
はじめに
こんにちは。好きな四字熟語は「燈籠光柱」と「廃材芸術」。どうもまもうなです。
今回の記事では、ついに今春のダイヤ改正より営業が始まった「中央線の普通列車グリーン車」。(以下、「中央線グリーン車」)
お隣の路線に目を向けてみると、競合路線である京王線に座席指定列車「京王ライナー」が走っています。
この中央線グリーン車と京王ライナー。どちらがより「乗り得」なのか、そしてそれぞれがお勧めできるのはどのような使い方の人なのか、8つの審査項目で両者をぶつけ合い、決めていこうと思います。
なお、審査項目に関する意見はたぶん受け付けません。(たぶん)
審査項目一覧
今回の審査項目は、以下の通りです。
また、朝ラッシュ帯を中心に採択しています。
- 審査① 総座席数
座席数は着席できるかを左右する最も重要な要素です。 - 審査② 着席可能性
せっかく有料車両に課金をして乗車しても、座れなかったら意味はありません。 - 審査③ 運行本数
着席通勤をするためだけに通勤時間をずらすのは少々面倒です。 - 審査④ 料金
サービス内容だけでなく、それを得るためにかかる金額も念頭に選ばないといけません。 - 審査⑤ 乗降可能駅
着席通勤するために最寄り駅から普通の電車に乗って移動するのはなんとなくテンションが下がります。 - 審査⑥ 所要時間
課金するのであれば速達性も欲しいところ。 - 審査⑦ 車内設備
料金には座席提供のみではなくサービスや設備も含まれるべきです。(持論) - 審査⑧ 総合的に見た快適性
やはり料金を払うなら快適な車内環境で過ごしたい。

審査① 総座席数
最初の勝負は、「総座席数」です。
京王ライナーが京王八王子駅(62号のみ高尾山口駅)を発車する時間帯である、【5時47分】から【9時7分】までの間に八王子駅を発車する中央線の本数で集計します。

京王ライナー:計3504席
中央線:計6660席
これは、中央線の勝ち!!!
やはり、すべての列車に連結されているので、座席数が半端じゃないですね。これは普通列車グリーン車の強みと言えるでしょう。
勝負② 着席可能性
次の勝負は、「着席可能性」です。
ここでの「着席可能性」とは、「乗りたいと思った列車で確実に座れるか?」のことを指します。

これは、京王ライナーの勝ち!!!
京王ライナーでは、全席指定制が採用されているため、「このライナーに乗る!」と決めたライナーに確実に座ることができます。しかし、現状の利用状況では中央線でも高確率で座ることができると思われるので、ここ1年くらいは気にしなくていい要素でしょう。
👇中央線グリーン車の混雑度調査は以下のリンクから!👇
勝負③ 運行本数
運行本数が多いということは、座るためにわざわざ時間をずらす必要がないということ。

京王ライナー:計8本
中央線:計37本
これは、中央線の勝ち!!!
八王子駅だったら、4分待てばグリーン車を連れた電車がやってきます。課金して座りたいからっていつも乗ってた電車からずらす必要がなくて便利。
勝負④ 料金

京王ライナー:410円+409円=819円
中央線:最安750円+492円=1242円
これは、京王ライナーの勝ち!!!
通勤利用のみなさんであれば、定期券があるかと思いますので普通運賃は見ないにしても、中央線のグリーン車は750円と少々割高。その反面、待たなくてもすぐ乗れるなどのメリットもあり、どちらの利便性を取るかで判断は変わってきそうです。
また、ルミネなどでよくお買い物をする方は、溜まったJRE POINTを使って月1回程度ぜいたくしてみるのもいいのでは?
勝負⑤ 乗降可能駅
途中駅まで座席指定していても、最寄り駅と停車駅の間を普通車で行くのはちょっと面倒です。

これは、中央線の勝ち!!!
普通に走っている快速に2両追加されただけなので、下り夕方帯の府中~京王八王子、京王永山~橋本間の速達列車としての側面を持つ京王ライナーとは異なり、最寄り駅ドンピシャで降りることが可能です。
京王ライナーの場合、利用客の多い【調布駅】で乗降することができないため、少々使いにくいように感じます。
勝負⑥ 所要時間
せっかく追加料金を払うんですから、所要時間も気になるところ。

これは、ドロー!!!
??「俺のターン!ドロー!!!!!!!」
というわけで、意外と変わらないという結果になりました。京王ライナーに限らず、京王線の特急(一般車)はなんとなく早いイメージがあったため意外です。
ちなみに、この京王ライナーの1本前に走る、07:46発【特急】新宿ゆきは57分かけて走破します。やはり、調布~笹塚の高密度運転が影響しているのでしょうか。連続立体交差事業完成後の結果が楽しみです。
勝負⑦ 車内設備

これは、中央線の勝ち!!!
始発から終電まで有料車として走り回る中央線のグリーン車と異なり、京王ライナーに用いられる5000系は、昼間やライナー運用のない日は京王線の各駅停車から特急まで幅広く充当されるほか、都営新宿線にも乗り入れます。そのためか、有料車両用に搭載されることの多いトイレなどは搭載されておらず、この点、中央線グリーン車の優位性が見られます。
転換クロスシートとリクライニングの兼ね合いにより、京王ライナー10編成中の3編成にのみリクライニングが搭載されていることにも注意が必要です。(記事執筆地点)
勝負⑧ 総合的に見た快適性
※一部主観を含みます。

まず、【京王ライナー】について。
始発駅を発車する前は、自動放送と交互に、京王ライナー用に作曲されたクラシック音楽が各扉上に設置された高音質スピーカーより流れます。
暖色系照明を採用することにより、車内空間全体のリラックス感が増しています。
京王線系統は府中~明大前、相模原線系統は京王永山~明大前はすべての駅を通過するため、心理的な速達性が感じられます。
しかし、一部時間限定の列車であることもあって、車内販売がありません。
次に、【中央線グリーン車】について。
先ほどとは逆に、常時運転されているため車内販売があります。しかし、すべての列車のすべての区間に乗務しているわけではないようです。
中央線グリーン車に限らず、JR東日本の普通列車グリーン車すべてに言えることとして、2階建て構造を採用しているためどうしても天井が低くなってしまい、閉塞感が生まれてしまうことや、特に2階席の場合、デッキの音が響いてしまうことが挙げられます。
これらの点を判断した結果、私は京王ライナーのほうが快適な環境であると判断しました。
最終結果・総評
ここまでの審査を経た最終結果がこちら!!!

中央線の勝ち!!!
と、まあ数字的にみればそうなんですが、この結果をまとめているうえで感じられたのが「ターゲット層の違い」。
てなわけで「まもうな的」どちらを選べばいいかを開催します~~~パチパチパチパチ。
京王ライナーがおすすめな乗り方
- とにかく安く乗りたい
- 何が何でも着席して通勤したい
- 帰りの電車くらいリラックスしたい
- 通過する優越感に浸りたい
- 府中・京王永山以西⇔明大前・新宿しか使わない
- 最寄り駅が京王ライナーの停車駅
- いわゆる「通勤ラッシュ」時間帯に通勤する
中央線グリーン車がおすすめな乗り方
- 少しお金を出してでも有料車両に乗りたい
- ルミネやエキュートなど、JR東日本の商業施設で買い物をすることが多く、JRE POINTが貯まっている
- 座るためだけに起床時間をずらしたくない・乗る電車を変えたくない
- 毎日出勤するわけではない
- 最寄り駅・目的地の駅が特急の通過駅
- 車内で机を使って朝食を取ったり、仕事の資料に目を通しておきたい
- 車内販売を使いたい
- トイレによく行く
- いわゆる「オフピーク」時間帯に通勤する
って感じ。皆さんはどちらに当てはまりましたか?コメントなどで教えていただけるとありがたいです!
それじゃ、また次の記事でお会いしましょう~~~
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Freedom Train 京王ライナー・中央線グリーン車に関する記事
京王ライナーを編集部で貸切っちゃったお話。
京王線の一部座席指定車に関する考察
T71編成転用考察の最新回(記事執筆地点)
中央線グリーン車の特色がわかる記事
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特急はちおうじの廃止は妥当なのか
鉄道ファンの待合室 京王ライナー・中央線グリーン車に関する記事
京王5000系2次車 5736F運用開始の記事

↑が出場したときの記事

朝のライナー運行が始まった2019年改正の記事

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グランドE233試運転の記事

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