
こんにちは!矢切ディスカッションの「作画担当」みど〜7番です!
前回の「鉄擬キャラの作り方」では、恐らく一番メジャーかと思われる「鉄道車両の擬人化」にスポットを当てて私なりのやり方をご紹介しました。
さて、第2回は「既成駅編」ということで、私の周りで最近流行っている(と感じている)「駅擬人化」の私なりのやり方を解説していきたいと思います。なお「既成駅」と書いていますが、これは私が「未成駅の擬人化」を取り扱っている関係上表記を分けております。未成駅擬人化に関してはまた後日取り上げますのでお楽しみに!
それでは、今回もよろしくお願いします!
今回擬人化する駅
さて、今回擬人化していく駅はこちら!

北総鉄道北総線・矢切駅です。
矢切の渡しが有名でしょうか。この駅は北総線内唯一の完全地下駅であり、折り返し設備があるため矢切始発や矢切行の列車も存在します。ロケなどで地下鉄駅として使われがちな駅でもあり、とある作品では泉岳寺にされたとか…ちなみに、駅名は「やぎり」ですが地名は「やきり」みたいです。面白いですね。
さて、こちらの駅を擬人化していきましょう!
その1:駅情報をまとめる
※ここからはみど〜のやり方です。他の方はそれぞれのやり方でやっていると思いますので、あくまでもみど〜はこうやってるんだ程度に思って頂けると…創作に正解なんてありませんからね。
さて、私は元々路線擬人化の人間なので…駅擬人化は未知の領域です。どうしましょう…となった私は、一駅目で「駅情報をまとめてからキャラ設定を作り、そこからビジュアルを生やす」という方法を自分なりに確立させました。そのため、まずは矢切駅の情報をまとめる所から始めましょう。

全然浮かびません。
ああ、どうしよう。行き詰まってしまった。そんな時は、とにかく調べて情報を書き出します。(自分が感じた第一印象などはキャラ練りの際に使うため、まだとっておきます)

結局、ここまで書いたところで挫折し…とりあえずキャラ設定を考えることに。
その2:キャラ設定をつくる
私の場合、駅擬人化の際は基本的にキャラ設定(性格など)から考えるタイプです。大抵は脳直で思いついたものを文章として打ち込んでいくのですが、この時はどうしても思い浮かばず手書きで書き殴っていたようです。

うっかり容姿もここで若干練っていますが、いつもはキャラ設定を決めてから容姿を考えています。
ちなみにみど〜の擬人化特有の単語なので補足しておくと、エアポートブレード1号というのは1号線系統(4直)の擬人化キャラたち(管轄担当)が所有する段ボールカッターです。厳密には段ボールカッターというより面白い形をしたナイフで、強いて言うなら「固有武器」ですが、誰も武器として使わないため段ボールカッターとしての用途で使われています。
…で、話を本題に戻すと、結局今回はキャラ設定が確定しないまま容姿を考えることにしました。
その3:キャラの見た目を考える
さて、結構グダグダですが見た目を考えましょう。今回は矢切駅なので、
- 矢の要素
- 矢切の渡し(船)の要素
- 入口アーチ部分の直通アピール
- 地下駅っぽい要素
は個人的に入れたいところです。早速描き始めましょう。

とりあえず、上に挙げた4つの要素は入っていると思います。地下駅っぽさは「怪しげなお兄さん」という雰囲気で補完。

その後「地下籠りで細身→キツめのベルト着用」とか色々要素を足し、画角に入っていない所にも要素を取り入れたりしてなんとかビジュアルができました。

最終的に容姿に入れた要素としては
- 矢→髪飾り・弓矢(固有武器)
- 矢切の渡し(舟)→それっぽい形の帽子
- 入口の直通アピール→タスキ
- 地下駅→配色・体の細さ・怪しげな印象
- 北総の駅名標のライン→ベルト
となりました。私は擬人化に要素を入れるのが苦手なので(元の物に抱いた印象で擬人化するタイプなので…)それにしては結構入れられたかな、という印象です。
その4:整えて完成!
その後、できた立ち絵を駅情報やキャラ設定などのキャンバスに貼り付けていい感じに整えたら出来上がりです。今回はこの整える工程で駅情報の加筆・キャラ設定の記載を行いました。
そして、完成したキャラクターシート(キャラシ)がこちら!

この青年こそが矢切駅の管轄担当(擬人化キャラ)「栗山 矢切(くりやま やきり)」くんです。キャラ設定の文章で容姿に詰められなかった設定や持ち物(弓矢やベルトなど)の説明を補完しています
…はい、もう感のいい方はお気付きでしょう。この栗山くん、矢切ディスカッションの看板キャラでもあります。というか、矢切駅の擬人化は元々矢切ディスカッションの看板キャラになるであろう前提で制作を進めていたところがあり…制作が難航していたのは、私の好みに思い切り刺さるような全部詰めキャラを作りたかったからです…。その結果、作画コストの高い容姿になってしまい、栗山くんを描く時は血反吐を吐きながら描いています(笑)
ですが、既成駅の擬人化は元となる要素が存在するため、場合によって難航はするものの比較的キャラクターを作りやすい気がします。では、虚無しか残らない未成駅はどうでしょうか…?第5回をお楽しみに…
結論
最近は車両と同じくらいメジャーになってきている?駅の擬人化。自分のよく使っている駅がもし人間になったら…想像してみると、楽しいかもしれませんね♪
それでは、今回はこの辺で!読んで頂きありがとうございました。それでは!(執筆:みど〜7番)
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