
お久しぶりです
どうもお久しぶりです、北陸圏の簡易接近メロディーは「アニーローリー」が好きなゴハチさんです。
転用考察なんかを書く気力も完全に消沈し、なにを書けばいいのかなぁと思っていた最中、「成田エクスプレスの停車パターンを調べたよ~」という停車駅奇想録同志が現れたので、これは乗っかるしかないと思い記事にしました。

今回は超簡易的な停車駅奇想録。動画で取り上げるまでもないようなことをお話ししようと思います。
さて今回は、2025年時点での特急「サンダーバード」の停車駅を調査してまいりました。

かつては日本一停車パターン数が多い特急としてその名を轟かせた特急「サンダーバード」。しかし、北陸新幹線の敦賀延伸の影響を受け、その停車パターン数に拍車をかけていた北陸圏の駅がごっそり新幹線に持っていかれてしまい、停車パターン数はかなり削られることになってしまいました。
そんな現在のサンダーバードの停車パターン、どれほどあるのか気になったので調査をしてみました。
各パターン紹介
Aタイプ

名称
Aタイプ
停車駅
大阪・新大阪・京都・敦賀
該当号数
- 下り:9,11,13,15,17,19,21,23,25,27,29,31,33,35,37,39,41号
- 上り:6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,32,34,36,40号
概要
サンダーバードのうち、最多の停車パターンを誇るタイプ
上下17往復が該当します。サンダーバード号の停車パターンとして、2桁往復が当てはまるものが誕生するとは思いもしませんでした…
該当列車は上記以外にも、81号を除いた臨時列車のすべてがこの停車パターンに当てはまります。
ちなみに、表定平均は102.68km/hと言わずもがな日本最速。まぁこれでもかつての37号と比較して遅くなってしまったなぁとは感じますが…(106.8km/h)
Bタイプ

名称
Bタイプ
停車駅
大阪・新大阪・高槻・京都・敦賀
該当号数
- 下り:1,3,5号
- 上り:42,44,46,48,50号
概要
Aタイプに加えて高槻に停車するタイプ。Aタイプに次に本数が多い停車パターンですね。
高槻から北陸方面への出張や観光需要のために停車しているのがこのタイプ。高槻駅へのサンダーバード停車は2017年改正からのお話。この停車駅増加を受けて、「広いネットワーク」を持つJR西日本の独自性を生み出すことが実現しました。
(はいそこ、京都まで新快速と同じ停車駅になってつまらないとか言わない!)
臨時のサンダーバード81号も、この停車駅に停車します。
Cタイプ

名称
Cタイプ
停車駅
大阪・新大阪・京都・堅田・近江今津・敦賀
該当号数
- 下り:45,47号
- 上り:2,4,38号
概要
湖西線沿線の通勤需要を拾うのがこのタイプ。
かつては湖西線沿線のレジャーを拾う目的もあったためか、日中時間帯の雷鳥号も停車していたこの2駅。しかし、現在は専ら大阪への通勤ライナー的な立ち位置として君臨する列車が主体になっています。
夕方に運行される38号は…やっぱり湖西線沿線のレジャー客向けに止めている名残なのかな?
ちなみに、2011年までは一部便が大津京駅にも停車していたようですが、「ぶっちゃけ京都まで出ればいい」理論なのかどうかは知りませんが、現在では全列車がスルーしていきます。
Dタイプ

名称
Dタイプ
停車駅
大阪・新大阪・京都・近江今津・敦賀
該当号数
- 下り:43号
- 上り:該当なし
概要
湖西線内近江今津だけ停車するのがこのタイプ。
下り43号のみ該当します。
大阪18:42発と、帰宅ライナーに程よい時間ですが、よりによって敦賀で接続するつるぎ号が途中福井にしか止まらない最速タイプ。さらに終点金沢で長野行きはくたか号に29分差で連絡します(おそらく東日本の絡みで時刻をずらせなかったのが原因かと…)。
速達性と通勤ライナー。この2つを無理やり両立させた結果、堅田駅はおきのどくですが通過駅になってもらいました。
堅田をご利用のお客様は京都駅で8分後に発車します普通列車をご利用ください(なお新快速のが3分接続なうえに値段も安い模様)。
Eタイプ

名称
Eタイプ
停車駅
大阪・新大阪・京都・堅田・敦賀
該当号数
- 下り:49号
- 上り:該当なし
概要
最終49号のみ該当する停車パターンです。
でこいつ、何が面白いって敦賀でつるぎ号と12分の接続時間が確保されているんです。
通常なら8分接続なんですが、この時はしらさぎ号と敦賀の着順序が逆になるため、しらさぎ号を待ってから敦賀を発車します。
さすがにこいつからの接続を無視してしまうと新幹線連絡特急としての面子がなくなるので、渋々こうなったというところでしょうか
ところで金沢行だった時代は敦賀を出ると途中福井しか止まっていなかったのに新幹線になった途端に各駅に止まるのは何かの嫌がらせでしょうか。あとしらさぎから最速達便に接続できるやつも作ろうや。
Fタイプ

名称
Fタイプ
停車駅
大阪・新大阪・高槻・京都・堅田・近江今津・敦賀
該当号数
- 下り:7号
- 上り:該当なし
概要
特急停車駅すべてに止まる最遅サンダーバード。
大阪~敦賀間の所要時間は1時間27分かかります。まぁ最遅とはいえ、表定平均は94.4km/h。東日本最速とも言われる「ひたち7号」よりも速いです。サンダーバード…恐ろしい子…
なお敦賀駅ではしらさぎ号と同一の新幹線に接続するのですが、所要時間が長くなったせいで通常比+6分の待ち時間増加コンボをしらさぎ側に喰らわせています。やったねこれだけ待ち時間あれば駅弁くらいは買えるよ♪。
調査を終えて
調査を終えて感じたことですが、「これほどまでにサンダーバードという鳥は堕ちたか」と実感しましたね。
停車パターンはわずかに6つにまで減ってしまい。ここまで「栄枯盛衰」をデカデカと体感させられることになるとは…
それでもまだ、運行距離の割に停車パターン数が多いのは事実ですが、それでもかつてのサンダーバードの迷列車っぷりを知っている身としてはどうしても見劣りしてしまうように感じるのもまた事実です。
やっぱり、あの頃のサンダーバードや雷鳥は面白かったなぁと思いを馳せて読んでいた方も多かったのではないでしょうか。私もその一人です。
あの頃に戻れれば、、、
できれば、サンダーバードだけじゃなくて、新潟雷鳥や白鳥、さらには立ち位置がよくわからなかったスーパー雷鳥もいた時代に…

戻るんじゃない!
戻すんだ!
近日公開動画の告知
というわけで全国58万3000人の変態停車駅ファンの皆様、大変長らくお待たせをいたしました!
停車駅奇想録最新作、1997年雷鳥一族編を鋭意製作中です!
多くの鉄道ファンから愛される北陸特急系統。その最盛期とも呼べるのが1997年のお話し。
当時の関西対北陸を結ぶ定期特急は大きく分けて4つ
- 最速達にして、最新鋭681系を使用した「サンダーバード」
- 準速達型、パノラマグリーンがウリの485系アコモ改造車使用の「スーパー雷鳥」
- 停車型、向日町・金沢・上沼垂の3区の485系が使用され、バリエーション豊かな「雷鳥」
- 北陸特急の始祖、日本最長距離を駆け抜けた昼行特急「白鳥」
この4つが入り乱れていた当時の北陸特急は、まさに停車パターンを見ると愛称に関わらず混沌を極めていたのです。
その停車パターン数を調べてみると、、、えぇ!?こんなにあるのかよ!
というわけで、4月20日の公開を目指して頑張りますので、画面の前でお待ちいただけると幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました~。
この記事を書いた人

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転属劇考察したり絵を描いたり動画作ったりして生きている自由人583号です
RNの「五八三系」が正式呼称ですが、長ったらしいので「ゴハチさん」って呼んでね
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コメント ご意見やご感想等お気軽にどうぞ。
サンダーバードが敦賀止まりなら福井や金沢に行く時が不便です。そもそも敦賀〜直江津間第三セクターにしたのが間違いだと思ってます。北陸新幹線延伸するのは良いけど、新幹線が遅延してるけど、在来線は動いてる時は金沢までサンダーバード運転するのは助かります。長距離移動の人は大概荷物が多いので1回の乗り換えの負担は大きいと思ってます。