E233系 トタT71編成の今後について考える⑤

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クッソお久しぶりでございます

どうもご無沙汰しています本当にご無沙汰しています。ゴハチさんです。

当ブログ設立の時期に書かせていただき、割と人気を得られた(?)内容として、「トタT71編成の今後について考える」というシリーズ。おかげさまで多くの方の目に留まることになり、当ブログを知るきっかけになられた方がいらしたのなら幸いです。

さて、記事を書いている本日、大きな動きが出てきたのでそれを基にいろいろ考察をしていこうと思います。

我らが愛すべきT71編成が東京総合車両センターに入場してからはや数ヶ月。彼の姿は変わらず東京総合車両センターに…

いるのだが何やら様子がおかしい。いやどう考えてもおかしい

そう、以前から話に出ていた房総方面への転用改造工事がいよいよ大詰めを迎え、その一部車両が視認できる箇所に置かれることになったのです。

先頭車にコンプレッサーが付いていること、ホームドア検知装置が改造ではなく既設のものが付いていることなどからこれはT71とみて間違いはないでしょう。

改造内容についてはほかのメンバーか有名なお方が書かれると思うので、具体的なことについては丸投げします。

というわけで、2020年のデビューより予測が立てられていた転用先については、これにて把握できました。では彼らが今後どのように運用されるのか、それについて考察をしていきたいと思います。

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そもそも真っ先に置き換えるべき相手は?

まずそもそも、なぜE233系が房総地区に行くのかということからお話をしなければいけませんが、お察しの通り、既存の209系の置き換えに伴うものであることが大きな要因です。

ではその209系、4両編成と6両編成の2種類が存在しており、そのどちらが置き換えの対象となっているのかについて考察をしていきたいと思います。

結論から申し上げると、6両編成が置き換えられるのではないかと考えます。

その理由は以下の通りでございます。

  • 車外カメラが付いていることから、中編成ワンマンを東金線を中心に行う可能性があること
  • そもそも6両編成がホームドア通信に対応していないため、千葉駅や蘇我駅などのホームドア設置の足枷になっている可能性があること
  • 伊豆方面への転用の際に、状態の比較的よい車両を選ぶことができること

車外カメラの付いているワンマン運転は、現在のJR東日本では最長でも6両までで実施されています。

そのため、今回の対応工事でも6両編成での運行がされるだろうと予測できます。

また、同じく6両で房総地区にも乗り入れる京葉線車両とも床下機器の配置が似通っているため、保守や整備等で楽な点も大きな特徴かもしれません。

製作・提供:Azusa

特に地方交通線指定を受けている東金線でのワンマン運転を行うための設備を備えている可能性が高いと考えます。もしかしたら上の写真のような表示が現れるかもしれません。

そして、6両編成は成田空港に乗り入れる運用を持たないため、ホームドア関連の対応工事を実施していないことも特徴的です。

将来的に千葉駅などの主要駅にもホームドアを設置する計画が立てられていますが、その設置において車両側の対応ができていないと導入へのハードルが高くなってしまいます。

特にJR東日本では出発の際にブザーを使用しないことから、電車のドアが完全に閉まってもホームドアが閉まり切らないと発車ができないことから、それらを運転台で確認できる装置が必要です。

そんな中、T71編成は中央線在籍時代にそれらの対応工事が行われていることが確認できたため、今後の千葉駅ホームドア設置の際に、それらの設備が生かせるのではないかと考えたためです。

提供:鉄道ファンの待合室

さらにさらに、近年伊豆急行が「新たに209系を中古で投入し、既存の8000系を置き換える」旨の報道が出回っていることから、予備部品を確保しつつ4両編成を投入できる環境として、以前の置き換えでも6両編成が投入されました。

そのため、今回の置き換えでも6両編成が使用されるのではないかと考えました。

さて、これで一通り可能性については考察ができました。それでは次に、どのような運用に入る可能性があるのかについて考察します。

余剰になった車両の運命は!?

さて、こうなると脱車した編成や、他の予備編成が今後どうなるのかを考察します。

愛すべき中央線 H49編成

ここでカギになってくるのが、T71編成と共に東京総合車両センターに入場中のH49編成。

こちらも取材開始当初より検査期限が近いことに加え、中央線向けTASCが搭載されていないことが記されており、他路線への転属の見方が強まっていました。

そして今回、T71編成が10両編成から6両編成へ減車される(可能性が高いこと)にあたり、残った4両の去就が注目が集まることは不思議なことではないと思います。

そこで考えられたのが、「モハユニット2両をH49編成の4両側に移植して6両を連成するのではないか」という推測。

確かに、これなら素早く6両編成を3本組成することができます。

組み替えの図は以上の通りになりま…

あれ!?…サハどうしたお前?

そう、今回の転用劇で最も去就の注目が集まっているのがこのサハ。巷の噂では、廃車になったE231系4600番台の機器を流用しているため、そこまで製造費はかかっておらずそのまま廃車するのではないかという噂が立っておりますが…

現状JR東日本は運賃改定を実施するほど窮した状況になっており、機器が中古だろうがなんだろうが、経年5年の車両を廃車にできるような経営体力が残っているようには感じられないのが現状です。

では、この車両はどうなるのか…

考えられる可能性として、他形式への車体流用ですが…

提供:こづるしんでん

ちょうどそこで作ってますね、仙石線向けのE131系800番台。

TIMSからMON19に変更する作業や、ワンマン関係機器、SIVやコンプレッサーの設置等の作業が行われると思いますが、新車を作るよりは安いでしょう。車体長も中間車は同一の19500mmなので、流用自体はできると考えられます。

さて、ここからは転用先をE131系800番台と見て、どの編成に組み込まれるのかを注目して考えていこうと思います。

私が注目しているのは、E131系の880番台。2本製造されることに加えて、最終増備グループであることから、ダイヤ改正直前に出場する可能性が考えられます。

さらに、検測機器等もJR東日本で引退した205系の備品をわざわざ車両製造所の新津まで運ぶことなくリユースできることなどから、私はこの説を推したいと思います。

…まぁ、車体断面の差は目を瞑ることにしましょう。この辺もどこかで深掘りしたいですね。

最も、個人の意見や考察であるため、外れる可能性があることはご理解いただきますようお願いします。間違っててもコメント欄にクレームを投げ入れないでください。あ、「自分はこう思うぞ!」というコメントは遠慮なく送ってください~。

転属に関係する他編成の今後は?

さて、T71編成に関しては実質的な答え合わせが完了しました。

残るはほかに転用から外れたH49編成とT40編成、さらにはナハN36編成についても考察をしていきたいと思います。

H49編成

さっき私なりの答えは、先ほどの項目でチラッと出しましたが、改めてここで私の考察の結果を図に表します。

ざっとこんな感じ。T71編成の余剰になったモハを4両側に組み込んで、6両編成にしてしまうという案です。理由に関しては一つしかないですが、その一つがかなり重要なものなのです。

提供:Azusa

それは、東金線の運用がラッシュ時間帯を除いて3本で回されているというもの。

日中時間帯から夜間帯を中心に、東金線は3本の運用で賄われていますが、それら3運用をこのE233系で賄うことができるのではないかというもの。東金線は地方交通線扱いになっているものの、沿線に高校等が多いことから利用者も多く、また千葉への直通列車の場合は誉田や鎌取などの利用客の多い区間を運行することから、6両編成での運行が基本となっています。

そんな中で、T71編成からの転用と、H49編成からの転用を活用して、東金線をワンマン化するのではないかという考え方です。

あれ、じゃあ予備車は?という方。ご安心ください。ご用意しております。

N36編成

はい、予備車です。

2025年3月のダイヤ改正よりワンマン化が行われた南武線において、もともとは最後の209系の置き換えを目的に、その後はワンマン化改造期間中の予備車として運用されていたのがこのN36編成。

この車両も房総方面向けに転用することで、実質的に予備車を確保することに成功します。やったね☆

というわけで、T71編成、H49編成、N36編成の今後の見立ては立ちました、さぁ問題というか鬼門は彼です彼。

T40編成

はい、ここまで私たちを散々苦しめてきたこいつです。彼とは言いません。此奴です。

考察初期:ホーム検知装置はついてるけどホームドア対応改造はしてない→京葉線への転属と推測
考察中期:トイレが付きました、ホームドアにも対応しました→中央線残留?
現  在:10両編成で基本的に車庫の肥やし、たま~に入場した車両のグリーン車を組み込み運用

はい、ここまでこの転用考察において私を悩みに悩ませた存在がこいつ。

現状では2つの可能性があると私は踏んでいます

  • 中央線に残留し、グリーン車を新規に製造したうえでこれまで通りの58本体制に変更する
  • 追って房総地区へ、6両編成を1本錬成して、残りの4両を他用途へ転用

さっそくそれぞれの可能性について、具体的に見ていくことにしましょう。

中央線残留説

※T40編成ではありません
※国府津車両センター公開の際に撮影しております

裏付けられる証拠として、中央線の度重なる予備車不足の件が該当します。

中央線は現状予備車ゼロのカッツカッツ運用を回しています。というかT編成が現状で2本入場しており、予備車が-1なので、穴埋めに予備が1本あるH編成が代わりに入っています。

マジで予備がカツカツ、そんな中でピンチヒッターのT40編成は入場中の車両のグリーン車だけを連結して12両として走っている様子が何度か目撃されています。

今後ある可能性として、T40編成が検査入場したタイミングでグリーン車をリピートオーダーして組み込む可能性。これでT40編成も晴れて中央線の正式な仲間に復帰できるのではないかと考えています。

個人的にはこの説を推したいなと考えております。

房総地区転用説

現状、日中運用を回すなら、予備車を含めて4編成あれば回すことはできますが、朝ラッシュ時も含めると4運用あり、5編成で回さなければいけません。

もし仮にそうなってしまった場合、予備車を含めると5本必要となります。

さぁ困りましたね、というわけでこのT40編成をワンマン化して運用させるという案。

ただ、これに関してはある程度予備車の出てきている京葉線の車両を転用する可能性もアリ、まだ断言できる状況ではないと思います。

終わりに

いよいよ実行に移された、T71編成を含めたE233系の転用劇。

再びシリーズとして、不定期ながら皆様のためにならない?記事を書いていきたいと思います。

次回までに大きな動きがなければ、T71編成の余剰サハについて考えてみましょう。大きな動きがあればそっちを優先します。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。

この記事を書いた人
ゴハチさん
ゴハチさん
別名:停車駅馬鹿

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