ニューヨーク市地下鉄徹底解説 第〇部 ガイダンス

こんばんは、あさまです。
今年の夏休みももうすぐ終わりですね。最近時間の流れがやたら早く感じます。

突然ですが、今回からなんとシリーズ開始します!題して、

ニューヨーク市地下鉄徹底解説シリーズ

です。

どういうシリーズかというと、アメリカ・ニューヨーク州 ニューヨーク市を走る「ニューヨーク市地下鉄」のことをいろいろ解説していくシリーズです。
日本とはまた全然違うシステムで運行されているので、日本との違いも含めて記事にできたらと思います。
予定では、

第〇部 ガイダンス
第一部 1系統~7系統
第二部 A系統~J系統
第三部 L系統~Z系統・シャトル(S系統)
第四部 現在計画中/建設中の系統・廃止された系統


という全五部構成でお届けしたいと思います。
よろしくお願いします!

今回の記事では、ニューヨークがどのような街でどのような環境なのか、などの説明を、
「ガイダンス」として、このシリーズの記事がもっと面白く、楽しく読めるよう、いろいろ解説していきます。
ということで今回もよろしくお願いします。

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そもそもニューヨークってどんな街なんよ

アメリカ東海岸の州、ニューヨーク州は、言わずと知れた世界的な都市のひとつです。
日本の東京、イギリスのロンドンと並び、「世界三大都市」の一つにも数えられるほど、大きな都市です。
2020年現在、人口は全米第四位の20201249人(二千二十万千二百四十九人)、
面積は全米第二十七位の141299平方キロメートルという州です。
有名な観光地で言うと、自由の女神像、タイムズスクエア、セントラルパークやブロードウェイなどがあります。
多分皆さん知っていると思います。

このシリーズのテーマでもあるニューヨーク市地下鉄は、その名の通りニューヨーク市の中を走行しています。
ではニューヨーク市の地図を見ましょうか。

Julius Schorzman – I created this image using various maps and images., CC 表示-継承 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=280240による

この地図はニューヨーク市にある5つの行政区をまとめたものです。それぞれ、
地図中の1:マンハッタン区
地図中の2:ブルックリン区
地図中の3:クイーンズ区
地図中の4:ブロンクス区
地図中の5:スタテンアイランド区
となっています。これを皆さんが分かっている前提でここからは記事が進んでいくので、ぜひ覚えてみてください。

そして、ニューヨーク市地下鉄の路線網はマンハッタンを中心に、スタテンアイランドを除いた市内のほぼ全域に広がっています。路線延長は375kmで、地下鉄としては北京、上海、ロンドンに次いで四番目の規模です(東京は195km)。

ニューヨーク市地下鉄を運営しているのは、New York City Transit Authority(略・以下、NYCTA)という独立公益会社です(地下鉄以外にバスも運営しています)。NYCTAとは、簡単に言うとニューヨーク市交通局みたいなものです。
んで、関連法人にMetropolitan Transportation Authority(略・以下、MTA)というのがあり、日本語だと「ニューヨーク都市圏交通公社」などと訳されるらしいです。

ちょっと難しいので説明すると、MTAという独立公益会社の関連会社にNYCTAがあるっていう感じです。

ニューヨーク市地下鉄は「NYCTAが運営している」と説明したほうがいいのか、「MTAが運営している」と説明したほうがいいのか、正確にはどっちなのか正直分からない(おい)のですが、とりあえずここでは関連会社、という扱いになっているらしいNYCTAが運営しているってことにしておきましょう(また調べておきます)。

ちなみに、MTAには子会社がいくつかあり、Long Island Rail Road(略・以下、LIRR)やMetro North Railroad(略・以下、MNR)などがあります。これらはニューヨーク市内の中心部から、ニューヨークの郊外や、コネチカット州というニューヨーク州の隣の州のほうへ伸びていく路線を運営しています。
どうやらLIRRは全米一位の輸送量、MNRは全米二位の輸送量を誇る通勤鉄道らしいです。

(ってかなんでLIRRは「Rail Road」なのにMNRは「Railroad」なんだろう)

ということで、ニューヨークに関するまとめです。

  • ニューヨークは言わずと知れた世界的な都市
  • タイムズスクエアや自由の女神像など、有名な観光地も多数存在
  • ニューヨーク「市」には、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランドの5つの行政区がある
  • ニューヨーク市地下鉄はNYCTAというMTAの関連会社が運営しており、マンハッタンを中心にスタテンアイランドを除いたほぼ全域に路線網を広げている
  • MTAには他にも子会社などがあり、例えばニューヨーク市内の中心部からニューヨークの郊外へと向かう路線を運営している会社がある
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なに?系統って?

最初に書いたような気がしますが、本シリーズは全五部構成です。

第〇部 ガイダンス
第一部 1系統~7系統
第二部 A系統~J系統
第三部 L系統~Z系統・シャトル(S系統)
第四部 現在計画中/建設中の系統・廃止された系統

これですね。多分皆さん思ってるのは「なに?系統って?」っていうのだと思います。
僕もニューヨーク行ったことがありますが、日本とは若干システムが違うんですよね。

「系統」っていうのは単純に表現の問題で、別にA線とかZ線とかって表記しても大丈夫ではあると思います。
でも日本でいう「路線名」とニューヨークの「路線名」は少し違います。

日本でいう路線名っていうのは、「東海道線」とか「中央線」とか「京浜東北線」とか「山手線」とかです。
ただ、ニューヨークで路線名はあまり使われません。というか使っているところを見たことがありません。
ニューヨークの地下鉄にも、一応路線名は設定されているらしいです。「Eighth Avenue Line」っていう感じです(これは日本語にすると8番街線、という意味です)。
でも向こうでは、このEighth Avenue Lineを通る系統は5つあります。A/B/C/D/E系統の5つです。

どういうことかというと、この路線とこの路線とこの路線をこういう経路で通る路線を〇系統としますよー
っていう風に表しているんです。

例えばA系統だと、8番街線の全線、フルトンストリート線の全線、ロックアウェイ線の全線という3つの路線・経路で走行する列車のことを「A系統」と表しています。

僕でも説明するのが難しいのですが、要するにニューヨークでは数字かアルファベット1文字で、その列車のことを示します。日本のように「新幹線、山手線、京浜東北線は…」と案内はせず、「4系統、5系統、6系統、7系統…」という風に案内します。ちなみにこれは英語にすると、「Transfer is available to the 4, 5, 6, and 7 trains.」と言います。意味は「4, 5, 6, 7系統に乗り換えができます」みたいな意味です。

地下鉄を知りたい

詳しい歴史とかその系統ごとの説明は各記事で書いていきたいと思っていますが、ここでは簡単な説明だけ。

ニューヨーク市地下鉄は、1904年に米国二番目の地下鉄として開業しました(一番目はマサチューセッツ州のボストン)。
開業当初は民営だったらしいですが、1940年に完全市営化がされ、1953年から先述したNYCTAが運営している、という長い歴史を持つ地下鉄です。

現在は1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, A, B, C, D, E, F, G, J, L, M, N, Q, R, S, W, Zという23の系統/路線が運行されています(昔は9とかVとかいろいろあったらしい)。
この23の系統がニューヨーク市の人々の足となっています。
23もあるので、結構大きな路線網です(先述の通り)。

https://new.mta.info/map/5256 ←路線図です。ぜひ見てみてください。

気づく方は路線図を見て気づくかもしれませんが、実はニューヨーク市地下鉄は24時間運行されています。これは世界的に見ても結構珍しい例だと思います。
ただ、深夜とかになると、系統や路線によっては停車駅が変わったりしますし、乗ったことはありませんが、深夜の地下鉄はあまり治安がよろしくないそうなので、地下鉄に乗るなら明るい時間帯、昼間とかをおすすめします。

またニューヨーク市地下鉄の面白い(?)点として、普通に地下鉄が止まることがあります。これは結構マジです。
ホームのポスターとか、ホームページとかで告知はされるっぽいですが、保線とか作業をしたりするときは、その区間だけ列車を止めて、迂回して運行を継続したり、代行バスの運行がされたりします。
結構これはあることなので、乗る前にしっかり運行情報をチェックしましょう!
(ちなみに、ホームページはブラウザを開いて mta.info と入れるだけで勝手にホームページに飛びます。)

以上。

今回の記事は以上となります!

「第〇部 ガイダンス」としてニューヨークについて解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。
(最近物価がえぐいですが)ニューヨーク、皆さんぜひ行ってみてください。楽しい街ですよ。

【注意】
現地で何か事件などに巻き込まれてしまったとしても、
筆者の僕や本サイトは一切責任を取りません。
行かれる場合は自己責任で、
お気をつけて行ってらっしゃいませ。

なお、この記事の内容はあくまで一鉄道ファンとしての予想・見解です。 将来的にこれらが正確でなかったり、実現しなかったり、などという場合もあります。 正確性の保証等は一切しませんのでご理解ください。
また、本記事の情報等の訂正依頼については、本記事のコメントにお願いいたします。

ということで、今回の記事はここまでとなります。お読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!!

本記事の記述にあたって参考にさせていただいたサイト様

Wikipedia様
ニューヨーク州やニューヨーク市地下鉄について調査をしている中で参考にさせていただきました。

MTA様 ホームページ
ニューヨーク市地下鉄の地図等の参考にさせていただきました。

この記事を書いた人

asama_tk85
asama_tk85
鉄オタ歴約10年のあさまです!
「短く簡単に」をコンセプトに、 Youtubeでは鉄道に関する動画を投稿しています。
あさま、とは言っていますが基本的に取り扱う話題とかは日本全国やっていけたらと思っています。よろしくお願いします!

コメント

  1. クシ より:

    X(旧Twitter)にも書きましたがこれの路線が山手貨物線で系統が湘南新宿ライン・埼京線ということですかね

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