【205系置換?】FV-E991系「HYBARI」が営業運転へ どう運用される?

こんにちは、こづるしんでんです。

最近ようやく多忙が解消してきて肩の荷が降りたところで、久々にまともな考察記事を書いてみようかなということで。今回は「水素で走る電車」である、FV-E991系が営業運転に就くというニュースについて考えていきましょう。

鶴見線や南武支線で試験走行を続けてきたFV-E991系、一体どのように使われるのでしょうか?

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FV-E991系「HYBARI」とは?

提供:ホームドア

まずは、FV-E991系について説明していきましょう。

この車両は「水素燃料電池」と「蓄電池」を使って走る電車で、走行時には(極論)水しか排出しない、というとてもエコな電車になっています。

海外では水素燃料電池を使った鉄道車両は実用化されていますが、日本ではまだまだ。そこでJR東日本が2022年に開発し、主に南武支線と鶴見線で試験走行を行なってきました。

2両編成1本が製造され、「HYBARI」という愛称がついています。

Ten-nen Gas – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=56205326による

車体自体は烏山線を走るEV-E301系とほとんど同じ。3ドアになっており内装はオールロングシートのようですね。

ちなみにドアボタンも設置されています。一方で車内にはLCDやLED表示があるようには見えず、その辺りは営業運転開始までに改造していくのでしょうか。

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営業運転を行う?

プレスリリースより

そして、7/14付のプレスリリースでは「2027年度末をめどにFV-E991系を営業運転に導入する」と書かれていました。

運行エリアとして示されているのは、以下の2路線。

・鶴見線:鶴見〜扇町

・南武線(南武支線):尻手〜浜川崎

純粋な試験車として製造された車両が営業運転につくとはなかなか珍しいですね。

基本的には試運転を行なっていた路線で運用する方針のようです。また、充電設備は南武線の中原車両ベース(南武線武蔵中原駅併設)に設置するようです。

一回の充電で走れるのは約70km。南武支線の尻手〜浜川崎の距離が大体4kmなので、一回の充電で8往復程度運用することが(入出庫の回送を一旦考えない)できるようです。

今の南武支線は?

  • 205系:提供 Azusa
  • E127系:MaedaAkihiko – 投稿者自身による著作物, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=143852955による

さて、今の南武支線の車両状況について見ていきましょう。南武支線で現在運用されているのは

・E127系(V1・V2編成):2編成

・205系(W4編成):1編成

南武支線は平日・休日ともに2運用なので、3編成1予備の体制となっています。

さらに、ここで運用されているナハW4編成は、JR東日本では最後となる205系。E127系の予備のような立ち位置となっていますが、結構な頻度で運用についているようです。しかしこの205系も、山手線に投入されたかなり初期のグループ。製造から40年以上経っています。

つまり、FV-E991系でこの205系ナハW4編成を置き換えるのではないでしょうか。

どう運用される?

提供:Azusa

ではここで、FV-E991系で205系を置き換えて、E127系x2とFV-E991系x1という体制になったとして、どのように運用されるのでしょうか。

南武支線

ここは元から2両で運転されている路線なので、特に難なく運転することができそうです。また、FV-E991系は3ドアなので、4ドアの205系を置き換えればドア数も統一できそうですし。

一方でネックとなるのが、一回の充電で走れるのが70kmということ。先ほど説明しましたが、これは南武支線7往復+入出庫ぐらいです。

つまり、FV-E991系は「ラッシュ時の運用のみ該当」した上、ラッシュが終わったら中原車両ベースに戻り充電する……と言った感じに運用されると考えます。

現在の南武支線は、一日中往復する運用(01H)と朝ラッシュに5往復だけして寝る運用(03H)があり、その03HにFV-E991系を優先的に該当させるといった感じになるでしょう。

また、充電設備を中原車両ベースに設置するとありましたが、現在南武支線の車両は鶴見線オフィス(鶴見線弁天橋駅近く)から入出庫をしているので、この辺にも変化がありそうですね。

南武支線の車両は所属先である中原ではなく、弁天橋から、鶴見線経由で入出庫しています。

これは、数年前に205系の回送が南武線上で立ち往生し、5時間近く南武線が運転を見合わせたという事例があったからなのかなと思います。

新しい車両になれば故障しにくいため中原出庫でもOKといった感じなのでしょうか。

鶴見線

個人的にはここでの営業運転はあまり行われないのではないかと考えています。というのも、現在の鶴見線の状況とFV-E991系がちょっとズレているように感じるからです。

・ドア数:E131系は4ドア、FV-E991系は3ドア

・両数:E131系は3両、FV-E991系は2両

・ワンマン:E131系は車外カメラで中編成ワンマン、FV-E991系はワンマン対応できるもののカメラ未設置?

1編成だけこのように仕様が違う車両を運用するのもあまり理にかなっていないのではないかと考えました。

鶴見線では予備車か、あるいは臨時列車として一往復走らせるといった程度の運用になるのではと考えます。

まとめ

ということで、営業運転開始が宣告されたFV-E991系を見ていきました。JR東日本最後の205系もいよいよといった感じですね。

営業運転に向けてどのように改造が行われるのか、205系の処遇にも注目していきたいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

プレスリリース:https://www.jreast.co.jp/press/2026/20260714_ho02.pdf

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こづるしんでん
こづるしんでん
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コメント  ご意見やご感想等お気軽にどうぞ。

  1. 野球大好き一家 より:

    E331系みたいにならないか心配ですよね…

    • お茶漬け星人 より:

      鶴見線鶴見〜扇町が運用区間に含まれているのが腑に落ちません。南武支線だけなら03H固定でいいのに…

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