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こんばんわ
どうもまた会いましたね
限界プラレーラーです。
期末テストも終わり…夏休みまであと1歩暑いですねぇ…プラレールも弱い樹脂は歪みそうで少し怖い今日この頃です。
旅行記がようやく書き終わったため今回から製品紹介に戻ります。
それでは…
どれにしようか…(棚を漁る音)
S品番の通常品にして〜
最近の製品出して〜
なんか聞こえてきますが無視しましょう。
今回は個人的に数あるプラレールのギミック車両の中でもトップクラスに高クオリティの商品を紹介します!
今回の製品
こちらです!
サウンド・スチームD51-200と
サウンド・スチームD51-498です!
残念ながら?通常のS品番でも最近の製品でもございません。
現在プラレールの3両編成の通常販売品につけられる商品番号。S-01のように、S+2ケタの数字で構成されます。また過去にはSと平行してK・F・KF、現在もKFのアルファベットが使用されています。
2001年からのS品番時代以前にも、EC箱時代と呼ばれる70年代後半〜80年代後半頃の製品では、EC・DL・EL・SLのアルファベットを使用し、車種を区別した時代がありました。(EC時代よく知らないけど多分これで全部…かな?)
その名の通りサウンドプラレールの仲間なのですが…なんとこの製品、煙を出します!
ギミックの仕組みは後程…
2機存在している理由は200号機が先に出た大型セット品、498号機が後の車両単独発売として別の販売形式で登場したため。
何度も言いますがこの製品2005年発売9月・12月の地味に20年近く前の製品!
ですがクオリティが現在から見てもプラレールトップクラスなんです。
その人気は現在でもネット上で5000円超で取引される事からも分かります。
それではモールドやギミックを中心に評価・比較して行きましょう〜。
車体モールドの比較
まずは車体モールドから。200号・498号両車共に炭水車が大きいのは動力車なので仕方ないですかね…
また両号機で炭水車屋根上のモールドが少し違います。498号機はやはりごちゃごちゃした印象です。
先頭車は排煙ギミックとスピーカーのギミックの付いた割に軽くて小柄なリアルサイズです。
先頭車は498号と200号の金型は共通のよう。なんで炭水車は変えたのでしょうか…?
また個人的意見ですが、自分永遠にプラレールのSLに言いたいことがあるんです…
デフレクターの穴開けて!!
(我慢ならず執念でデフとスポークのモールドをピンバイスで全部開けた通常品のC61)
ついでにジャンクで動かず連結機が付けられ、さらに何故か炭水車がC61-21の謎状態の個体ですが、さらなる比較対象として、現行品のD51-200を持ってきました。
うん…後発の現行品の方がモールドと塗装甘いですね。
(注意!通常品に繋げている炭水車はC61-20です!)
お顔は互角くらいのクオリティ。スチームD51の方がボイラーの大きさはそれっぽいですが、給水温め器の塗装は通常品のほうが見栄えがいいです。
ちなみに通常品はライト付きです。
実はスチームD51の出た2005年当時、これ以外のD51は70年代からのきしゃ金型しか無かったそうで…まだリアルなSLもC62くらい。そんな発売当時にはかなり喜ばれたと聞いています。
ちなみに比較にきしゃ金型を買おうとしたら
近所のホビーオフの100円ジャンクから消えてました…(;´д`)トホホ…
1970年発売の「D51きしゃ」初出の初期テンダーSLの定番金型。
70年代のおもちゃらしい愛らしいデフォルメをされた見た目をしており、使用する製品の無くなった今でも愛好者が多く居ます。
テンダーSLの定番金型と書いた通り、D51だけでなくC58やC62の旧製品もこの金型の流用品です。
長期生産の中で激レア派生品なども存在しており、割と種類系統のある金型だったり…
最後に客車部分を。12系の通常品は人にあげちゃったので旧客だけ通常品と比較。
まずは12系をつけた498から。
とてもリアルで通常品よりクーラが1組多いみたいです。屋根がギチギチしてるのはいいですね。
ただ…スハフなので後ろに増結しにくい。ギミック故のデメリットですね。
更に12系などを増結するとどうしても違和感は出ますね…まあしょうがない。
次に旧型客車を付けた200号機。
通常品の旧型客車と比べ、とてもシャープな印象を受けます。
素晴らしい!!これぞ理想の旧客!!
こちらもベンチレーターが2組増えてます。
スチームD51版は銘板すら付いてて凄いです。(見にくいのはご愛嬌…)
代わりにドア窓と雨樋表現が薄めです。
1972年初出のプラレールで最も古い現役金型と比べるのも少し酷とは思いますが、やはり最近(20年前)の金型はいいですねぇ…
1972年発売の「C58じょうききかんしゃ」が初出と思われます。(激レア品です…)
地味に多分レールを除く現役最古の金型な気がします。
その後小規模の改良が入り、屋根の分割ラインや連結機の固定方法が変更されたりしながら50年以上現行品で発売・配布され続けている地味に凄い金型です。
今後割と最近まで最古の金型系統の座を維持していた2002年まで?の1964年初出の電動超特急ひかり号中間車金型や、2010年代初頭?までの1970年初出のD51きしゃ金型はもうよっぽどの事が無い限りは発売されないでしょうから、今後もレールを除くプラレール最長発売金型となるでしょう。
(プラスチック汽車レールセットや電動プラ汽車の復刻品は全て新規金型の模様)
しかしD51-200って復活後旧客ほとんど引きませんよね…?
498号機と同じく12系にすればよかったのでは?
というか498号機と客車を逆にすれば良かったのでは…?
スチーム機構について
ここから本命です!
このプラレール最大の特徴であるスチーム機構を解説していきます!
まずはこの矢印の上からスポイトで水を注入。
そしてスイッチを入れて走らせると…?
水のミストが煙突から赤ランプに照らされて出てきます!
その仕組みは注入された水が車体下部のタンクに入り、それをガーゼで吸い上げ超音波発振板に当ててミストを作り出すようです。
この省スペース&低電力でこの機構を作り出したタカラトミーの技術力の高さが伺い知れます。
え…?バラして機構を見せてって?
致命的欠点について
実はこの製品ほんっっっとうにジャンク率が高く、内部の銅線が直ぐに切れるんです。
中古店で正常動作品はほぼ見ません。大抵不動かサウンド・スチームの出ない状態で出てきます。
そのせいでネット上で5000円するとは言いましたが、中古店で見つけてしまえば大抵不動品の扱いで1000円で買えてしまいます。
なんなら正常動作するのに店員にギミックを理解されずただの謎のバラせないジャンクの3両として扱われる事もしばしば。
(498号機はそのおかげで正常品を入手できました。)
また付属の専用スポイトはほぼ100%欠品してます。
100均などで小さなスポイトを買って代用品にするのが良いのですが、あまり最近は置いていないようです。
まあ何が言いたいかというと…
割と繊細な製品なので分解したくないです。
ただ割と中身は単純な構造なので見せるような何かは無いです。
編成のギミック分配について
編成のギミック構成は、先頭車がサウンド・スチーム車、中間車が動力車、後尾車が単三電池✕3が乗った車両。
編成はかなり重量級な車両です。持っただけで重いと感じるレベル!
その分動力車はかなり強力に感じます。
パワーを発揮するためか、かなりの重量のウェイトや、なんとプラレールでは通常使用されない金属ギアすら使われていました!!
実はこの車両3両が完全にバラせないので割と扱いに困ったり…
2005年くらいの凝ったギミックのプラレールにありがちです。(サウンド700系とか)
実車と比べてみよう
実車と比べてもとかなりリアル!
(それしか言う事が無いのがリアル)
やはりモールドや塗装のメリハリがしっかりしているのも好ポイントです。
(モノ撮り構図が下手なのは許して)
リアルな国鉄車が出ていたこの頃に戻りたい…
余談(執筆裏話)
この記事は高崎機関車全廃の一報の後、あまりその前に立つD51に注目が無いので書いてみました。
ちょうど直前に200号機の入手に成功していたため比較もできるじゃんと。
正直に言うとまともに書けそうな記事ネタがこれ以外に無さすぎて車両が揃う前に書き始めました。
炭水車の評価とか先に入手してた498号機の評価とか金型の話なんかは先に書いて、200号機が届いてからダッシュ執筆。
しかし間に合わずなんやかんやでドクターイエローの記事が先行…
なんとか週1本投稿を維持です。
ちなみに執筆前に200号のセット関連品の収集も目論みましたが正直個別で集める事は不可能レベルに物量ありますねあのセット。
全オリジナルグレーレールとか狂気。
この頃のタカラトミーカラーレール好きすぎ
せめて炭庫だけでも出て来てほしかった…
参考・情報引用させて頂いたサイト様
タカラトミー様公式ホームページ
(発売年月等情報引用させて頂きました)
プラレール資料館様
(情報捜索の手がかりにさせて頂きました)
お願い
プラレールは1次ソース情報が消滅している物が多数存在しています。本記事記載の情報も間違っている可能性があります。
(例:発売年月が違う)
訂正依頼等ありましたらコメントまでお願いします。
今回取り扱った車両の製品!
サウンド・スチームD51は廃盤ですが、現在でもD51-200号機は発売中!
下のリンクから是非!!
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