
こんにちは、こづるしんでんです。
E721系P4-18編成が、中編成ワンマン対応とみられる改造を受けて出場しています。
一見すると小さな変化にも見えますが、これまでの前提を踏まえると、輸送体系そのものに関わる可能性を持った動きです。
そもそもE721系とは?

まずはE721系について説明していきます。
仙台地区の交流路線で運用されている形式で、2両編成の0番台、2両編成で仙台空港アクセス線用の500番台、4両編成の1000番台の3種類があります。
ワンマン運転の対応状況は、2両編成の一部は短編成ワンマンに対応、500番台は空港線のワンマン運転に対応(ホームのカメラの映像を運転台で見れる仕組み)、4両編成の1000番台および大半の0番台はツーマン運転専用という状況になっていました。
さらに、仙台地区のワンマン運転非対応のE721系は基本的に4両編成以上のツーマン運転で運転されています。
しかし、先日1000番台P4-18編成がワンマン運転に対応したことで、状況が変わってきました。
中編成ワンマンとは何か

ここは一回細かく説明しておきましょう。
ワンマン運転は大きく分けて2種類あります。
一つは、従来の短編成ワンマンです。いわゆるローカル線型の方式で、無人駅では後ろ乗り前降り、運賃は車内で収受する方式です。整理券を取るやつですね。
一方で今回対応した中編成ワンマンは、いわゆる都市型ワンマンに分類されます。
- 無人駅でも全てのドアが開閉可能
- 運賃は駅側で回収(無人駅では駅に切符/運賃入れが設置)
- 車掌なしでも運転可能
見た目は通常の列車とほぼ変わらない一方で、運行体制だけが変化する方式です。近年はこの方式でワンマン化する路線も多く、南武線や横浜線のE233系や仙石線のE131系などがこのタイプに対応しています。
空港線用の500番台も一応このタイプに含まれますが、こちらはホーム側のカメラの映像を見るタイプ。車両側に乗降を確認できるカメラは設置されていません。
どこが改造されたのか

確認されている変更点は以下の通りです。
- 前面へのホーム検知装置の設置
- 側面への安全確認カメラの設置
- 車内への防犯カメラの設置
- 運転台周りに小改造
これで、側面カメラを使用する方式の中編成ワンマンに対応したと考えられます。

また、ドア開閉は物理ボタンで行うと思われるほか、乗降促進用のスイッチなども追設されているようです。
一方、気になるところは併結時にもワンマン運転を実施できるのかということ。側面カメラの映像は電気連結器を通して他の編成へと伝送されますが、この電気連結器には一見すると改造が加わっていないように感じます。
この辺はあまり詳しくないのですが、E131系のような併結時でも中編成ワンマン運転ができる構造になっていない可能性もあります。
ちなみに方向幕対照表は変化していないよう。中編成ワンマンでも「ワンマン幕」を使用するかは微妙なところですし、方向幕から運用範囲の推測はできなさそうですね。
導入路線の可能性
では、この編成がどこで使われるのかを考察していきます。
2+4の6両でワンマン運転ができるのかわからないので、とりあえず4両主体の区間をメインに考えていきましょう。
東北本線
新白河〜郡山
まずは新白河と郡山の間の区間から。
ここの区間は基本的に4両か2両で運転を行っています。ほぼ全ての列車が郡山止まりであることも考えると、この区間は4両の中編成ワンマンに統一しても良い気がします。
日中時間帯は純粋な増車になるため、そこで輸送量過多にならないかが若干な心配どころです。
1時間に1本ぐらいの感覚なので、4両編成x4本程度あれば賄えそうです。
……そういえばこの辺にICカード非対応の駅があったような無かったような
郡山〜福島
次に郡山と福島の区間。
ここの区間は元々ほぼ全ての列車が4両での運転。日中でもそこそこの混雑になるため、ここの区間はかなり現実的なのではないでしょうか。
両数もそのまま運転できるので、かなり現実味がありそうです。
こちらも1時間に1本ぐらいなので、4両編成x6本程度あれば賄えるのではないでしょうか。
福島〜白石
次は宮城県の県境越えの区間。
ここはちょっと前のダイヤ改正で日中時間帯に系統分断が行われ、仙台へ向かう乗客は白石駅で乗り換えが必須になります。701系2両でワンマン運転を行っていますが、一部期間は増車が行われることも。
個人的にはここを4両に増車の上仙台まで直通して欲しいですが……ていうか仙台圏に4両で突っ込まれても困りますか。
あまりテコ入れはなされないような気がします。
白石〜仙台
☆絶対にやめてください☆
というのはさておき、普通に混むし日中はほとんど6両での運転になっている区間です。
701系も混在して運用されており、普通に考えてここをワンマン化しE721系に統一すると車両が足りなくなる気がします。
まあ、複数編成併結のワンマン運転ができるようになれば可能かもしれませんが、2両編成・4両編成両方ともそれなりの編成が改造を終えないと不可能です。
当分先の話になると思います。
仙台〜小牛田
意外とありなのでは?というこの区間。
数本を除いてほぼ4両編成での運転というこの区間。ちょっと南に行くと10分ヘッド+半分は6両なのに可哀想だなと思ったのはさておき。
4両編成が10編成弱あれば足りそうな気がします。
小牛田〜一ノ関
輸送力過剰で却下
利府支線
ここは日中2両の701系がワンマンでウロウロしています。
どうせならここをE721系4両の中編成ワンマンにして、岩切分断を解消すればいいのになと思いました。なんせ仙台以北の東北本線流石に本数少なすぎますし。
まあそんなことをやってくれるのかはわからないので希望論。
仙山線
ここはE721系で統一されているのでかなりやりやすいのではないでしょうか。
もっとも山を越える区間がワンマン運転だと若干不安な気もしますが。
磐越西線
E721系で統一されている点では仙山線と同じで、現在の2両での運転に若干無理があるような気もします。
ただし、現状の車両数では余裕がなく、ワンマン化で2両から4両に増車しても車両は果たして足りるのでしょうか。
あと、併結運転ができなかったら快速あいづ大変だよ。
アクセス線
先日、アクセス線へ新車導入の動きがあると報道されたすぐ後のこの動きですし、ここで運用するのもありそうですね。
ただ、アクセス線はホームのカメラを使う形態で現在ワンマン運転を行なっているため、こいつ(P4-18)が突っ込むと2つの形態のワンマン運転が混在することになります。
この路線を側面カメラ方式のワンマンにするには車両の総入れ替えが必要になる気がしますし、この路線には入らないor混雑時の突発代走時にもワンマン運転できるようにするぐらいのイメージなのではないでしょうか。
多分ここの路線はE721系が置き換え時期になったぐらいで側面カメラ方式のワンマン運転ができる新車を一気に入れて置き換えると思うんですがどうなんですかね。
まとめ

ということで、P4-18編成の動向から運用路線について考察してみました。
鍵を握るのは、併結時にワンマン運転ができるのかどうか。
東北にも、ワンマン化の波がどんどん押し寄せてきますね。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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