【コミックマーケットC106告知!】知られざる未成線、大船~平塚間三複線化の実態に迫ってみた!

どもゴハチの野郎です。コミケの内容の一部を暴露していいのか議論ではありますがさすがに内容が内容なのであらかじめ話しておく必要があると思いまして書きました。はい。

さて、来週開催されますC106コミックマーケットに、FreedomTrainが出店することになりましたが、その内容がちょっとマニアックなので事前にした情報だけでもお届けしておきたいなぁと考えて執筆しました。一応ネタバレににはならないように気を付けてはいるつもりです…

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地元民でも知らない未成線計画「平塚までの三複線化」

未成線、という言葉を聞いて、皆さまはどのような路線を思い浮かべるでしょうか。

計画倒れに終わった幻の高速鉄道「成田新幹線」。ふりとれの中でも時折話題となる「千葉県営鉄道北千葉線」、南北に分かれたまま廃止を迎えた北海道の「興浜線」などなど、幻に終わった路線を例に挙げると、枚挙にいとまがありません。

あ、北千葉の動画は遅れててすみません地べたに額打ち付けて土下座します。土曜日までには投稿しますはい。

そんな中には、全国区で知っている人もいる未成線があれば、知る人ぞ知る未成線もあります。中には地元の鉄道ファンすら存在を知らなかったような未成線など、その種類は多種多様。

そんな中、今回は「大船~平塚間、3複線化事業」について調査を行いましたので、それについて軽く告知も兼ねてご紹介です。

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そもそも、大船~平塚間三複線化事業とは

さてそもそも本題となる「大船~平塚三複線化事業」とは一体何だったのでしょうか…?

「通勤五方面作戦」のWikipediaには、以下のように記されています。

既に旅客線と貨物線による複々線となっていた大船駅 – 平塚駅間を三複線化し、旅客線を複々線、貨物線を複線とする。

その参考資料となった2004年9月号の鉄道ピクトリアルにも

大船~平塚間で計画されていた三複線化については見送られた。

という記載もありました。

事実の有無こそ定かではないものの、雑誌に記載があるということはある程度事実なのでしょう。

大雑把に語ると、1960年代初頭に計画された「通勤五方面作戦」。その中の計画のひとつに盛り込まれたものとされています。

計画の中で、予算が尽きてしまい未成に終わったものもいくつか存在しており、特に有名なものでいえば「三鷹~立川間の複々線化」の計画。

計画自体は残っているものの、ほぼ諦めたに等しいような扱いを受けています。今回調査したこの計画についても、参考文献こそ少ないものの、この計画に近しいものだと考えてもらえると幸いです。

なぜ知名度が低いのか

というわけで、未成線の類のひとつになるであろう「大船~平塚間三複線化」、なぜ知名度が低いのかと言えば、答えは単純明快、「着工されなかったから」、そして「あんまり地元から期待されてなかったから」。

そもそも計画自体は認可されていたものの、国鉄の財政難、そして保安装置の性能向上、使用車両の高性能化などが行われた結果、現在有する設備で十分に対応することが可能となったため、認可こそされたものの計画自体は行われることなく国鉄分割民営化を迎え、この計画は人々から忘れ去られることになったのです。

それでも、確実にその計画自体は存在していたことは、市立図書館に所蔵されていた議事録などを見ても明らか。この計画をさらに突き詰めようと動き足したのは…2024年の3月終わりの話でした。

さて、語れるのはここまで!

というわけで、アウトラインをこれくらい語ったところで、今回はここまで!

ザ、中途半端と言ったところですが、より詳細なことは当日発行する本でお読みいただけると幸いです。

アウトラインから、調査を始めた動機、具体的な直通計画に関する話、配線図の調査などをまとめたページがありますので、この計画が気になった方はぜひお手に取って見てみて欲しいです。

日曜日 東地区 “ス”ブロック-28ab(東6ホール)

皆さまとお会いできるのを、メンバー一同心から楽しみにしております!

この記事を書いた人
ゴハチさん
ゴハチさん
別名:停車駅馬鹿

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