皆様おはこんばんにちは。すわ普電でございます。前回のN601の記事を読んでいただきありがとうございました。今回もN601、というよりかは211系6連編成(N600)に関するお話でございます。
さて、前回の記事でN601の運用範囲のお話をさせていただきました。記事を見てない方や忘れてしまった方のためにもう一度表示しておきます。
1.中央東線 高尾〜塩尻
2.篠ノ井線 塩尻〜塩尻
3.信越線 篠ノ井〜長野・長野総車セ
4.中央快速線 立川〜高尾
となっています。あらためて見ると運用路線こそ少ないですが運用距離的にはなかなか広範囲となっています。ですがこの範囲をすべて走り通しているかと言われればそんなことありません。いくつか例を挙げてみましょう。
下り:高尾発松本行や甲府行。大月始発小淵沢行や長野行。上諏訪始発長野行。
上り:長野市発松本行。松本始発大月行。小淵沢始発高尾行。甲府始発立川行。
と挙げていけばキリがございません…とまあ色々な運用についているわけですが、列番の種類も結構いろいろとあることはご存じでしょうか?前置きが長くなりましたが、今回は211系の前面左上に表示されている列番の種類について解説させていただきます!
※今回は6連貫通編成(N600)が充当される運用、運転区間のみ表記、解説します。
1.500番台(520M~)
運転区間:立川・豊田・高尾~甲府・小淵沢(東京都~山梨県直通運用)
中央東線の中ではこの列番を多く目にするかもしれません。高尾駅もしくは高尾以東の駅が始発で甲府、小淵沢が終着の運用に充てられる列番です。高尾発着の列車は6連での運用となっているためN600編成が充当される運用が多くなっています。最近ちらっと話題になっていた夜に運転される甲府発立川行、その折り返しである立川始発甲府行もN600の運用かつ500番台の列番となっています。(544M&547M)
運用にもよりますが終点の甲府で始発の松本行に乗り換えがしやすく、割とサクッと乗り継ぎが出来たりします。(なお、甲府始発松本行は基本3両なのでめっちゃ混む)
2.1400番台(1450M~)
運転区間:立川・高尾~大月(大月駅発着運用)
運用数は少ないがために朝と夜にしか見れませんでしたが、2024年改正で昼の高尾~大月の1往復がN300+N300の運用からN600の運用に変わったことで朝昼夜と見れるようになりました。この運用の面白いところとしては朝の7時台に立川始発、8時台豊田始発が設定されていることです。立川始発の場合は一度豊田車セから立川へ送り込む回送が設定されております。(なお、幕は基本的に普通幕のことが多い…)2024年度改正で大月発着の中央東線普通列車と中央快速線の大月乗り入れが増えたことにより211系による高尾~大月の運用がなくなるんじゃないかと言われてもいましたが、大月駅のキャパ的にちょいと厳しいのと12両じゃ輸送力過多になることを考えるとこういった大月ローカルのような運用も必要だとすわ普電的には良いかなと思います。(笑)
3.400番台(420M~)
運転区間:豊田(始発のみ)・八王子(始発のみ)・高尾・大月・塩山(終着のみ)~松本・長野(終着のみ) (東京都、山梨県↔長野県発着の直通運用)
すわ普電一押しの運用なのとよく使う列番なので詳しく解説します。(笑)なんといってもこの運用の特徴は中央東線で唯一の長距離運用であることです。この400番台の列番は甲府以東の駅始発で長野県まで走る運用に充てられますがN600の場合は甲府以東のみ設定となっています。(N300単行で上諏訪始発甲府行があり、列番は420Mですが今回は割愛…)N600の松本行と長野行はほとんどが高尾始発でしたが現在は早朝の1本(427M)のみとなり、13時台の松本行(439M)14時台の長野行(441M)は大月発着となってしまいました。また昼前に設定されていた松本行(437M)は甲府始発に短縮されてN300+N300の運用となってしまいました。また、朝と夕方に八王子始発の松本行(429M,445M)と夜に豊田始発松本行(447M)と大月始発松本行(449M)が設定されています。
一方の上りなのですが高尾行が3本(422M,428M,432M)塩山行が1本(424M)大月行が2本(436M,442M)が設定されています。上りの設定は少ないのがちょっと残念なとこ…あと塩山行は早く大月行にしr
4.300番台(320M~)
運転区間:大月・塩山~甲府・小淵沢
500番台とは逆にこの運用はN300単行、もしくはN300+N300での運転が多いですが、N600での運用もそこそこあります。ただし、N300でみられる韮崎行の設定はありません。基本的には大月もしくは塩山と甲府を往復する運用が多く、塩山~甲府は塩山ローカルと言われてるとか言われてないとか。夜には大月始発小淵沢行(365M)が設定されており、終点の小淵沢では最終の松本行(1557M)に乗り継げるというまさに鈍行列車で旅する人にとっては神とも言える運用にN600が充当されております。(ちなみに大月までは通勤快速で大月まで行けば乗り継げます。休日の場合は快速なのでご注意を)上りの場合でも小淵沢始発大月行や甲府始発大月行をお昼の時間帯に見られるようになりました。
あとこれは完全に余談ですが334Mの運用もN600での運用です。(なんでや!阪神関係ないやろ!
)
5.1500番台(1520M~)
運転区間:松本→上諏訪→長野
1500番台は小淵沢・茅野・上諏訪を始発とし松本、長野へ向かう列車に充てられる列番です。ほとんどがN300での運用ですが上下一本ずつN600が充当される運用があります。この列車もよく乗るのと上諏訪発着の運用なので詳しく解説させていただきます。松本始発上諏訪行(1538M)は先述した大月始発松本行(439M)の折り返し運用。ちょうど帰宅時間帯に運転される上諏訪ローカル(すわ普電が勝手に呼称)の一本目です。上諏訪ローカルは基本的にN300の単行運用となっており、上諏訪到着後隣の留置線に入ります。ですがこの1538Mだけは折り返して上諏訪始発長野行(1545M)となります。
1545Mもまた帰宅時間ドンピシャの時間に走る普通列車で上諏訪の時点で席は埋まってしまいます。そんでこの1545Mのすごいところは一度も通過待ち等の長時間停車がないことです。あずさもしなのも通過待ちをしませんので上諏訪~松本や明科、聖高原、篠ノ井、長野までこの1545Mが先に到着するようになっています。
6.1200番台(1220M~)
運転区間:松本~長野
1200番台は篠ノ井線普通列車に使われる列番です。この運用も基本はN300の単行かE127系での運転がほとんどですが、朝に下り一本、夜に上り一本ずつN600の運用が設定されています。それでは解説いっきまーす!
1221Mは松本→長野の初電となります。2023年度のダイ改時点ではE127系の2+2+2のブツ6の運用でしたが2024年度ダイ改においてN600の運転となりました。朝の長野行快速列車が消滅したことにより長野総セに入庫する運用が一本減ったことでその代わりなのかなって思っていますがぶっちゃけどうなのか分かりませぬ。
1240Mは先述した1545Mの折り返し運用です。今まで1545Mは長野到着後に長野総セに入庫していたのですが、24年度のダイ改でこれまたE127系ブツ6からN600の運転となりました。(E127の時は1238M)地味に211系の篠ノ井線上りの松本行ってこの1240Mと後述する2530Mしかないのでちょっとレア的存在だと思います。
7.2500番台(2530M)
運転区間:長野→松本(快速運転)
N600唯一の快速運用です。廃止された長野行快速と違い、毎日運転の快速列車です。もとはE257系による運転でしたが、2019年度のダイヤ改正でN600での運転となりました。通過駅は安茂里、今井、姨捨、冠着の4駅のみですが、快速幕を掲げて走る211系はとてもかっこよく、駅によっては高速で通過するので昔の快速アクティーを彷彿とさせる走りを堪能できます。松本駅到着後は松本総合車両センターに入庫…とおもいきや、松本駅に40分ほど停車し、普通高尾行(432M)として走ります。実質長野発高尾行の列車というわけです。記事が出たころには18きっぷのシーズンに入ってると思うので乗り鉄の方や「長野から高尾まで乗り換えなしで行きたい!」って人にはおすすめです。ただし、長野駅出発は6時54分なのでお気を付けを。
運転区間:塩尻→長野(快速運転)
2019年3月のダイヤ改正までは189系N102編成で運転される「おはようライナー」でしたが、N102編成の引退を機に211系N600編成での運転に変更されました。停車駅はほぼ変わらずだったのでたくさんの駅を通過しており、その走る姿はまさに通勤快速を思い返させるような走りでした。しかし2024年度のダイヤ改正で特急信州によって置き換えられてしまい、N600での運転は4年ほどで終わってしまいました。快速を掲げて走る片側日焼けのN601はとてもかっこよかったので復活してクレメンスっていつも思ってます。
さて、ざっくりと紹介しましたがいかがだったでしょうか?普段撮る211系も列番があると、あっ、これ松本行だったかとか、これは代走の時に撮ったやつだなみたいな感じで振り替えやすくなると思います。ただ211系の列番表示のLEDってそこまでss上げれないのがネックです… 今回も記事を読んでいただき、ありがとうございました!それと、良いお年を!この記事を書いた人
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皆様おはこんばんにちは。すわ普電と申します。
信州が大好きすぎて就職を機に諏訪に引っ越してきた鉄オタでございます。
長ナノ211系(特にN601)を筆頭に信州の鉄道を撮っております。信州の鉄道の魅力について語れたらと思っております。
最後に一言 N601しか勝たん
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