【明らかに千葉急行】京成芝鉄車両図鑑#04 京成3200形(2代目)

どうも、千葉急行線ユーザーの中沢です。

京成グループのトップに位置し、都営線や京急線、北総公団線と直通運転を行う「京成電鉄」そして”日本一短い鉄道”とも呼ばれる、京成東成田線にくっついた「芝山鉄道」…それらの車両たちを形式別にわかりやすく紹介していく「京成芝鉄車両図鑑」

前回は「京成3100形」についてお送りしました。

今回は今年2月にデビューしたばかりのピッカピカな新人「京成3200形」についてお送りします…

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3200形の特徴

3200形は、輸送需要にあわせた柔軟な運用ができるような車両として「人と環境にやさしいフレキシブルな車両」をコンセプトに誕生しました。なんとデビューしたのは今年2月!ちなみに、京成には昔「3200形」を名乗っていた車両が別にいたことから、「新3200形」や「2代目3200形」とも言われたりします。

フレキシブルとは、柔軟性があるという意味です。ここでは、3200形の「需要にあわせて2両単位で両数を変えられる」という特性を表すために「フレキシブル」という言葉が使われていますね!

前面

前面は3100形や80000形がベースで、連結した時に人が通り抜けられるよう貫通扉が真ん中についています。また、連結の都合上ぷっくり感はあまりなく、ぺったんこになっています。帯の引き方も3100形とほとんど同じ感じですが……あれ?なんか配色が違うぞ!?(次項で説明します)

さて、下部に目をやると目につくゴツめの連結器周辺。連結器の下にたくさんついているグレーの物体は電気連結器といい、ここをくっつけることで電気系統をリンクさせるわけです。これがなかった時代は車掌さんが自ら配線を繋げていたとか…技術ってすごいですね!また、その周りを覆う排障器(スカート)は他の形式のソレよりゴツく、やはりぺたんこです。

臨時列車撮れててずるい 提供:SA05(Twitter:@SA0582086)

さて、灯具周りは上が前照灯で下が急行灯と尾灯。こちらも3100形と同じですね。この系列の車両はやはり急行灯がついていると一層かっこいい!運行番号表示機と行先表示機(方向幕)の位置も3100形と同じく前照灯の間についています。

側面

いい写真なかったごめんなさい

側面帯は上部が青色、腰部が赤色となっていて、上部の帯は前面の縦帯と繋がっています。あれ?この配色って…

提供:月波 奏

こちらは連結面。先頭車ですがこの組成では中間にきているため、いわゆる”ホロ”がつけられています。

ちなみに、側面にも方向幕がついています。3100形に引き続き多言語や駅番号に対応していて、なんと京成高砂からの種別変更案内にも対応しました!!これで高砂行きに乗ったのに気付いたら成田湯川にいた…とかいう罠にも引っかかりませんね!!

機器類

制御方式はハイブリッドSIC-VVVF、制御装置は東洋電機製。主電動機はかご型三相誘導電動機が採用されています。筆者は詳しくないのでこれ以上は何も言えません…()

車内

提供:月波 奏

車内は全車ロングシートで、座席には3100形と恐らく同じ柄?のお花柄があしらわれています。一般席は青色。

提供:月波 奏

優先席はピンク色です。どちらも、差し色として小さい花は薄オレンジになっています。

提供:月波 奏

連結面はこんなかんじで、バチバチに運転席がありますが全然通り抜け可能です!

提供:月波 奏

車内案内表示装置(LCD)は2画面で、全ての扉の上についています。左が広告で右が次駅などの案内用ですね。

提供:月波 奏

レイアウトなどは3100形と同じで、日本語表記は常時表示。他言語はその下に入れ替わりで出るようになっています。個人的に日本語表記が常に出てるの嬉しいですね…

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賛否両論?「千葉急行カラー」の帯

さて、問題はあの帯です。青が上で赤が下、どういうことでしょうか。あれは京成カラーではありません。絶対にあれを京成カラーと呼んではいけません。何故ならこの配色はこいつだからです。

画像はイメージです

上が青で下が赤の帯は千葉急行電鉄(現・京成千原線)の色なのです。

しかも、京成の担当者がこれを意識したのかは不明ですがプレスリリースのイメージ画像は何故か千葉線・千原線の運用であるB運番を表示しています。

B01 普通/京成津田沼 引用:プレスリリース
B51 普通/京成津田沼 引用:プレスリリース

京成電鉄さん、これ狙ってません?

ということで、何故か千葉急行カラーをまとった新人の3200形。巷では側面腰部の帯が赤色だけであることに賛否両論が飛び交いましたが、筆者は好きです。千葉急行カラーなので。あと3100形の帯も色は違えど同じ引き方なので、あまり違和感は感じませんでした。

また、最近は新京成80000形が3200形に準じたカラーになっているとのこと!京成津田沼での両者の絡みが楽しみです♪

どこで見ることができるの?

タイミングが合えば新旧フレキシブルの絡みも!

3200形は自社線内、直通先含め理論上どこへでも行くことが可能ですが、現状4+2の6両しか存在しないため運用は自社線内の普通列車に限られています。くっついた2両を外せば4両しか入れない金町線にも行けますが、まだ実績はありません。千葉急行千原線は4両と6両が入り交じっていますが、3200形は6両なのでもちろん行けます。

今後車両が増えていけば八両編成を組んで都営線や京急線などに直通することも十分考えられ、今後に期待です!

結論

千葉急行カラーの新入り、3200形。現状まだ1編成のみということで見かける機会は少ないですが、見かけたら是非乗ってみてください!

この記事を書いた人
中沢 / Nakazawa
中沢 / Nakazawa
矢切が俺に所属。フリーター、バンドオタク、一応絵描き。
札沼線民歴6年、東豊線民歴12年、千原線民歴1年。鉄オタ歴は4年弱。

コメント  ご意見やご感想等お気軽にどうぞ。

  1. 藤沢市民@今は東京 より:

    北総にも3200形のシリーズ来い!!

  2. 辻本 より:

    京成松戸線ワンマン運転やホームドア設置にも対応してるけど、3200形8両編成は京急は逗子・葉山、浦賀、三崎口まで乗り入れるけど、2025年増備からドアはPAIRGLASS VUTEQ-T SR16 T4T4 AGC 1248の複層ガラスに仕様変更

  3. babajiji より:

    一時期の新京成バスが、京成バスの窓下の帯を赤青逆転させた塗装でした

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