているほか、名称に”九大前”が付いている商店等も多く存在しており、このエリアは昔から九大としての認識が強かったことを感じられます。

駅から西側に進むと国道3号線と合流。ここは駅前の道路と対照的に交通量が多く車もひっきりなしにやってくるほか、コンビニや娯楽店も充実しています。

また道路を挟んだ奥には貨物コンテナが見えますが、あちらは福岡貨物ターミナル駅。また奥には高速道路や箱崎ふ頭が広がっており、工業の色も強い街であることを感じさせます。

箱崎九大前駅が改名する可能性

こんな感じで箱崎九大前駅の周辺を一通り回ってきたわけですが、実は改名する可能性があると考えています。

この箱崎九大前という駅名は、2018年に箱崎キャンパスが移転してもなお改名に関する要望がなかったことなどから引き続き使用していましたが、福岡市交通局側は某テレビ番組での取材で「変更する予定があるとは言えない。ただ九州大学がないのに九大がついているのはやはり分かりにくいということで、仮に変えるとしても、今の街づくりの動きをしっかり見ながら考えていく必要がある」と回答しています。

今はない施設の名称の駅名・・・そのままなのか気になります!【アサデス。】|放送内容|アサデス。KBC|KBC九州朝日放送
KBC九州朝日放送「アサデス。KBC」のサイトです。

この発言の趣旨から読み取るに「当面は従来の駅名を引き続き利用するが、キャンパス跡地の再開発次第では変える可能性がある」と考えられます。

箱崎九大前駅も箱崎キャンパス跡地の再開発エリアの区画に入っているため、箱崎九大前駅近くの再開発が進むと、箱崎九大前駅を再開発エリアの玄関口として、駅名を変更する可能性も出てくるのかもしれませんね。

脚注

福岡市 九州大学箱崎キャンパス跡地のまちづくり
九大は既存施設の老朽化等により、箱崎、六本松等のキャンパスを元岡桑原地区に統合移転を進めている。

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夢は電車
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