
こんにちは。まるきゅーです。前回の外房・内房編からだいぶ間が開いてしまいましたが、今回は千葉駅から東にずれて成田線総武本線の発車メロディをご紹介します。
2025年7月現在の情報を掲載しています。現在、【総武京葉編】【外房内房編】の2種類を公開しています。後の二つもぜひご覧ください〜
※随時更新予定
総武本線 (千葉〜八街〜成東〜銚子)

前々回、総武快速・緩行線をご紹介しましたので、今回は主に209が活躍する千葉以東の総武本線の発車メロディをご紹介します。


駅数の割に導入駅は少なめです。そして利用客の多い千葉寄りに集中しています。逆に銚子寄りは全然導入駅がありません。佐倉までは成田線成田空港方面に行く列車も通るので本数は毎時4本以上と多めですが、佐倉から先は209系がメインになり本数も毎時2本程度まで減少します。
四街道 異例の新・復刻Ver

Xser21 • CC BY-SA 4.0
2024年12月8日日中、予告も無しに四街道駅の発車メロディのVerのみが変更されました。
0・1番線の「Verde Rayo(標準遅テンポVer)」は、かつて藤沢駅ライナー(現・特急)ホームなどで使用されていたものだそうです。6月には君津1番線でも使用開始されています。
2番線の「Gota del Vient(四街道Ver)」は変更当初、大船4番線で使用されている標準Verと同じと見られていましたが、有識者によるとどうやら速さが標準Verと微妙に違うらしい……
本数は日中毎時4本程度で、千葉以東では多い方です。乗降も、一日約2万人と周辺駅より多いです。しかし、ダイヤが厳しいとの事で、あまり期待はできないようです。標準遅テンポVerに限るなら君津1番線の方が鳴りやすいと思いますが、同番線は日中は扱える列車が無いので「賭けるなら君津、粘るなら四街道」といった感じでしょうか。
佐倉 いつの間かレア曲祭りに

Archiroid21 • CC BY-SA 4.0
佐倉駅は、成田方面の成田線と成東方面の総武本線との分岐駅で、ここを境に成東方面は本数が大きく減ります。
同駅で使用されている4曲は、元々他駅でも使用されていましたが、他使用駅のIKST化により、「蝶々のように」「ムーンストーン」「シーウィンド」の3曲は当駅限定になりました。(なお3曲とも佐倉が初採用らしい)
1番線は、主に総武本線成東方面が、2番線は、主に成田線成田方面が、3番線は、主に成田線からの千葉方面が、4番線は、主に成東方面からの千葉方面行きが使用します。
基本的に時間のある列車が多いですが、2番線は単純に曲が長いので、2番線は粘る必要があるかもしれません。
八街・成東 郊外に残るおなじみのテイチク曲

この2駅で使用されている「スプリングボックス」「すすきの高原V1」は、IKST化前に首都圏の一部駅で使用されていました。「スプリングボックス」は武蔵野線洗脳曲、「すすきの高原V1」は新宿8番線のイメージが強いかと思います。
現在、「スプリングボックス」は成東近辺の数駅と、長野、北上(接近)のみ、「すすきの高原V1」は同じく成東近辺の数駅と、赤羽を残すのみとなっています。個人的には二曲とも採用駅が多い印象があったので、調べていて驚きました。オススメは、成東の当駅始発or乗降狙いの赤羽です。
銚子 テイチクの生き残り

MaedaAkihiko • CC0
「犬吠崖っぷちライン」こと銚子電鉄も乗り入れる、当駅JRホームで使用されている「線路の彼方」「airly」「コーラルリーフ」は前項2曲同様、かつては首都圏の駅でも音を響かせていましたが、「線路の彼方」を除く2曲は現在、房総地区のみで使用されています。特に、かつて埼京線洗脳曲と呼ばれた「コーラルリーフ」は当駅限定に。埼京線時代の相棒だった「新たな季節」は消滅してしまったので、相棒の分も引き続いでできるだけ長く、生き残ってほしいですね!
全列車当駅始発なので、フル程度は容易だと思います。
成田線(本線) (佐倉〜成田〜佐原〜銚子)
※支線は次回紹介します。

Katorisi • CC BY-SA 4.0
成田線の本線は、千葉県佐倉市にある佐倉駅から同県成田市の成田駅、香取市の佐原駅を経て、銚子市の松岸駅へ至る路線です。銚子の手前の松岸で総武本線と合流してしまうので、大回り乗車では銚子は通れなくなっていて、年越し大回りの大きなハードルになっています。
こちらも成田以東は209系4・6両がメインで、本数も毎時1本まで減少します。


※なぜか酒々井は総武快速扱いだったので手書きand普通に一本線つけ忘れた
はい。16駅もあるのに、導入駅はわずか4駅。それもそのはず、空港輸送がメインの成田線は、成田駅から空港方面への空港支線に多くの列車は吸い取られるため、佐原・小見川方面は普通に本数がめちゃくちゃ減るand需要もガクンと落ちるので、本線にはメロディをつけるほどではないんですね。
ただ、房総末端と異なりワンマン化はほぼ全ての列車で行われていないので本数は少ないですが、収録の難易度は房総末端よりはマシだと思います。
成田・酒々井は空港支線も使うのでそこまで本数の問題はありません。
成田 1線だけ「ご当地」
「成田山新勝寺」や「成田空港」でお馴染み、成田市の中心駅である成田駅には、空港支線からの千葉方面が使用する1番線に「うなりくんなう!」という、同市観光キャラクター「うなりくん」のご当地ソングが使用されています。ご当地化の時に、全番線変える駅もありますが成田の場合は1番線のみの変更になりました。
うなりくんが気になる人はぜひ↓
他の2〜6番線は汎用曲を使用していますが、全て当駅限定。個人的に鳴りやすさは『3>5、6>2>1』だと思っています。「スイートコール」「フラワーショップ」は高輪ゲートウェイでの採用で当時話題でしたが、ご当地化に伴い、成田限定に戻っています。(ご当地化しなくても結局はIKST化してた気はする)
また、駅放送は「房総新標準形」という2000年代前半から導入が始まったものの、結局2010年代後半には置き換えがスタート、現在は成田限定とかいう迷放送が残っています。津田ATOSもそうですが、いつまで残るのでしょうか……
佐原 まさかのJR-SHに変更

MaedaAkihiko • CC BY-SA 4.0
2025年6月10日、君津駅が変更された翌日、また前触れなく今度は佐原駅の発車メロディが変更されました。
で、変更後のメロディがまさかのJR-SHシリーズだったのです……

登場年代的には、置き換えられたテイチク曲(「古いオルゴール」「風と共にV2」「雪解け間近」「花と空」)の方がJR-SHシリーズよりも後に登場しているので、約30年前の曲を、約30年前の曲が置き換える。という少し訳が分からない謎な置き換えを行なっているのです。
変更当時、SH3-3は既に消滅済でしたが、他3曲は生き残っていました。しかし、6月末の中央本線一斉置き換えによりSH2-1、SH5-1も当駅限定になりました。SH5-1,3-3はかつての東京駅と同じ複数ターンで1コーラスという音鉄泣かせのVerになりました。0番線は総武快速線E235系による鹿島線、夜の一本のみ扱えます。
次回予告
次回は、「常磐編」と題しまして常磐快速線並びに、成田線我孫子支線、空港支線の発車メロディをご紹介します。
最後までご覧いただきありがとうございました!
出典
情報
Wikipedia 様
発車メロディwiki 様(各駅の使用楽曲の確認など)
写真
(表記のない物は全て自前です)
表記のあるもの:Wikipedia 様
発車メロディ使用状況のマップ 鉄道路線図を作成するサイト 様

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