【もう40歳!】長野211系と運用表を見てみる。その① N600編

こんばんは。鶴川です。
なんか気が付いたら今年も半年経っちゃいましたね。早すぎてまだやり残してることが全部できない気がする…。笑
ってかもう夏休みですって。夏休み皆さん何しますか?あっ鶴川は何するんだって?部活ですよ^^
みなさんよい夏休みを過ごしてくださいね。

さて、そんな夏休みが近づいてきた…いやもう夏休みだって?ちょっとお前こっちこいしばく

まぁいいや話戻しましょう…。夏休みということで、今回は涼しげな色をしている長野211系を見ていきたいと思います。えっ東西線でもいいじゃんだって?えっ?うるさいですよ?
支線は気が向いたらやります。あれ作るの結構労力いるんですよ…。

ってわけで今回は長野211系について見てみます。最後まで読んでいただけると嬉しいです^_^

前回の211系静岡の記事はこちらから!!

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長野211系ってなんですか?

まぁ皆さん長野211系は知っていると思いますが、沿線民目線で改めてご紹介しようと思います。

長野211系には5種類…いや、6種類が存在します。厳密にはもっといるだろって?あなたもしかして沿線民ですか?
というわけでわかりやすいようにまとめてみましょう。今回は6両固定編成、N600の紹介です。
紹介の前によく皆さんがする質問にくっっそ簡単に答えておきますね。ちゃんと後で解説します。

①ボックスシートはどうすれば確実に当たりますか。
───そんなの前日から運用を見ておいてください。
②6連にあの原型のフカフカモケット編成はいますか?
───ないです。あれ3連だけです。
③いつ引退するんですか?
───うるせぇよしらねぇよ
④置き換えなんだと思う?
───うるせぇよ^_^
⑤半自動ドアボタンの更新って何ですか?
───それも解説するから待ってて

はい、まじめにやりましょう。

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N600編成の紹介!

211系のN600編成にはボックスシートである「0番台」とロングシートである「2000番台」がいます。ということで、ここでは一つ目の質問に答えていきましょう!

①ボックスシートはどうすれば確実に当たりますか。

答:運用表を見てください。

長野の211系6連は昨年度までの静岡のよう(5600番台SS用行路と5000番台LL用行路)にボックス・ロングの運用が分かれていないんですよね。それが原因で朝ラッシュにボックス突っ込まれたり長野行にロングが突っ込まれたりしてるわけなんですが…。3両編成は本当にざっくりですが「優先」という形で少しだけ分かれているような感じです。
とりあえず運用表公開しますね…。今回は6連だけです。

行路はA30台行路。
14配置13運用で運用中。基本的に予備→前半行路(A31→A35行路)→長野入庫→後半行路(A35→A43行路)→予備…の順で流れていきますが、稀にA43→A35後半という事例や予備→A35後半という事例などが存在します。

これに中央本線沿線民の目撃情報などを合わせれば明日乗りたい車両はボックスなのか、ロングなのかということがわかると思います。
先述した通り、行路はわかれていませんので、長野行や立川行にロングが順当されることがわかったら諦めてください

②6連にあの原型のフカフカモケット編成はいますか?

答:あれN300の一部だけです。諦めてください。

さて、これもよく聞かれるあのモケットの差。モケットを紹介しつつ、ここでは各編成についてグループ分けをしながらざっくりとご紹介しますね。
まずはモケットから。

もうほぼ消えてしまったJR東海の211系のモケットに似ていますよね。
座面がこのように横の線になっている座席はとっても柔らかいシートです。がちで。
製造当初のモケットとすごく似ていますが、登場時は赤色だったため、登場時とは違うモケットらしいです。どうもほとんどの編成は座面交換、余剰車はモケットのみの交換、ということが2007年の高崎で行われていたらしいですが、余剰車ではないのにモケットのみの交換となってしまった編成がいるようでして、現在もこれをそのまま使っているようです。
さて、このタイプを搭載しているのは3両編成の一部編成のみ。6両編成は座面交換となっているため、モケットのみの交換となったこのタイプは存在しません。

同じ0番台でも名古屋のK51・K52はモケットのみの交換だったため、フカフカだったようですね…。そもそも交換したのか?
座席の話を少ししたところで、各編成の紹介へと参ります!

国鉄1次車(N601~N605・ボックス)

N603編成。JRマークがずれているのが特徴的

国鉄時代の211系ファミリーの中で一番最初に製造されたグループ。211系には全部で国鉄・JR東日本の8グループ、国鉄・JR東海の6グループ、JR西日本のゆめじ用のグループ、あわせて15グループが存在します。いやもっといるのか…?
ちなみにゆめじは元々全車213系の予定でしたが、鋼製車体に1Mはやはり出力不足だろ!ということで急遽2Mの211系として製造されることになったようです。静岡の6000番台に似た何かを感じる。

今回紹介する1次車は211系の基礎…と言いたいのですが、今後製造される編成は全て2次車が基本となります。といっても1次車と2次車の違いって屋根上の無線アンテナの形が違うだけなんですけどね。とは言えども211系オタクとしてはここの違いは外せない。というわけで別でご紹介します。

1次車はN601からN605の5編成が該当。このグループは列車無線アンテナに丸い台座があるのが特徴的。当初は列車無線アンテナが準備工事のみだったため、このような台座が設置されていました。
この台座はKATO製211系0番台のNゲージ(特別企画品・国鉄仕様)のN1編成(後のN601編成)でしっかりと再現されています。さすがKATO。

めっちゃ簡単な特徴…うーん…。このグループは全部が特徴的なんですよね…。2000はそこまで特徴に差異がないので代表して紹介などができるんですが…。

  • がっつり日焼け編成…N601
  • ちょっとだけ日焼け編成…N602・N604
  • 高尾方先頭車前面JRマークが左寄り…N603
  • 高尾方先頭車前面JRマークが右寄り…N605

ってとこですかね。N602編成とN604編成はぱっと見見分けがつかない…。なんとなくはわかるんですけど「どっち」という風に表すことが難しいんですよね。その…誤差みたいな感じなんですよね…。


追記:フォロワーさんいわく、N602は「足元に注意」のドアステッカーが無いらしいです。ほげー…
というわけで確認してみました。

上がN602、下がN613。確かにN602は左側扉に正方形のステッカーがありませんね…。(わかりにくい)
これどうも普通電車用車両でくっついていないのはJR東日本管内でN602だけだ!なんて話も聞くので、なにかあったんでしょうか…。
田町時代から外されていたようですね。

国鉄2次車(N606・ボックス)

さて、東海道組(0番台・2000番台)は各1編成ずつしかいない国鉄2次車の紹介です!このグループはN606編成のみが該当。先述したように、屋根上列車無線アンテナに台座が無いことが特徴的です。この編成の登場時にはすでに列車無線アンテナが使われていたってことなんですかね?
1次車との違いはそれだけです。車内とかに変更点は特になさそうです。

JR東日本2次車(N607・ロング)

よく国鉄製造車と間違えられるN607編成。JR製造なのにライトケースが国鉄のもの…。そりゃ間違えられても仕方ないですよね…。
この編成は例に漏れず日車製造です。ライトボックスが国鉄型のJR製造車は日車製造しかないので、まぁそういうことですよね…(どういうこと)

外見の特徴は本当にこれだけです。あとはいたって普通のJR製造車。車内はJR製造車のそれ。製造当初からATS-Pの搭載準備工事をしているということが特筆すべき点ですかね?

JR東日本3次車(N608~N613・ロング)

今のアイコンの写真のグループですね…560Mなんて懐かしいな…笑
あれからもう4か月なんですね…

JR東日本3次車の紹介です!
2次車からモハの主電動機点検蓋…つまり台車の上の点検蓋を省略したグループです。
長野211系6両編成では一番多いグループ。各編成を見分ける方法はN613の線路モニタリング装置以外ありません。うーん…

塗装のハゲをじっくり観察して覚えるぐらいしかないんですよね…

JR東日本4次車(N614編成・ロング)

多分一番沼なのはJR東日本4次車だと思います。このグループ、今までのグループと違い、車体にまで手が加えられています。具体的な変更点は…

  • 先頭車貫通扉上部・前面屋根部に雨樋を設置
  • つり革をすべて三角形へ変更
  • 列番表示器をマグサインへ変更(その影響で他のグループに比べて列番表示器が細長い)

などですかね…。
貫通扉の窓の大きさなどは従来から変わらず。車内はつり革を除き3次車と同一です。

…と、ここまでざっくり6両編成の車両について解説してきたわけですが、この車両は元々温暖な東海道線へ投入されたため、寒冷地装備なんてものは持っていませんでした。寒冷地に対応したのは3両編成の1000番台・3000番台です。
そのため、長野転属時にスノープロウの設置や半自動ドアの設置が行われたのはまぁまぁ有名な話…。

この車両たちは座面ごと変えられたため、原型モケットが残る編成は存在しません。

③いつ置き換えるの?④置き換えは何が来るの?

答:うるせぇ黙れ!と言いたいんですけど…。

実は211系、一部の編成は再来年40年を迎えるんですよね。豊田の115系が40年でオンボロなんて言われて引退していたので、そろそろ置き換えが視野に入るころになってきました。
今年度のJR東日本の製造予定はE235系1000番台(今年度で増備完了?)とE8系(山形の🍆)だけらしいので、置き換えは仙石線用の車両の次、来年度以降になると思われます。流石に仙石線より先に引退はないだろう…。
そもそも巷では来年度は大規模転属劇が開始されるーなんて話もありますので、どうなることやら?

というわけで、ここからは「完全な予測」ですが、簡単にいつ置き換わるのか、どんなスペックが必要なのかということを超絶簡単にまとめていきます。あくまで予測ですので、外れた際の文句は受け付けません。ご了承願います。

置き換えはいつ?

さて、置き換えはいつか…という話の前に、今現在JR東日本管内で置き換え対象になっていると思われるが新車の案が公式からまだ出ていない直流電車をまとめてみましょう。

  • 南武支線205系ワ4
  • 仙石線用205系
  • 長野所属211系
  • 高崎所属211系
  • 房総半島209系

ここらへんでしょうか…。
南武支線205系はまだまだ使えそうな雰囲気を出しているので大丈夫そうですが、巷ではHIBARIで置き換えるとかなんとか…。試験車を営業に回せるのかという疑問はありますが。
ってかE127での置き換えが個人的には意外でした。加速度が違うことでダイヤが乱れて大騒ぎなんて言うのも懐かしいです。

この中で経年劣化や走行距離などの観点から置き換えられそうな順に並べ替えていくと、仙石→長野=高崎→房総って感じなんですよね。
ですが房総の209系、設計時のコンセプトは「コスト半分、寿命半分。」なんて言われるぐらいですしどうなることやら…。
追記:仙石ついに新車出ましたね。完全非貫通のE131…。

先述のように、仙石線が先に置き換わると予測し、来年度の夏ごろに登場と考えた場合、野や高崎は冬頃、もしくは26年春頃と考えるのが自然ではないでしょうか。ってかそれぐらいは持ってほしい。
まぁ延命工事を3両編成にはしているのでしばらくは残ってくれそうですね…。

求められるスペックは?どんな車両に置き換わる?

長野地区・甲府地区をはじめとした中央本線エリアを受け持つ車両では、東は立川、西は中津川、南は飯田、北は長野という広大な運用範囲を受け持つことから、各路線にあった車両を見つけないといけません。
ですが、N600編成は運用範囲が「立川~甲府~松本~長野」のみ(稀に大糸線に臨時で入線)であり、「先頭車が付随車、中間車が電動車」という構成のため、置き換えが容易にできるグループだと思われます。

また、延命工事を施工されずに出てきていることから様々な鉄道ファンが置き換えについて考察をこの頃しているようですが、どのようなスペックが必要か、また、どのような形式が置き換えるのかということを少し見ていこうと思います。今後の予測のお役に立てていただければ幸いです。

スペック

長野地区・甲府地区。それは、夏は暑く冬は寒いという日本の悪いとこばっかりを詰め込んだような気候をしている地方。まぁ「フランスとかと一緒な気候ー」なんていわれることもありますしそこは大目に見ましょう…。

そんなこの地区ですが、冷暖房を効率よく使用するために「半自動ドア」という対策がとられています。具体的な区間は、中央本線の相模湖から信越本線の長野まで…。つまり、相模湖より西側の全ての運用範囲です。諏訪湖の花火大会時など例外はありますが、基本的にラッシュ時、始発駅など、どのような場面でも半自動ドアが使用されます。ドアの前でお客さんがいつ開くかずっと待っている…なんていう光景もたまに目にします。そういうお客さんは大概すぐ気が付いてくれるのでいいですが…。
また、高尾駅より東側、立川駅まではホームドアが設置される予定です。そのため、ホームドアに対応した車両…つまり、4ドア車の配属が必要と思われます。また、通勤路線・郊外路線の両方の面を持つ中央本線に対応するため、車内にロングシートとボックスシート両方を設置することが必要なのでは?と考えています。これはあくまで「長野だけに配属された場合」の話ですので、115系のころのように豊田に配属された場合はまた別の話になります。

個人的にはE131系600番台のようなイメージの車両がスペックとしては一番いいのでは感がありますが、どうなることやら…。
スペックなどは長くなってしまうため、いつか別記事としてまとめ上げたいですね。

どんな車両がいい?

というわけで、ここからはどのような車両が置き換えに来るのかということを予想してみましょう!今回は6両編成だけです。

①E233系青編成と共通運用

可能性:5%

ふりとれ編集部内でも上がっていた「E233系青編成を本線、211系を青梅線へ!」案。正直これは無しかなぁ…。というのが個人的な見解です。
青梅線・五日市線の混雑を3ドアボックスがさばけるのか、中央本線初狩以西にトイレ無し車両を定期で入れるのか、自動放送などはどうするのか、行路はどうするのか…。などと考えていくと、ほぼほぼ不可能な気がします。
万が一E233系が故障した場合に211系が代走、青400/P500と連結なんて言ったらそれこそお笑いですし…。

②各線区で余ったE233系分割車

可能性:50

まぁ、たぶん彼らのことですよね。トタH49・京葉分割・ナハN36で置き換える、なんていう話を聞きますが、青600・211共通運用の際にも話した「トイレが無い」という点のほか、H49編成以外は半自動ドアボタンを設置しないといけません
N36編成、実は半自動ドアボタンの回路を切っているため、半自動ドアボタンが使用できないようです。うーん…。
また、余剰の本数が14本に満たないことからこの計画はボツかと、と思いましたが、どうもJR東日本は過去に「中間車を廃車にした転属もありかも」的なことを言及していたようでして、京浜東北などの中間を抜いて…とやった場合は確保ができるかもしれません。結構これ可能性高いかも…?

追記:幕張に転属するんですって?え??????

③E231系1000番台短縮説

可能性:10%

数年前まで言われていたこの案。今では全然話題に出ることすらなくなってきました。E231系1000番台よりも先に211系が置き換えられるというのは結構当たり前のような形になりつつあり、E231系1000番台の代わりの車両がまだ誰も思いつかないそんなに早く両方を置き換えることは厳しいという点から最近ではこの案はボツとなっています。長野色のE231系ちょっと見てみたかった。

④E131系6両or3+3説

可能性:50%

素材これしかなかった

さて、各地方に投入されているE131系での置き換え。これは正直ありなのでは?と思います。E131系のモーターの組み合わせ的に5両が最大、という話を聞きましたが、相模線のような組成を変えてけばワンチャン行けるのでは?と思ったり…
E131に置き換わる時のデメリットが見つからないんですよね、意外とこれはありなのでは?と思います。
そんなことよりもJRの新車は椅子を柔らかくしてくれがち。E電のボックスなんか固くないですか?

⑤山手線余剰E235系で置き換え説

可能性:1%

絶対、という言葉は予測の時に使えませんが…。これはほぼ確実に無いですがちで。中途半端な置き換えになる上に登場から10年がたったE235系。これ以上他線区に投入というのも考えずらいですし、山手線の増発または首都圏の他線区に回される…のどちらかではないでしょうか?中途半端に置き換えて先頭車新造というのもなんか馬鹿らしいですし。
ナノレンジ見てみたいけどさぁ…なんか名前が理科とかに出てきそうですよね(?)

というわけで、ここまでどのような車両が置き換えに適しているのかということを見てきました。このほかにもE133系製造説などいろいろありますが、どうなることやら。

⑤半自動ドアボタンの更新って何ですか?

答:上の2枚の画像をよーく見てみよう!

というわけで先ほども使った画像です。画像の使いまわしやめろって言われそうですが使います、ごめんなさい。
さて、この2枚の画像の「ドア右横」を見てほしいです。1枚目の画像は輝く黄色に対し、2枚目の画像はくすんだ黄色をしているのがわかると思います。これはドアボタンの新旧の違いであり、1枚目が新型の「NKK製ボタン」、2枚目が旧型の「EAO製ボタン」です。
1枚目のNKKはE235系1000番台・E131系各番台・相鉄20000系などに使われています。房総半島や横須賀線沿線は見たことがあるのではないでしょうか?
2枚目のEAOは長野では経年劣化などで取り換えが進み、現在搭載している編成は消滅しています。他形式ですとEAOはE233系0番台・E233系3000番台などで使用されています。結構前からJR東日本は目立つドアボタンとしてこの2種類を並行して使ってきたようですが、そろそろNKK統一になるんでしょうか?

まとめ

さて、長々と211系長野車6連のことについて話してきました。今年の諏訪湖花火大会臨時列車は南武線車両の貸し出しが無いそうですね。なんだか少し残念。211系の定期運用をくっつけたような運用が多く存在するので、今年はうまく運用をするようですね。ちゃんとさばけるといいけど。
いよいよ置き換えが視野に入ってきた211系長野車。彼らの運命はどうなるんでしょうか。新車も211系や115系が作ってきた伝統的な文化を継承し、新たな中央本線の顔として走ってくれることを切に祈りながら、今回の記事の締めとします。最後までご覧いただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

鶴川
#中央本線が好きだ

コメント  ご意見やご感想等お気軽にどうぞ。

  1. 東急9000系 より:

    E231系1000番台は付属編成を活用すれば短縮必要ないと思う

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