東海道新幹線が地震で運転見合わせ、その時の車内は?

 こんにちは、京急好きです。今回はたまたま東海道新幹線に乗っている時に地震が発生し、緊急停車しました。その時から東京駅に着くまでの車内の状況を書いていきたいと思います。(自分が乗っていたのはのぞみ242号です)

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地震発生

 8月9日19:57神奈川県西部でM5.3,深さ10kmの地震が発生しました。JR東海の地震対策としてあった「地震防災システム」が作動し品川~静岡間の送電が停止され列車は停電し、非常ブレーキがかかりました。それとほぼ同時に緊急地震速報をスマホが受信し、一気に車内が騒がしくなりました。

 停電したあとに車掌から「停電中はトイレが使えない」との放送がありました。地震発生約2分後には送電が再開され、トイレの使用も可能になりました。
 また少なくとも乗っていた2号車はカーブに停車していたので結構傾斜していました。

カーブで停車中なので水が傾いている
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地震発生から30分後

 地震発生約30分後に「一度小田原駅まで運転をする」という放送が入ってきました。その後すぐに動き始め、8分後には小田原駅に到着しました。下の動画を見ればわかると思いますが、のぞみが小田原駅の退避線に入る珍しい光景が見れました。

地震発生から1時間

地震発生から約1時間、21時前に保線員が小田原駅に到着しました。保線員はどこかに電話しながら確認していました。
 その後「無事安全が確保でき、21時から順次運転再開予定」との放送がありました。無事乗っていた新幹線も21:02頃に運転を再開しました。

 運転再開したあとも徐行運転を行っていましたが、特に震源に近い区間は更に速度を落として運転していました。小田原発車時点では約90分ほど遅れていました。

新横浜到着前

 遅れたときのお約束としていつも通り東京駅までに渋滞ができていたので、最終的に小田原駅から新横浜駅まで1時間20分かかってしまいました。新横浜までは2回も止まり、放送では「座席でお待ち下さい」と言っていました。1回目は発車から約1時間が経った22:05頃、2回目は22:15分頃、最終的に新横浜には22:20分頃の到着、約2時間10分ほどの遅れとなりました。

新横浜手前の放送

新横浜発車~品川到着まで

 新横浜駅は2時間12分遅れで発車しました。また「この先も列車が詰まっているため、品川・東京駅手前でも停車し、更に遅れが拡大する」との放送がありました。品川・東京到着手前の自動放送では乗換案内が省略されたものが流れてきました。品川駅は2時間15分遅れの到着となりました。品川駅ではホーム上混雑のため、南口改札口へ行く階段・エスカレーターは使用停止していました。エレベーターに関しては使用を停止している放送はなかったのですが、車椅子やベビーカーの方など専用にしていたかもしれません。

品川到着前の自動放送
品川到着前の肉声放送

品川発車~東京到着

 品川駅は2時間18分遅れで発車しました。品川発車直後の自動放送は乗換案内がなかったのでだいぶ簡易的な放送になっていました。

品川発車直後の自動放送

 いつもよりも少し遅い速度で走行していましたが、新橋駅付近で停車してしまいました。今回はここからが長かったです。上り線も詰まっていたのですが、下り線も新横浜までみっちり詰まっていたので新橋付近で約15分ほど停車していました。その結果最終的に東京駅には約2時間36分遅れて到着となりました。
 2時間以上遅れて到着となったので特急券代は払い戻しとなりました。切符には通常は「出場」となるところが「遅払証」になっています。この「遅払証」が遅延証明となっているので無効印を押さずにこのまま出ていいと言われました。そのため払い戻しを実際にしたあとにもらいたい場合は無効印を押してもらうことになるでしょう。

最後に

 今回はたまたま地震が発生した時に新幹線に乗っていたので、このような記事を書くことができました。今回は設備に損傷がなく、すぐに運転再開できましたが、できなかった場合に備えてペットボトル1本くらいは備えておくと良いでしょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

京急好き
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