
こんにちは。こづるしんでんです。というかこんな文章書いたこと無いのに大丈夫かなと今ものすごく不安です() まあ間違ってても温かい目で見てくださると嬉しいです。
今回は、仙石線で奮闘している205系3100番台について語っていきたいと思います
(仙ミノって書いてるけど今は仙セン表記です。)
そ の 前 に
見ましたか?ついにJ-TERC新津にて、仙石線向けE131系800番台N1編成が上がってきたというニュースを。あの205が置き換えられるなんてすごい悲しいですが、あいつらも明らかに寿命超えて走ってるので仕方がないですね。
では本編に入る前に前によくある質問コーナー
- Q2wayシートにはどうやったら乗れますか?
- A
前日から運用を見てください。あと、土日にマンガッタンライナー専属運用がある時もあるので、それも狙いましょう。
- Q色が違うの(キャラとか4色団子とか)に乗ったのに、シートが普通の205です
- A
石巻側の先頭車にしか2wayシートはついてません。
- Q何で置き換えるんですか?
- A
今年で40歳になるやつが多いように、相当ボロいからです。
- Qドアが開きません!!!!!!!
- A
ドアボタンを押してください。
ということで質問にも答えたところで真面目に始めていきましょう!
なぜ205は田舎に来たのか
時は国鉄時代、国鉄は201系というクソタカイ電車を作りすぎて、懐がカッツカツでした。そこで、安くできるよう車体をオールステンレスにして界磁添加励磁制御という省エネ制御方式にした電車を作りました。そして、使い勝手が良かったため、JR化後もどんどん増殖していきました。めでたしめでたし。
山手線でぐるぐる回ってた205系がなんで田舎に飛ばされた天下りしてきたのかについて説明していきます。
(仙台は都会だ、。。。都会だ。)
山手線にD-ATSという新しい保安装置をつけることになったときに、ついでに車両も更新しちゃおうとE231系500番台が突っ込まれました。
しかし、山手線にはたくさん205系がいたので、そいつらは各地に残る103系を一掃しよう!ということで各地に散っていきました、そいつらの一部が仙石線に来ましたとさ。
ちなみに原型顔とまた違う顔つきをしているのは余った中間車に運転台を付けたからです。
ちなみに、矢本から先のあたりだとかなり飛ばすのでぜひ音聞いてみてください。
仙台の205系の特異点
①半自動ドアボタン付き
こちらは本家にはない改造ですね。面白いことにドアチャイムが首都圏のアレなんですよ(聞けばわかる)。あと、ドアボタンも最近の車両と比べるとなんか押してる、っていう感じがすごくあっていいのでぜひ押してみてください。
②シングルアームパンタ
パンタがシングルアームになってます。ただそれだけです。
③方向幕が全部LED
前面は先頭車改造したときから、側面はあとあとLEDになりました。再現鉄にとってはLEDの方が再現しやすいのでありがたいですね。
では、ここからは仙石線の205系を3種類に分けて詳しく紹介したいと思います
仙石線の全16編成の紹介
ここからは、仙石線の現在在籍する(2025/03/01時点)全16編成について、詳しく解説していこうと思います!
種類1 クハ小窓の標準色(M5~M10、M13,M14,M17)

一番ポピュラーな編成です。4両全てが山手線からの転用車であるため、初期車の特徴である、小さなドア窓を見ることができます。
何も特筆すべきことがない、普通に乗っていると一番よく当たる…はずで
種類2 クハ小窓の2wayシート搭載車(M2,M3,M5,M8)

仙石線に転属してきた205系の中で、1番の花形に改造されたグループです。
なんと石巻方の先頭車に、ロングシート・クロスシート両方に転換することができる2wayシートを搭載しています。(その関係でドアエンジンが変更になってるから、こいつらだけドア開閉がスムーズ)
こいつらやってきたの2000年代ですよ?最近のハイテク電車についていて、さらに大体有料なやつに、運賃だけで乗れるんですよ。すごくないですか?
西武40000とか京王5000についてるロングシートにもクロスシートにもできるアレです。よくわかんない人はS-trainとか拝島ライナーとか京王ライナーとかに乗って体験してみてください

当初はラッシュ時はロング、それ以外の快速運用時とかはクロスシートにして使われていたようです。しかし、どこかのタイミングで海側クロス、山側ロングに固定されてしまい、仙石東北ライン開業時にロングに固定されるようになってしまいました。
ちなみに2wayシート、現在はロングシートで常時運用されていますが、肘掛けはロングシートでも健在で、頭もきちんと支えられて、ちゃんとくつろげるようになってます。
さらに、M8とM2はマンガッタンライナーとして、石森章太郎の作品のラッピングが車体に施されています。あと、車内にも小変化が…?
巷ではこのグループが最初に消滅するのでは?と言われてますがM3,M5は検査通したばっかなので大丈夫でしょう
種類3 クハ大窓の標準色(M9,M11,M12,M15,M16,M18)

こちらは種類1の先頭車の扉の窓だけ大きくしたバージョンです。それ以外は何も変わりありません。ちなみに、窓が大きい理由は、埼京線に山手線で余った6ドア車を組み込んだ時に、元々組み込んでいた埼京線の中間車が余るからだそうです。
中間車は山手線からきたので窓は小さいです
案外こいつら当たるので憎めない奴らですね。
種類4 わけわかめ(M1)
(M1写真なかった)
こいつは、石巻方面の先頭車が大窓、仙台方面の先頭車が小窓という仙石線の中で唯一大窓小窓が混在した編成です。鶴見線みたいですね()趣味者からレア扱いされてます
種類5 南武線転用車(M19)
(M19写真なかった)
多賀城駅を高架化する際に車両が足りなくなりました。さああなたならどうしますか?
その時のJRの答えは、引退した103系を復活させる。ということでJR東最後の103系が頑張っていましたが、いかんせん古いので余った車両を持ってきました。それが南武線で活躍していた元ナハ48編成です。こいつだけ鎌倉で先頭車改造したので、先頭車の帯が他のより長いです。見つけたらラッキー?
ちなみにこいつも元々山手線にいたので、ドアの窓は小さいです。あしからず
(なお、余ったナハ48編成のモハユニット2両は南武線で壊れた奴の代替として使われました。壊れたやつは、長野で美味しくいただきました。)
ハイテク×205
この205系、実はATACS積んでるんですよ。JR東のなかで最もハイテクな保安装置(筆者の偏見です)を営業運転で初めて使ったんです。埼京線より先に。E電より先に。すごくないですか?
※ATACSとは
列車内に搭載した車上装置で自列車の位置を検知し、双方向の無線通信により他の列車との間隔制御や踏切のコントロールを行う新時代の列車制御システム「ATACS(アタックス)」。
https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/special/atacs より引用
JR東日本が開発した、無線通信型の保安装置です。従来よりも列車の間隔を詰められるとか、地上設備が簡単になるとか色々便利だそうです。将来的に山手線、京浜東北線にも導入される予定です。
もし、ここの205系がATACSを積んでいなかったら…
未来のJR東日本のイメージは大きく変わっていたかもしれません
置き換えるE131ってどんなやつ?
JRのプレスを見てください
参考:https://www.jreast.co.jp/press/2024/sendai/20241223_s01.pdf

ご存知の通り、E131系800番台が投入されることが発表され、もう製造が始まっているようです。(当時は一足早いクリスマスプレゼントだぁ〜って感動したな。)
で、どんなやつなの?(圧)
まとめると、①ドアの上にLCDがつく
②ドアに化粧板がついていない。
③定員減ってるわーいわーい
④ワンマン対応
の4つです。
ついに仙石線にもワンマンの波が押し寄せるんですね…
今までずっと車掌の肉声放送だったのに、いつか聞けなくなるとすごい悲しいです。
まとめ
長々3000文字近く4000字以上205系3100番台について語ってきましたが、どうでしたか?少しはこのうるさくてボロい車両に(上が本音です)親近感が湧いていただけると嬉しいです。
そろそろほんとに終焉を迎えてしまいます。残っているうちに、ぜひ仙台に来てこの205系を楽しんでみてはいかがですか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
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