こんばんは、あさまです。
少し間が空いてしまいましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
題して、
ニューヨーク市地下鉄徹底解説シリーズ
です。
今回の記事では、第五部として、G系統、J系統、L系統、Z系統の路線について解説をしていきます。
前回の記事でも(すごい)軽く予告した通り、ちょっと不思議な路線たちです。
7系統もこの分類に入るっちゃ入るんですが、これらの路線は単独路線的な感じで、ほかの路線と直通したりということがありません。日本でいう鶴見線みたいなものだと認識していただければよいと思います。
そのあたりも交えて解説していきます。
ということで今回もよろしくお願いします。
G系統
今回のトップバッターはG系統です。
個人的にニューヨーク市地下鉄の中で一番異彩を放つ路線だと思っています。もちろんいい意味ですよ。
路線名 | G |
起点駅 | Court Square |
終点駅 | Church Avenue |
駅数 | 21駅 |
経由路線一覧 | IND Crosstown Line IND Culver Line |
使用車両一覧 | Jamaica Yard所属 R160 |
基本データはこんな感じです。いつもならここで一言コメントみたいなのが入ってますが今回は運行形態のあとに色々書きます。
ってことで運行形態の解説です。
路線名 | 起点駅 | 終点駅 | 使用線路 | 時間帯 |
IND Crosstown Line | Court Square | Hoyt–Schermerhorn Streets | 複線 | |
IND Culver Line | Bergen Street | Church Avenue | 緩行線 |
はい。
この路線は常にこの運行形態です。トラブルとかが起きない限り何も変わることはありません。
利用者からしたら単純で分かりやすいかもしれませんが、我々鉄道ファンからすると少し寂しさを感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そしてこの路線、多分唯一マンハッタンに乗り入れません。
路線はクイーンズからブルックリンの間で完結しています。そしてニューヨークにおいていわゆる「都市部」はマンハッタン。つまりマンハッタンに行くにはどこかしらで別の路線に乗り換える必要があります。
なので観光とかでG系統に乗ることはあまりないかもしれませんね。僕もほとんど乗った経験がありません。
車両はR160が使用されており、Jamaica Yardという車両基地の所属です。

By Mtattrain – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=39128742
写真探しましたがありませんでした。F系統の写真ですがお許しください…。
以上がG系統の解説でした。
L系統
あれ?J系統は?って思った方いらっしゃるかと思いますが、
解説の都合上J系統ではなく、先にL系統を書かせていただきます。
路線名 | L |
起点駅 | Eighth Avenue |
終点駅 | Canarsie–Rockaway Parkway |
駅数 | 24駅 |
経由路線一覧 | BMT Canarsie Line |
使用車両一覧 | East New York Yard所属 R143/R160 |
基本データは以上です。G系統の後この解説をやっているので勘のいい方はもうお気づきかもしれませんね。
運行形態は以下の通りになっています。
路線名 | 起点駅 | 終点駅 | 使用線路 | 時間帯 |
BMT Canarsie Line | Eighth Avenue | Canarsie–Rockaway Parkway | 複線 |
はい。
G系統と同じです。
この路線は常にこの運行形態です。基本的に変わりません。
ただ路線自体はマンハッタンを東西に通った後ブルックリン方面に向かうっていう、まあ路線的には東西を結ぶ経路になっています。
車両はR143とR160が使用されており、East New York Yardという車両基地の所属です。

By HazmatSchizo – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=152021573
これがR143です。ちなみにL系統でしか使われていないいわゆる「レアキャラ」みたいなやつです。

By Mtattrain – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=39128742
これがR160です。さっき解説したG系統と同じ車両ですね。
以上がL系統です!
J/Z系統
最後は解説の都合上、J系統とZ系統を一緒に解説します!
路線名 | J/Z |
起点駅 | Broad Street |
終点駅 | Jamaica Center–Parsons/Archer |
駅数 | 30駅(J系統) 21駅(Z系統) 20駅(J系統急行) |
経由路線一覧 | BMT Archer Avenue Line BMT Jamaica Line BMT Nassau Street Line |
使用車両一覧 | East New York Yard所属 R160/R179 |
以上が基本データとなります。
J系統とZ系統を今まとめていますが、これにはちゃんと理由があるので、運行形態の説明をしたあとに書きます。
路線名 | 起点駅 | 終点駅 | 使用線路 | 時間帯 | |
J系統 | Z系統 | ||||
BMT Archer Avenue Line | Jamaica Center | Sutphin Boulevard | 複線 | ||
BMT Jamaica Line | 121st Street | Myrtle Avenue | 複線(各停) | ||
複線(快速) | ラッシュ時のみ | ||||
Myrtle Avenue | Marcy Avenue | 緩行線 | |||
急行線 | 夕方・週末除く | ||||
BMT Nassau Street Line | Essex Street | Broad Street | 複線 |
運行形態としてはこのような感じになっています。
J系統は基本的に一日中動いていますが、昼間は121st StreetからMyrtle Avenueまで複線(各停)を、そこからMarcy Avenueは急行線をそれぞれ通り、夕方と週末は121st StreetからMarcy Avenueのすべての区間で複線(各停)もしくは緩行線を走行することとなります。
んで「複線(各停)」はなんなんだ、っていう話だと思います。これは複線の中でも各駅に停まるものと一部駅を通過するものがあるよ、ということです。つまり複線(各停)はその区間で全部の駅に停車しますし、(快速)なら一部駅は通過します。
そしてZ系統の解説をします。Z系統は少し特殊な路線となっており、運行はJ系統と一体化しています。
簡単に説明すると、Z系統はラッシュ時にのみ、混雑する方向に向かって限定されて走行されています。朝だったら都心に向かいますし、夕方なら郊外、住宅地とかの方に向かうはずです。
逆に言うとZ系統は日中には見られず、日中はJ系統だけという感じになっています。
これは見たわけではないので予想ですが、おそらくラッシュ時間帯は系統が多いのでそれなりに本数も多いんじゃないかなと思います。考えられてダイヤが設定されているんじゃないかななどとふと考えていました。
そんなJ/Z系統、車両はR160とR179が使用されており、East New York Yardという車両基地の所属です。

By Mtattrain – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=39128742

By Mtattrain – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=70940803
A系統のものになってしまっていますが、これがR179です。
以上。
今回の記事は以上となります!
運行形態を調べている中で、G系統やL系統はその単純さに驚きました。でもあれはあれで分かりやすくて良いと思いました。またいろいろ個人的に調べていきたいです。
次回は早くももう第六部、N/Q/R/W系統の解説となります。こうご期待ください!
【注意】
現地で何か事件などに巻き込まれてしまったとしても、
筆者の僕や本サイトでは一切責任を取りません。
行かれる場合は自己責任で、
お気をつけて行ってらっしゃいませ。
なお、この記事の内容はあくまで一鉄道ファンとしての予測や考察にすぎません。
(将来的に)誤った内容である可能性などもあります。
正確性の保証や、閲覧による不利益等については責任を負いかねます。
ということで、今回の記事はここまでとなります。お読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!!
本記事の記述にあたって参考にさせていただいたサイト様
Wikipedia様
ニューヨーク州やニューヨーク市地下鉄について調査をしている中で参考にさせていただきました。
この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”https://en.m.wikipedia.org/wiki/G_(New_York_City_Subway_service)“>「G (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。
この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”https://en.m.wikipedia.org/wiki/J/Z_(New_York_City_Subway_service)“>「J/Z (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。
この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”https://en.m.wikipedia.org/wiki/L_(New_York_City_Subway_service)“>「L (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。
MTA様 ホームページ
ニューヨーク市地下鉄の地図等の参考にさせていただきました。
この記事を書いた人

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鉄オタ歴約10年のあさまです!
「短く簡単に」をコンセプトに、 Youtubeでは鉄道に関する動画を投稿しています。
あさま、とは言っていますが基本的に取り扱う話題とかは日本全国やっていけたらと思っています。よろしくお願いします!
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