ぴんぽんぱんぽーん
このブログは、過去3回にわたって紹介してきた、T71編成の転属考察の訂正箇所などを踏まえたブログです
過去の考察はこちらよりご覧ください。
第1回考察 机上データを読み解く
第2回考察 実地調査と車両特性から紐解く
第3回考察 これまでの調査と新規データを下に結論を導く!
崩されたT40転属説で膝から崩れました
どうもゴハチさんです。
はい、泣きたいです。泣いてもいいっすか?
皆様ご存じの通り、先日T40編成が東京総合車両センターより出場しました(え?ご存じない?じゃあ今知ったね)。
そこでびっくり。なんとこいつ、4号車にトイレをこさえて出てきやがりました。
2月に調査した段階においては、ホーム検知装置が他編成と違う場所に設置されている点や、その機器配置が京葉線向け編成と似通っていることなどから、一貫して「T40編成は京葉線に転属するもの」という考察を続けていました。
しかしどうでしょう。当のT40編成はトイレをこさえて東京総合車両センターを出場し、ほぼ中央線に居残ることが確定になってしまいました。
コロナでのリモートワーク増加を受けて、本数が減らされた結果、2両×58編成分製造予定だったグリーン車が、一部報道で57編成に減らされていました。
この影響で、2月当初トイレのついていなかった以下の編成
- T40
- H49
- T71
この3本はそろって他路線に転属するものという風に考えていました
そして、それらがどのように転配され、どのように動くのかを調査。考察してきましたが、あくまでこの考察には、「先述した3本すべてが転属する」という前提条件的なものがありました。要は3本柱です。
その柱のうち1本が崩れたため、再び泣く泣く調査に行くことになりました。(ちなみに、下が調査当時のツイート)
なーにが「転属確定だぁ」だよ!当時のジブン
余談:2月のT40編成調査直後の話…
これは完全に本筋と関係のない余談なのですが、実は2月の調査中にどうやらインフルエンザをもらったらしく、5日後に予定していた大阪遠征の計画がすべて音を立てて崩れました。
ホテル・新幹線などもすべて手配した段階でのインフルだったのですが、手数料だけでがっぽり5000円くらい取られました。あの時泣きながらも記事を生み出した自分は何だったんだ…(´;ω;`)
そして、療養中に動画編集をしていたのですが、その際に使用していたHDDが物理損傷し、修復不能になり、写真や動画はもちろん、出力待ちの段階までもっていったYouTube向けの動画データまでも消えました
本当に泣きたい。
T71、さらなる変更が加わる
そしてこの記事を書き始めた途中で、予想もしていなかった情報が耳に入ってきました。
T71が準備工事をすっ飛ばしてホームドア関連の装置に対応したとの情報が耳に入ってきたのです
あくまでSNS情報なので、まだ確定したわけではないですが、もし仮にこの話が本当なのであれば、当初から噂されていた「京葉線転属説」が消滅となる可能性があります。
以前の実地調査において、T71編成にはホームドア連動装置を取り付けられる箇所が存在するということをお話しましたが、いよいよ実際にこの赤丸の空間内に、他編成同様の機械が取り付けられたことになります
これが何を意味するのか、ということについて少しブログメンバーのDiscordで話し合いをしていました(こんなコアな話が許されるFreedomさ、ついていけてないメンバーを複数名観測しましたw)
そこで出た仮説としては3つほどあり
- 埼京線に転属して、ワンマン対応工事の予備&羽田空港アクセス線の増運用に対応する
- 京葉線に転属し、ケヨ34を置き換えつつホームドアに対応する
- 青梅線内の11・13・15の10両編成での運用に対応する
このいずれかになる可能性が高いと踏んでおります
と、話に入るその前に、もう一つの「アイツ」も、最近どうやら挙動不審を見せているらしく、それについてもまとめてみます
2024/9/6 H49編成 唐突に運用離脱&ドアステッカー撤去
お前もか( ゚Д゚)
はい、この記事を書いている日の午前、東京から下ってきたH49が豊田で打ち切り、そのまま運用離脱になったとの情報が入ってきました(どれだけ前の情報?)
現状、E233系0番台の中で唯一ホーム検知装置がついていない当編成ですが、想定よりも早めに運用を離脱しました
さらにさらに、9月12日にはドアステッカーまで撤去されるという始末。
当初からH49編成は検査期限が迫っていたため、それ関連の運用離脱である説も存在します。
というか、もともとこいつにトイレが付くもんだとばっかり思っていましたが、ここにきて番狂わせ、大横転です。
んで、これだけならともかく、まーた別のE233も挙動不審らしいです
ナハN36(モト青670)、帯を貼り替える
なんで( ᐛ )?
どうやら南武線では異色の編成である、ナハN36についても、帯の色が若干変わったという話が上がってきました
こちらについても、後日調査を実施します
さてさて、こいつらが今後どのように動くのかについて、少し考えながらやっていきましょう
T71の転用先について、一旦考える
まぁまず実地調査に入る前に、T71編成の転用先に関する各仮説について考えていきましょう
埼京線転用説
前回の考察の際に、結論として語ったのがこの埼京線転用説ですが、よくよく考えれば床下機器が似通っている京浜東北線で大量に余剰が発生しているので、そっちから持ってきた方が効率がいいです
まぁそもそも、京浜東北線の予備が7本とかいう馬鹿げた運用になっているのも面白いですが、どうせT71が転属するのであれば、その余った京浜東北線から持ってきた方が、改造メニューも少なく済みますし、よっぽど経済的です
ワンマン化対応工事に関しても、ほかの7000番台と仕様を合わせられるので、保守的な都合からもこちらの方がよいでしょう。
となると、この埼京線転用説はほぼ「ありえない」と言っても過言ではないでしょう。
京葉線転用説
あれ?京葉線ってホームドアないんじゃなかったっけ?と思ったあなた
実は、「ホームドア整備加速に関する協議会」の報告資料にて、京葉線にもホームドアを設置することが決まっていること、2031年までに整備する方針であることが発表されました
京葉線全体が、減便傾向にある現状で、ケヨ34の今後についても「1運用減らして廃車にする」とする説があるため、そういった面では怪しいですが、通勤快速を廃止して大批判を浴びている京葉線の現状を見ていると、もしかしたら可能性あるのでは…?と感じ始めました
ちなみにこの説、こつあず鉄道チャンネル氏や土人2号(後述)と話している最中に出てきた説なのですが、想像以上にピースがハマって怖かったですw
詳細は後述しましょう
青梅線残存説
豊田区の青編成が担当する11・13・15の各運用は、現状10両固定で終日運用に入っていますが、今後青梅・五日市線のワンマン化を実施するにあたり、車両不足になる懸念があります。
また、先述した「ホームドア整備加速に関する協議会」にて、211系の置き換えに関する情報が公開されていたことなどから、朝方にのみ運行される15運行を終日運行に変更し、青梅線内ピストンの増強することで、これまで高尾で分離していた運行形態を、大月で分離するのではないか、という説を立てています
但し、この場合T71編成1本だけが10連固定となると、かなり扱いにくい編成になる可能性があるため、他所から3~4本豊田区に転属させて、11/13/15運行専用の編成を設定する必要があるように感じますがどうでしょうか…?
仮説:青編成の分割と一部10連化
…と、ここで考えたのが、五日市線ワンマン化に向けた4連の増強と、T71編成のつながりに関する説です
将来的に、不採算(とはいえまだ鉄道で賄えるレベルですが…)路線である五日市線でもワンマン運行を開始することが公表されており、その際には取り扱いのしやすい4両編成が中心のダイヤになることが予想されます。
さらに、今後ワンマン化施工工事を実施するにあたっては、予備車の確保も必要になります
そこで、現状6両となっている青編成の一部を4連にし、余ったモハユニット2両に追加でサハを2両新造して10連を組成する説です
現状、6連の運用は、五日市線と青梅線内10連での運用のみなので、今後の系統分離などで、変わることも十分あり得ると思います
ホームドア関連資料を読み解こう
さて、改めてJR東日本を含めた東京都市圏鉄道各社から公表された、ホームドア整備に関するPDFを読み解いていきましょう
京葉線のホームドア整備と、ワンマン化に関する計画
JR東日本では、2031年までをめどに、東京都市圏の244駅758番線にホームドアを設置することが、前もって発表されていました
当然、これらのうちには京葉線の蘇我を含む全駅も含まれているため、E233系5000番台にも、将来的にホームドア連動装置が設置されることが考えられます。
さらに、京葉線では都市型ワンマン化の実施も視野に入っているため、将来的にはこれらに対応した装置の設置工事も実施する予定になっています
しかし、現在京葉線向けの編成には、ホームドア関連の装置はついておらず、徐々に設置を行う計画になっていると思います
参考程度に、E233系1000番台全83編成のFD(ホームドア)工事を実施した際には、2015年6月から2016年12月の1年6か月かかって対応工事を実施しました
京葉線では、E233系が24本運用に入っているため、大体計算したところ、早ければ5か月ちょっとで終わることが判明しました(早すぎる)。
で、ここで問題になるのが「ワンマン化対応工事を実施するのか否か」という点
もしも仮にワンマン化工事を同時並行で実施した場合、当然ながら予備の車両が必要になります。そのために、京葉線では運用減を含めたダイヤ改正を実施していたと思いますが、結果的に元に戻る形になりました
この際、予備車の確保が問題になると思いますが、その予備車としてT71編成が抜擢されるという説もあります
ですが、京葉線自体、数年にわたる細かい減便措置を実施し続けた結果、予備車の数がそこそこあるため、ワンマン化の予備車自体は今ある本数で十分ですし、ワンマン化が終われば、そのまま34を置き換えてしまえば良いように感じます
調査前の段階なので、何とも言えませんが、もしかしたら度重なる運用減少で、209系を置き換える手筈になるのかもしれません。それであれば、わざわざT71を持ってくる必要性も薄れてくるように感じます
全ては2026年のケヨ34の検査周期のタイミングでわかるのかもしれません
触れられた211系の「置き換え」
当資料内では、「扉の数が違う車両が混在する路線において、ホームドアに対応することが難しく、新車を投入する」ということが触れられていました
その例として取られたのが、中央本線を走る211系の立川~高尾の乗り入れの運用。
実際問題、211系の一部編成には延命措置を実施したようですが、6両編成には実施していないとのことです。
そこで、噂で出てきているのが6両編成が主体である立川・八王子乗り入れに使用される列車を「E233系を変更して、大月で系統を分離する」という説
しかし、我らがFreedomTrainには山梨が誇る土人(要出典)が約二名存在しているので、彼らに聞けばなにかしらわかるかもしれません。ってことで下の2人に尋問聞いてみようと思います
というわけで大月分離はかなり厳しい面がありそうです
2面3線で系統分離自体は土浦での事例がありますが、あっちの場合はそのまま引き上げ線に引き上げることが可能なので、根本的に構造が違います
まぁあと思いつくものでいえば新白河方式。これは中線の真ん中に車止めを置き、H編成を高尾で切り離したうえで大月で分離するというものですが
- 分割併合にかかる人手代が高い
- 甲府方面の普通列車が、新白河方式にすると3両までしか入らない
- 河口湖行きが本線を堂々と塞ぎ、その間に特急や貨物が通れない
- そもそも高尾で切り離す側の4両が大月方についているので、高尾で長時間停車が必要になる
- それなら対面接続させた方が手っ取り早い
以上の理由から、大月分離は難しいように感じました
土人のお二方、どうもありがとうございましたってかりょーは毎度言ってるけどさっさとプロフ書け記事書け
まぁこうなると、無難に新型車両を投入する説が濃厚になってきますが、果たしてどうなるのやら…
オマケ:グリーン車の資料を読み解こう
https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240910_ho02.pdfさて、改めてT71が投入されるきっかけとなった中央線向け普通列車グリーン車の資料を見てみましょう
実は、青編成を使用して、高尾~大月間をピストン運行するという噂があるのですが、断言します。
「絶対にありません」
これは個人の考えというわけではなく、公式の資料にしっかりと記載されています
別紙1に記載されている「グリーン車の運行区間および列車」の項目についてみてみると
- 中央線快速(東京~大月間):E233 系電車(オレンジ帯の電車)で運行する全ての列車
- 青 梅 線(立川~青梅間) :中央線快速(東京方面)と直通運転を行う全ての列車
そう。要するに東京~大月間を走行するE233系を使用する電車には、すべての電車にグリーン車が設置されるため、グリーン車を組み込んでいない青編成は引き続き青梅線内のみ運用することが確定しました
ほい、実地調査
面倒なことになったので、仕方な~~く実地調査です
ちなみにこの日、T40もT71も昼間は豊田で寝てやがったうえに、T40は夜7時半まで出てこないというふざけた運用だったので、この日はT71だけの調査
T40は別日に調べています
調査:T71
夕方17時前、T71が豊田の車庫から出てきました
10分ほどの停車時間の間に、パパっと調査しちゃいましょう
やっぱりホームドアには対応していました
となると、やはりホームドアの投入が検討されている路線に転属するのか…と思いましたが、実は調査の道中で思わぬ落とし穴に遭遇することになったのです
唐突に現れた、転用考察の「落とし穴」
一見すると、以前のT40編成と同じように見えますが、実はこれはトイレ設置改造工事を実施したT18編成。ほかのホームドア未対応の編成については、そもそもホーム検知装置を稼働させていないものも多かったのですが、このT18編成に関しては、ホーム検知装置の稼働はしているものの、ホームドアには対応していないという変態仕様の車両だったのです
となると、ほぼ転属が確定しているT71編成が先行してホームドアに対応しているのもおかしな話のように感じます。
転属する場合、そこそこ大き目な改造工事を実施することが容易に予想できるため、それと合わせてホームドアに対応すればいいはずなのに、ほかのホームドアに対応していない編成を差し置いて真っ先に改造する理由が不明なんですよね…
調査:T40編成
所用で新宿に行ったとき、運用がちょうどよく合ったので、ついでに調査です。
てか前の調査のときも青梅特快じゃなかったっけこいつ
案の定対応していました
何ならトイレついてました
ほぼ確でT40は中央線に居残ると見て間違いないでしょう
というわけでさようなら、これからも中央線一族として頑張ってやっていってくれ
調査:ナハN36
なんかふりとれの公式Xでもつぶやいてましたが、私自身も調査してきました
←8000番台/8500番台→
やっぱり色合いが少し違うように感じました(細かすぎるよ)
編集部メンバーとも話し合った結果、やっぱり中央線向けカラーに似ているように感じました
残る謎:H49武蔵小金井に急遽臨回
検査期限も迫る中、H49が東京車両センターではなく、なぜか武蔵小金井電車区(正式には豊田車両センターの支所ですが、いちいち書くの面倒くさい)に臨時回送で送り込まれました
前回入場の時期から考えて、そろそろ入場するだろうタイミングでの運用離脱だったので、おそらくそのまま全般検査に入るだろうと予想していたんですが、なぜか武蔵小金井に入りました
改造工事を行う説と、単なる疎開説がありますが、疎開の場合はいくつかの疑問が残ります
これについても、少し考察しないといけないように感じますね
T71の考察たーいむ①
さて、ここからやーっと本題です。
京葉線転用説
まずはT71の転用先考察ですが、ふりとれ編集部の会話で、「こつあず鉄道チャンネル」さんや先述の土人2号、LCD狂人(摩耗型フリーナ)たち(を中心に、傍観者数名を添えて)と、この転用先について考察をしました
で、そんな三人と話し合いをしている中で、京葉線転属説に関する説の根拠らしきものがいくつか出てきたので、それについてお話をしましょう
- 京浜東北・根岸線車両で現在絶賛施工中の機器更新工事を行う可能性がある
- また、同時にホームドア設置に対応するための工事を実施する(海浜幕張(上写真)には、それ用と思わしきホーム上に白丸や記号を確認済み)
- 将来的に京葉線内でATACSによる運転をスタートさせると仮定
- →そのため、改造期間中の予備車としてT71を転用させる
これについては、こつあずさんと話の中で唐突に辻褄が合いだしたことで我々にも激震が走りました
京葉線で活躍するケヨ34編成、機器更新されているとはいえ、同系列である70-000系の置き換えが決定していることから、置き換え時期としてはちょうどいいタイミングだと感じますが、ここで一つ問題が発生します
仮に京葉線の東京~蘇我間をATACS化するとしたら、乗り入れを行う武蔵野線の車両にもATACS対応を実施しなければいけないのですが、これが少し厄介なのです
こちらは、別の記事にまとめてみたいと思います(いつ上がるのかは未定ですが…)
で、現状予備車はそこそこあるにも関わらず、なぜかしぶとく生き残り、何ならE233系と共通で快速にも入っちゃいますよなケヨ34がなぜ残っているのかについても考えなくてはいけません
そもそも、予備車が現状4本もあるのは、諸事情あって減便された路線などを除いて、供給過多なのは明らかです。京葉線でも、一部減便を実施してはいるものの、それならなぜケヨ34を動かしているのか。この点が気になりますね…
青梅線転用説
これは土人2号が思いついた説です。
現在、青梅線専用の青編成が担当する11/13/15の各運用は、終日10両固定で運行されます。であれば10両固定の運行で良くね?というのがこの説です
実際、五日市線の都市型ワンマン化を実施するとしても、その際の予備車が現状足りていないので、その予備車的な目的でT71を転用させるという説
私自身、この説を少しだけ推していたりします。
もしも仮に、五日市線をワンマン化するにあたって、奥多摩方面への4両編成と共通運用を組むことを考慮した場合、余った6両編成はどうなるのか、と言えば単純でほぼ仕事がなくなります
じゃあどうするのか、何のことはないです。お得意のくーみーかーえーをすればよいだけ
E233系の編成組成は、以下の通りです
← | 東京 | 青梅・ | 高尾 | → | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
T編成 | クハ | モハ | モハ | サハ | モハ | モハ | サハ | モハ | モハ | クハ |
CP | < > | SIV | CP(W.C) | > | SIV | > | SIV | CP | ||
H編成 | クハ | モハ | モハ | モハ | モハ | クハ | クハ | モハ | モハ | クハ |
CP | < > | SIV | (W.C) > | SIV | CP | CP | < > | SIV | CP | |
青600 | クハ | モハ | モハ | モハ | モハ | クハ | ||||
CP | < > | SIV | > | SIV | CP | |||||
青/P400 | クハ | モハ | モハ | クハ | ||||||
CP | < > | SIV | CP |
で、ここで気になるのが青600編成
これ、3号車と4号車を別編成に組み換えをすれば、4両と8両に組成変更をすることができ、そこにサハを2両組み込めば10両固定として走らせることが可能な気がするのです(わからない人、あとで図を使って説明します)
ワンマンに対応した4両編成を単純に増備するより、サハを4両増備して4両編成2本と10両編成2本を組み換えをした方が安上がりになるのではないだろうかという目論見、そしてT71と同じ配置にすることで、現T71と同じような運用をこなすことが可能になるという予想です
これであれば、T71がFD対応をした理由についても、妙に納得いく点があります。
ただ、サハとはいえ、1両1億近い値段の車両をわざわざ新造して青梅線だけに閉じ込めるのか。と言われると少し首を傾げたくなります。
それなら、T71を6両に縮めて、余ったモハを4両1本に転用させて6両化の上で五日市線を6両にして、余ったサハを使って京葉線の6+4の1編成を10両固定化してみるのもありなのではと感じました。
ともかく、一旦頭がこんがらがってきたので、気休めにH49についても考察してみましょう
H49の考察たーいむ
気休め(こっちの方が謎)
というわけで、グリーン車という弾幕から逃げるために、武蔵小金井に疎開中のH49について考察です
そろそろ定期検査に入るだろうこいつですが、H編成としては7番目に製造された車両なので、場所によっては「E233-507」の車両も確認できます。もしかしたら、これが何か別の因果と関係があるのかとか考えてみました
そんなことを頭の片隅に入れながら考察していきましょう
青編成転用説
一般的に囁かれている説で、特に大規模な組み換え等の必要もなく、今ある姿そのままに転用できるものです
ここへの転用説がささやかれていましたが、メンバー内で話し合いを進めていくうちに、少し違うような気もしているのです
そう思える要因は、一番最初に書いたようにH49編成の広告ステッカーがすべてはがされていること
通常の入場回送であれば、広告はまだしも、ドアステッカーなどについてはそのままにしているので、この点が少し不可解なんですよね
H59編成が、青659・459として転用された際の資料は見つからなかったものの、おそらくステッカー等についてはそのままであったと考えられます(間違ってたら一番下のコメント欄へ!)
それであれば、H49がわざわざステッカーをはがす理由もわからないです。そのため、H49については他路線に転属する可能性が高いと、メンバー同士の話し合いで結論付けました
京葉線転用説
となると、ほかに分割併合運用がある路線として、京葉線の可能性が脳裏をよぎります
現状、京葉線では分割併合2運用に対して、4本で回していますが、それでも検査などでギリギリになることが容易に予想できます
今後、ワンマン化並びにホームドア対応するとなると、かなり長期にわたって予備車がなくなることが容易に予想できます
そこで、H49編成を転用させ、それらの改造工事の予備車として運用する説を唱えます
また改造工事終了後、最後の209系10連であるケヨ34を置き換えて、同時に分割併合に係る運用を増加させる説を提唱したいのですが…
よくよく運用を確認してみたところ、最悪1運用ですべてを回せることがわかり(昼前に2運用とも京葉車両センターに入庫し、夕方に出てくる)、分割併合運用をこれ以上増やす必要性について、少し疑問が残ります
そこで、個人的に考えた説として、京葉線向けの車両を分割することで、外房線・東金線の各駅停車を京葉線車両を転用させて、房総地区の209系を一部置き換えるという説
はい、お前は何を言っているんだ的な展開ですよね。でもこれ、ちゃんとした理由があるんですよ。
千葉県の電化路線で、鹿島線と並んで地方交通線扱いとなっている東金線。この路線のワンマン化に際し、日中京葉車両センターで暇しているE233系を活用できないかという説です。
実は当路線、収支状況については鹿島線はもちろん、幹線である外房・内房線末端区間と比較して収支状況はよろしく(まぁ赤字ですが…)、わざわざE131系を投入する必要性がかなり薄い路線であるように感じるのです
ここに、京葉線の都市型ワンマンに対応したE233系を、設備そのまま東金線に投入すれば、省力化に貢献できるのではないか、と考えました
こうすれば、わざわざワンマン運転に対応した新型車両を投入する必要もありませんし、乗務員訓練の時間もワンマン関係だけで済みそうです
ついでに4連なら外にカメラくっつけて車内モニターで確認することもできます
よく、ワンマン化にあたって分割編成は不都合だから廃止される傾向にある的な話を聞いたことはありますが、その理由が以下の2つ
- 緊急時の要員として、乗務員が乗車していない編成が誕生する
- 分割併合に必要な人員確保に難がある
- ワンマン化用の装備を、固定編成比2倍の投資が必要
これらの点で不都合かもしれませんが
- 内部事情は知らんが乗務員が乗務していない編成自体の運行実績はある(名鉄とかみたいに)
- 緊急時には指令から直接連絡できる機能を備えていれば十分
- 閑散線区のワンマン化で新車を入れるよりは安い
こういう風に私は考えるので、それであれば分割併合編成でも対応可能だと考えます。
というわけで、前提条件さえ間違っていなければ京葉線に転用するんじゃないかな~と予想します。
T71の考察たーいむ②
というわけで「H49の前提条件」を踏まえたうえで、T71への転用先を考察していきましょう。気休めはここまでだ
結論から先に言っちゃうと、青梅線に閉じ込めると予想します。そのカギを握っているだろう車両がこちら
そうですね。E233系2000番台です
実は19本いる当番台ですが、今年度末より行われる予定の常磐緩行線ワンマン化に合わせた工事、実は現在2本だけ施工されていない編成が存在するのです
ほかのE233系と違い、ストレート車体を採用している点や起動加速度が直通協定の関係で高めに設定されていることなどからも、転用は難しいように思えていましたが、これらの利点が合致するのが青梅線なのです。
同じE233系ではあるものの、SIVやCPの場所が不一致な点からも、当初は否定的な考えだった私ですが、よくよく考えればその違いなんか顔を見れば一発でわかる点や、利用者数もそこまで多くない青梅線内に閉じ込めるだけなら、拡幅車体を採用する理由が見当たらないことなどから、候補に挙がりました
こうすることで、新車の製造を最小限に抑えつつワンマン化の予備車を確保することが可能になると考えたため、この説を推しています。
で、いろいろ調査を進めていくうちに、どうやら2000番台には2018年頃にATS-Pを常設しているらしいことが判明し、青梅線にも投入することが可能なことが判明しました。
さらに、青梅線の最混雑率も平均128%と、肩が触れ合うか触れ合わないかというレベルの混雑なので、狭小車体を採用しているE233系2000番台でも、十二分に対応可能だと考えられます。
そして何より、五日市線を6連のままワンマンに対応させることもできるようになるため、輸送力についてもこれまで通りの物を維持することができ、立川乗り入れについても廃止せずに済むと感じました。
人口減少や、シャッター街化の進むこれら奥多摩・五日市エリアの生活圏はほぼ立川や立飛エリアに入っており、そこまでの移動で乗り換えを必要とする運行形態に変わってしまうと、ただでさえ赤字の五日市線がタヒにます。冗談抜きで
青梅線末端は、対面乗り換えが可能なので何とかなりそうですが、五日市線は独立ホームなので階段必須です。地方の方たちの負担を減らすためにも、直通は残しておいた方がよいと考えたため、6連ワンマン前提でお話しを進めていくことにしましょう。
さて、ひとまずこれで11・13・15運用の専用車を確保し、青編成の4両は3運用分、6両は現在の予備含めて4運用分の予備を確保できたのですが、当の11・13・15運用については予備車ゼロで回すことになりそうなのです。15運用は午前中で終わるので、定期検査などは何とかなりそうですが、車両故障が発生したときは普通に終わります(まぁ233は車両故障起こすリスクはほぼ0に近いですが…)
じゃあどうなるのでしょうか…?
T71のカギを握るのは…N36?
南武線の異端児ことナハN36。上の項目でもお話しした通り、帯の張り替えを実施した結果、中央線カラーと類似しているという話をしました
ですが、青梅線向けの6連については、先述の項目が正しければ予備車が4本確保でき、さらにここにN36を持ってくると5本も予備ができてしまいます
仮に1本を先述の11・13・15運用の予備に回すとすれば、6連側は予備車が4本になりますが、4連側は予備車が3本(2024年現在、1運用が予備車として車庫警備)しかなく、ワンマン化改造工事を実施するためにはいささか不安が残ります。
そこで考えたのが、実地調査後の考察その1でも触れた「青編成の組み換え」
図で表すとこんな感じになります。
青600編成を2本用意し、うち1編成から片方にパンタグラフを搭載してるユニットをもってきて、そこに新造したCP付サハとなにもないサハを1両ずつ新造して組み込めば、10両編成と4両編成が1本ずつ完成します。
これで、青編成の予備車は以下の通り
両数 | 組み換え後の本数 | 運用数 | 予備車の数 |
10両 | 4本 | 3 | 1本 |
6両 | 9本 | 6 | 3本 |
4両 | 9本 | 5 | 4本 |
このように、ワンマン化改造を実施するにあたって必要な予備車3本を、4両・6両ともに確保することが可能になります
4連の予備車が4本と少し多めなのが気になりますが、それにさえ目をつむればワンマン化の予備車としては十二分に活用できますので、とりあえずこれでひとまずはいいと思います
動きなどがあれば、また別記事でまとめます
結論
というわけで結論ですが、以下のようになりました。
T71編成
青梅線に残留
6両・および4両のワンマン化に際して、それらに関連した予備車の確保、および運行効率の適正化の面から、青梅線の青編成10連の運用を一部置き換え、E233系2000番台と共に走らせるものと予想します
H49編成
京葉線に転属
京葉線のホームドア対応工事、及びワンマン化に向けた改造期間中の予備車。及びその後の東金線ワンマン化に向けた車両確保のためと予想します
ナハN36編成
青梅線に転属
そのうえで一部他編成との編成組み替えを実施する。
T71編成と同様。青梅線内10連の運用に対応させるものと予想します
終わったぁー!
というわけでここまで見ていただきありがとうございます。
改めて、T71の記事を全て書き終わりました。いやぁ~解放感。
再三のお知らせではありますが、あくまで個人の考えであることを踏まえていただけると幸いです
なお、不可解な点や、認識の違い等ございましたら、遠慮なくコメント欄まお願いします
さて、この記事を書いているうちに、中央線ではいよいよ普通列車グリーン車の試用期間が開始されました。つまり、T71ももうじき転用に向けた動きがあるかもしれません。
FreedomTrainでは、適宜これらの動向を通して、さらなる調査を進めてまいります。
ただ、全ての動きを監視できるわけではないので、このブログのコメント欄などで動きがありましたらお知らせいただけますと幸いです。
ちなみに、中央線普通列車グリーン車に関するお話は、ここでも出てきた土人2号(鶴川)くんがまとめていますので、そちらを見てもらえると幸いです
PV数1日足らずで1万行くのバグってるだろ()
それでは、また別の記事でお会いしましょう!
参考資料
4号車の5号車寄り
2nd train
その他記事
この記事を書いた人
-
転属劇考察したり絵を描いたり動画作ったりして生きている自由人583号です
RNの「五八三系」が正式呼称ですが、長ったらしいので「ゴハチさん」って呼んでね
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