いよいよ営業運転開始!71-000形投入で埼京線系統はどう変わる!?

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71-000形で埼京線はどう変わる!?

どもども。朝の70-000形通勤快速の10号車にアタックして地獄を見たことのあるゴハチさんです。

ぶっちゃけ、71-000形の置き換え発表があったときに「まぁ置き換えられて然るべきだよなぁ」とは感じましたね。まさかこんな奇抜な電車が出てくるとは思ってもいませんでしたが…(でもりんかい線らしくて個人的には大好きですよ?)

東海道貨物線を試運転中の71-000形

さて、いよいよりんかい線向けの新型車両である71-000形が登場しました。りんかい線民のみならず、直通先である埼京線ユーザーの皆様も「待ちに待った」新型車両ではないでしょうか?

ちなみに、個人的にATACSの車両識別IDがついに3桁にまで発展したのかと若干感動してたりします…w

【大崎へ甲種輸送】東京臨海高速鉄道りんかい線71-000形が落成
東京臨海高速鉄道は開業時から使用している70-000形の後継として、新型の71-000形を投入することを明らかにしていました。 最初の1編成目となるZ11編成が総合車両製作所(J-TREC)新津事業所を出場し、甲種輸送にて大崎駅までの輸送が

甲種輸送中のお話しは、鉄道ファンの待合室様の方に上がっておりますので、そちらも併せてご覧ください。

さて、そんな71-000系ですが、この車両の投入に合わせて埼京線系統が大きく変わることが予想できます。今回は、そんな埼京線の変更について予想していきます

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起動加速度を大幅に向上!埼京線所要時間短縮?

提供:まもうな

E233系の起動加速度は、2.1・2.3・2.5・3.0km/h/sの4つから選択する形で使用しています。

このうち、3.0km/h/sをJR線内で使用しているのは中央線向けの0番台のみで、ほかの路線では「209系やE231系と仕様を合わせるため」とか「踏切回路が103系時代のまま」とかいう理由で、加速度を落として運用されています。

しかし、直通先まで視野を広げると話は変わります。

実は埼京線向け7000番台は、直通先である相鉄線内で起動加速度3.0km/hをたたき出しており、羽沢横浜国大から先のJR線内では2.5km/hに加速度が抑えられています。

ではなぜ、わざわざJR線内では加速度を抑えているのでしょうか。

踏切制御、という側面もあるのかもしれませんが、最大の要因は直通先であるりんかい線の70-000形の設計が加速の鈍い209系基準になっており、万が一の代走時にE233系のスジに乗せられない懸念があるためだと推測します。

そこで、E233系ベースの71-000形で統一された際に、加速度を3.0km/h/sに設定し、さらなる高加減速を実現させることで所要時間の短縮や、列車の増発等が実現できるようになると考えます。

ただ、そこまで重要事項かと聞かれると少し首を傾げたくはなるので、もしかしたらあるかもね程度に考えておくとよいかもしれません。

余談:どれくらい短縮できる?(フェルミ推定)

折角ですので少し計算をしてみましょう。区間は南与野~与野本町間で検証です。

時刻表上では、下りの場合2~3分で同区間を結ぶ列車が多く存在していることから、現状2分30秒でこの2駅間を結んでいるものと想定します。

さてこれが3.0km/h/sになるとどうなるでしょうか?

過去に使いかけて放置しているこの記事のデータを参照にしましょう。使用車両同じだし最高速度変わらんし。

南与野~与野本町間の距離は1.6km。

埼京線の最高速度は100km/hなので、加速に必要な距離は530メートルでした。一方で減速に必要な距離は297メートルでしたので、滑走余裕53メートルを加えた350メートルと考えましょう。

加減速で880メートル使用するので、残り720メートルで100km/hを維持するものと考えます。

さて、それぞれに必要な時間ですが

  • 加速:21秒
  • 定速:19秒
  • 減速:22秒
  • 余裕時分:8秒
  • 計算結果:70秒(1分10秒)

というわけで、だいたい1駅で20秒ほど短縮できることが判明しました。これを池袋~大宮間の全駅間で20秒ずつ短縮できると考えると、20秒×11駅間で220秒。つまり3分以上短縮することができるようになります。

もちろん、すべてのカーブ制限や勾配を熟知しているわけではないため、あくまでフェルミ推定による結果として捉えてもらえれば幸いです。(というかホームドアを設置するとかワンマン運転開始で、もしかしたら所要時間は変わらないかも…)

埼京線のワンマン化工事、本格的にスタート?

昨年11月6日に、JR東日本から発表された「首都圏エリアの都市型ワンマン」に関するプレスリリースでも触れられた「埼京線のワンマン化」。いよいよ、その工事に向けた動きが始まるのではないかと予想しています。

ワンマン化情報に関してはへち氏がまとめてくれてるので、そちらを参照していただけると幸いです。

まだ公開はされていませんが、71-000系はそういったワンマン運転に対応した設備を備えていると予想できるため、それらの工事期間中の予備車として運行されるものと考えることができます。(情報が入り次第アップデート予定)

南武線35本の対応に1年5か月を要したことから察するに、38本いる7000番台の改造には1年6~7か月程度を要すると予想することができます。

そして今年8月からすでにワンマン対応工事の完了している編成が出てきているため、早ければ再来年までには工事が完了する可能性が高いと考えられます。

ただし、埼京線は予備車が少ないことも留意しなくてはいけません。現状E233系7000番台2本が入場中で、りんかい線でもZ8編成が引退。そして相鉄側も線内完結運用の予備車が1本足りていない状況です。

4号車の5号車寄り様の情報によれば、これらを踏まえた結果予備車は現状2本だけにとどまっています。

そんな中で、すでにワンマン運転に対応していると予想される71-000形のデビューは、予備車の確保や改造工事の促進などで大きく動くのではないかと考えることができるのではないでしょうか?

まぁでも、なぜか埼京・川越線の路線が点線になっていたのが少々謎ですが…

フリースペース等の拡充、より利用しやすい路線へ!

71-000形では、すべての車両にフリースペースが付いており、車いすやベビーカーなどを利用される方たちに便利な車内レイアウトになっています。

より利用しやすい電車になってくれるのではないかなと期待しています。

乗車定員増加!混雑緩和に期待

おそらく埼京線を使う方にとってはこれが一番ありがたいのではないでしょうか?

運転室後ろのクラッシャブルゾーンが設置されたりしたことで、先頭車両の定員は減少したものの、全体を通して4名の定員増加が行われていることが発表されています。

拡幅車体を採用したこと、フリースペースを立ち席スペースとして活用できることなどを考えると、混雑率は想定しているよりも緩和され、朝の埼京線がより利用しやすくなるのではないでしょうか?

終わりに

いよいよ迎えた、りんかい線新時代!

記事を書いている日は運転台がどのようになっているのかや、その他設備がどうなっているのかはわかっていなかったですが、今後どのように動いていくのかに関しては沿線外である私にとってもわくわくしています。

改めて、71-000形、今後もよろしくね!

この記事を書いた人
ゴハチさん
ゴハチさん
別名:停車駅馬鹿

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