【考察】JR各社夜行列車から見る今後の夜行列車の展望

皆様どうも。かなえさんです。いや〜まさかまさかの計画が発表されましたね。E657系の夜行列車化改造、ですか。びっくりですよホント。ブルートレインが復活するなんて。

とはいえその予兆がなかったのか、と言われたらう〜ん?となりますよね。JR西日本ではWESTEXPRESS銀河、JR東海ではサンライズエクスプレス、そしてJR東日本ではアルプスといった夜行列車が運行されるようになってきていました。

では、今後の運行形態は、どのようなものになるのでしょうか。今回は、そんなことについて話していこうと思います。

スポンサーリンク

近年注目される夜行列車

夜行列車、日本ではかつてブルートレインという名前で全国各地を走っていましたね。しかし2015年に寝台特急北斗星が引退したことによって、すべての列車が定期運用を終了、それ以来JR各線から青い車体の寝台車両は姿を消すこととなりました。

最後の定期ブルートレイン、北斗星(提供:鉄道ファンの待合室様)

しかしこれはあくまで日本の話…実は海外では近年、エコな交通手段として夜行列車の運行が活発になってきています。元々格安飛行機による移動が盛んだったヨーロッパですが、環境に配慮する運動などが活発になったことから夜行列車が復活しているそうです。

また、日本でも近年はサンライズエクスプレスの座席確保の難しさや、WESTEXPRESS銀河の運転開始、特急アルプスの好調など、多くの夜行列車に関するニュースが報道されたのも、記憶に新しいと思います。

他にも、鉄道以外では寝台バスなるものの運行開始が計画されたりと、夜行バスの需要も増大しているようです。

このような夜行〇〇の需要が増加している理由として上げられるのが、インバウンド需要による宿の確保の難しさや、寝ている間に移動できる点に対する関心が高まっていることなどが挙げられるようです。過去の寝台列車ブームと同じような感じはしますが…それでも注目されている理由はなんなのでしょうか?

そのような理由を、各列車から考えていきましょう!

スポンサーリンク

最近運行されている夜行列車を見る!

その1:特急サンライズエクスプレス

提供:ホームドア様

サンライズエクスプレスは、サンライズ出雲、サンライズ瀬戸2つの列車からなる日本に残る唯一の寝台特急列車です。こちらの列車は一日一往復運行され、東京駅〜出雲市/高松(琴平)までを運行しています。

記事冒頭でも触れましたがこちらのサンライズエクスプレス、予約を取るのが困難な列車の一つに数えられるほど、現在では予約の難しい列車なんです。現在、列車のチケットを予約する際には、一ヶ月前から予約ができるんですが、その一ヶ月前当日の予約開始時間である10時ちょうどですら予約を取ることが難しいほどです。

この理由として考えられるのが、出雲大社の人気です。サンライズ出雲の終点である出雲市駅の近くには、出雲大社という、日本でも指折りのパワースポットである出雲大社があります。皆様も縁を求めで参拝なされた方も多いのではないでしょうか?さらに日本人だけでなく、外国人にも人気のスポットとなっており、たくさんの人たちが訪れる場所となっているのです。

島根県はそもそも地方ということもありホテルが少なく、そのような面も拍車をかけています。

ここで使用されている列車は285系、登場してから30年ほど経過し、毎日のように長距離を走っていることから、車両の経年劣化が激しいという点もあり、今後の去就が注目される車両の一つです。

その2 WESTEXPRESS銀河

提供:かさつ様

前項のサンライズや次項のアルプスとは少し異なる列車ですが、よく同じ枠で取り上げられることが多いことからこちらで取り上げさせていただきます。

こちらの列車はJR西日本の観光列車の一つで、大阪などの近畿圏から他の地域を夜間の間に走り抜けるという特性から夜行列車と言われることが多いんですよね。

名前の由来はかつて東京から大阪間を走行していた夜行急行列車、銀河号から来ており、無事、ステップアップに成功した列車となっています。しかし車両は純正寝台特急客車から、新快速用の一般車両である117系の改造と、少しランクダウンしたようにも見えます。しかし、改装にあたって雪月花や273系やくものデザインを担当した川西康之氏がデザインを手がけ、古臭さを感じない新しい風を感じる車両となっています。

運行経路は基本的に山陽や山陰方面ですが、他にも紀伊方面へ行くこともあります。

こちらの車両、JR西日本の古い車両を末永く大切に使いましょう精神と今の趣味者の国鉄車両LOVEが合わさったことで撮影面でも乗車面でも人気となっています。

しかし車両は117系。製造から40年ほど経過した車両であることは変わりありません。ですので今後の動向がどうなるかわからない、いつ引退してもおかしくない車両の一つです。JR東日本と違って後継車両がいないですからね…

その3 アルプス

提供:りょー様

昨年度から設定され、久しぶりの夜行列車として趣味者を沸かせた特急列車がアルプスです。過去に新宿〜松本の間で設定され、登山客や金欠学生たちを乗せて運んだ急行列車、アルプスが特急格上げされて復活した形の列車となります。

こちらはサンライズのような寝台列車でも、WESTEXPRESS銀河のようなツアー列車でもありません。座席のみの純粋な夜行列車なのです。

それもそのはずで使われる車両は画像の踊り子用E257系。コンセントなどが完備された特急用の車両を使って運行されています。

運行区間は新宿〜南小谷間。廃止間際の時と同じく、特急あずさの夜行列車としての立ち位置を早々に確立しています。

こちらは冬の臨時列車では登山シーズンではないことから設定されなかったものの、その他の季節ではほぼ毎回運転されており、人気の高さがうかがえます。

そのため、こちらの列車も予約を取るのが難しいようですが、キャンセルなどで飛び乗り乗車もできなくはないそうです。ただこれに限らず飛び乗り乗車は限りなくリスキーですのでなるべくしないようにしましょう。

では、次ページでは本格的に夜行列車について考えていきましょう!

この記事を書いた人
月波 奏
月波さんです。
小説書きをしつつブログ書き。
SNS系統初心者です。

コメント  ご意見やご感想等お気軽にどうぞ。

  1. 辻本 より:

    E657系夜行列車の運行は品川7・8番線〜盛岡で名前はコンゴウインコ

タイトルとURLをコピーしました