こんばんは、鶴川です。私事ですが、吹奏楽コンクールがあと1か月ないんですよね…
記事書いている場合じゃないんですけど…久しぶりに書こうかなぁなんて思ったので休みついでに書いてます。
県大会で金賞欲しい、んで西関東行きたい。
さて、この前ツイッターを見ていたら「辰野ほたる祭りの臨時快速が今回は長野駅まで走行する」というツイートを見かけました。え?Xでポストですって…?え…?
そこで思ったのですが、意外と「支線」って注目されないですよね。というか支線と認知しないことって多いですよね…
ということで、今回はそんなJR東日本の支線にまつわるあれこれを語ってみようと思います。それでは、今回も最後までお付き合いください。
今回の記事は東北・高崎方面、東海道方面、中央方面、東海道方面、常磐方面の5編に分けます。
あっ扱う路線はあくまで「支線として営業をする路線」なので山手線とかは入れません。あれは各駅停車の扱いになるしどう扱いにすればいいの?
えっあ中央本線…?あっ…あー…あぁ…あ…ごめんなさいわすれてました。
東北方面にはどんな支線がある?
👆ほら飯田線は辰野支線通りますし…(?)👆
さて、皆さんは「JR東日本の旅客列車が定期で走る支線」、いくつあると思いますか?
正解は、18路線です。案外多いようで少ないですよね。
とは言えども記事にするには多い量なので何回かに分けて記事にします。今回は東北方面です。
東北方面には
- 尾久支線(上野東京ライン/宇都宮(東北)・高崎線)
- 東北本線支線(埼京線)
- 利府線
- 仙石線・東北本線接続線(仙石東北ライン)
- ガーラ湯沢線(上越線、列車は上越新幹線)
の5路線です。
なんか沼記事になりそう。
あっ武蔵野線のあの貨物支線ですか…?房総と中央のときにそれぞれ紹介しますごめんなさい。
東京対北関東(東北・上越方面)
東北方面、当たり前ですがとにかく長いんですよね。5路線が該当します。
尾久支線(日暮里~尾久~赤羽)
これに関してはもはやあやふやですよね。「上野東京ラインの宇都宮線(東北本線)・高崎線直通の日暮里~尾久~赤羽」が該当します。
本線とは?になってしまいますが、ルーツは東北線開業時の明治までさかのぼります。歴史を見たほうがこの路線はわかりやすいのでざっくりと説明しますね。
参考にしたリンクはこちら
→https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1145203076 (Yahoo!知恵袋/東北本線は、なぜ田端経由と尾久経由に分かれているのですか?)
東北本線が開業した当時、東北方面の列車は常磐線含め全て田端経由(今の京浜東北線のルート)となっていました。
しかし、明治38年、現在の常磐線「日暮里~三河島」が開業。常磐線は田端を経由しなくなりました。ここで、田端駅は「大宮経由の東北系統だけ」という現在と変わらない形がとられます。
明治42年、新橋~池袋~田端~上野間、池袋~赤羽間で電化とともに電車の運転が開始。この時点ですでに「田端~上野間」は複々線化されていました。つまり遠近分離です。早すぎ。
時は進み大正14年、上野から東京の間の高架線が開業。東京から新橋の間は東海道線が開業していたため、山手線が環状線運行を開始。ここで現在の「山手線」の基礎が出来上がります。
時代は昭和になり3年目、田端~赤羽間にも電車専用の高架線が開業し、複々線となります。「京浜線(=現在の京浜東北線)」は今まで桜木町駅(当時は横浜駅。このほかに仮駅として「高島町駅」が存在していた)から上野駅、ラッシュ時のみ田端まで延伸という形がとられていましたが、これにより「桜木町~赤羽間」という現在の京浜東北線の原型となる運行形態が開始します。
1年後の昭和4年、「尾久客車操車場(現在の尾久車両センターの原型)」が本格開業。と同時に、今回の話の主題である「尾久支線」が上野~日暮里~尾久~赤羽間で開業。今まで使用していた田端経由の列車線は貨物専用路線となります。この路線は現在の「東北貨物線・山手貨物線」の一部ルートと重なっており、湘南新宿ラインが定期で走行する区間となっています。これが今日まで引き継がれているのです。
つまり…湘南新宿ラインは貨物線を通っているんですよね。
…ざっくりめっちゃ簡単にまとめると、
尾久駅に大宮以北からの列車を収納する車庫を作ったから、そこを経由する路線を作ったお!んで大宮以北の列車は全部そっちを経由することにしたお!
って感じですかね…
このような過去があったことから、現在でも大宮以北を走る「上野東京ライン(湘南色の電車)」は尾久駅を経由する形態となったのです。
ちなみに日暮里駅はホームを設置する面積が無いため現在では停車していませんが、東北新幹線開業前はホームがあり、戦前は停車していたそうです。日暮里駅のホーム番号が一部欠番になっているのは東北本線のホームがあった名残なんだとか…。
つかれた。
ところで尾久「おく」駅、駅の周りの地名は「おぐ」なんですよね。小淵沢駅(こぶちざわ)と小淵沢町(こぶちさわ)みたいな感じだな…
この路線に関しては弊サイトライターの「とうほくらいん」さんが書かれておりますので、そちらのほうがわかりやすいかもしれません。語彙力無いの辛いよ。
👇尾久支線の記事はこちらから👇
とうほくらいんさんリンク許可ありがとうございます。
東北本線支線(赤羽~武蔵浦和~大宮)
現在の「埼京・川越線/りんかい線・相鉄線直通」が走る路線です。埼京線って一種の直通サービスだよな…。
この支線、すごく新しい路線なんですよね。開業はなんと1985年。しかも旧線という扱いではなく完全な新線。
これは通勤五方面が関係してきますが、当時今では想像できない混雑率を誇っていた東京通勤圏。東北方面の列車も例外ではなく、やはり混雑に悩まされていました。
そこで、混雑緩和を目的に「赤羽線」と呼ばれる池袋 – 板橋 – 十条 – 赤羽の4駅間との直通運転を開始する形で、1985年に開業しました。翌年1986年には新宿まで、1996年には恵比寿駅まで延伸。2002年に大崎まで延伸し、埼京線とりんかい線の相互直通運転を始めます。こうして今の埼京線が出来ました。実は埼京線よりもりんかい線のほうが早くできていたんですよね…
この支線、当初は埼玉県内(戸田公園 – 大宮)を地下路線として建設する予定でした。しかし、同じルートで東北新幹線の線路を敷設する予定だった国鉄に沿線民が猛反対。その見返りとして埼京線を地上に敷設することに。また、そこに爆音電車103系を投入したもんですから、とてつもない騒音に。新幹線の敷設に反対しなければこの路線の3/5ぐらいは地下として敷設されていたと思うと想像が膨らみます。武蔵浦和の埼京地下ホームから武蔵野高架ホームの乗り換え…ねぇ…。
元々は見返りを目的にした路線が今では通勤路線になっているもんですから、面白いですよね。
次ページからは東北地方の支線です。
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