【桜も見れる!】東京都心からすぐの場所にある隠れたローカル線「西武多摩川線」に乗ってきた!

どうも、先月に続いてまたも一月一投稿が月末投稿になってしまったもりもりくんです。

今回は先日乗ってきた、東京都心からすぐの場所にある「西武多摩川線」に乗ってきたので、そちらの乗車レポートになります。

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路線の概要

まずは西武多摩川線の概要から見ていきます。

駅数6駅
線路全線単線
軌間1067mm
使用車両西武新101系
編成4両
最高速度95km/h
開業1917年

西武多摩川線は東京都心からすぐにアクセスできる路線としては珍しく、全線単線の路線。編成も4両とそれほど長くありませんが、本数は結構ある印象です。

駅数は少なく駅間もあんまり長くない、短めの路線。

ただ、結構長い歴史を持っており、元をたどると多摩川の砂利採取を目的に作られた多摩鉄道が1917年に開業したことが起源。西武鉄道はたくさんの鉄道会社を合併してできた鉄道会社で、多摩川線もその一つ。

また、使用車両についてですが、今は西武新101系が使用されていますが、おそらく皆さん御存知の通り西武鉄道では「サステナ車両」の導入を進めており、非VVVFの車両はこれにより置き換え対象に。

さいぱるさん提供

例えばこちらの写真は西武に向けて運ばれる小田急8000形。こちらは西武多摩川線からもさほど遠くない国分寺線で導入される予定で、もうそろそろ運用開始の予定。

当然西武新101系も後述しますがVVVFではなく、置き換えされることに。
そしてその車両が、現在東急大井町線で運用されている東急9000系

方向幕量産車さん提供

というわけで、今走っている101系は余命宣告済の車両ということに。これが私が西武多摩川線を訪れた最大の理由ですね。

次に、西武多摩川線の沿線を見ていきます。

簡略なので小さなミスは見逃してください。

西武多摩川線は、運営は西武鉄道が行いますが、西武鉄道の他の路線とは一切接続しない珍しい路線です。
そのため、普段の点検は白糸台駅併設の車両基地で行いますが、大きな点検などを行うときはJRの中央線経由で工場まで輸送するため、ときどきEF65につながった西武の車両が中央線を走る様子が見られます。

武蔵境駅で中央線と接続していますが、それ以外に接続している駅はありません。

ただし、白糸台駅と京王線の武蔵野台駅は駅名こそ違うもののさほど離れておらず、徒歩で乗り換えが可能なレベル。私が乗ったときもアナウンスでは乗り換え路線として案内されていました(にしては駅出てからの誘導が不親切)。ただアナウンス以外では乗り換えとして案内されておらず、京王側も乗り換えとしていないのでちょっと謎なところ。

同じく終点の是政駅は多摩川を渡って15分ほど歩くと南武線の南多摩駅へアクセス可能。25分ほどかかりますが、府中本町駅へも歩いてアクセス可能です。

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乗車レポ

では早速乗っていきます。スタート地点は新宿駅で、今回は同行の友人がいるのですが全員待ち合わせ場所にたどり着けずよくわからない場所で集合することに。ちなみに私は岡山出身です。

なんとか集まり、まずは中央線で武蔵境駅へ向かいます。快速線なのであんまり時間もかからずに武蔵境駅に到着し、ホームに降りると窓の向こう側に西武多摩川線の新101系が止まっていました。

ホームから降りると、すぐ隣に乗り換え改札がありスムーズに駅へ入場。どうやらこの駅は西武多摩川線といっしょに割と最近高架化したらしく、新しい都会の駅って印象でした。ただしホームは4両分の長さしかありません。

武蔵境駅は西武多摩川線では唯一と言ってもいい駅撮りが可能な場所らしいので、2本くらい撮影してから乗車します。

撮影:nubia Z70 Ultra(スマホ)

最近スマホを変えてカメラがめっちゃいいやつになったのでテストがてら。1本目の列車はあんまり使われないと聞いていた4番ホームに来ました。
ちなみに、ホームの番号は中央線と連番っぽいです。

撮影:nubia Z70 Ultra(スマホ)

西武新101系は初回製造が1979年と古く、一時期ブームになった中央で開いたV字に前面が折れ曲がる湘南顔スタイルの面影を感じる車両。西武多摩川線では4編成が在籍しており、西武で他に101系を使用している狭山線と車両を交換し合うスタイル。日中の運用は3編成がひたすら行ったり来たりしていました。

では乗車していきます。101系の駆動方式はVVVFではなく平行カルダン駆動で、加速時に段階を踏みながら加速するため結構乗り心地は悪く音と振動も大きいですが、我々にとってはご褒美です。

武蔵境駅を発車すると、カーブしながら高架を下り、下りきったあたりで畑が見えてきました。早速近郊らしさが出てきてワクワクしていたら、最初の駅新小金井に停車。

この駅では対向列車と行き違い。短い路線に3編成が往復しているので、交換の頻度は結構多いです。2時間くらい走って交換は1回だけだった姫新線のことを思い出しました。

新小金井を発車した列車は切通の中を走り、川をわたります。このあたりは公園になっていて、ちょうどこの時期は桜が咲いていてきれいな写真を撮れるそう。ちなみに私が行ったときは全然咲いてませんでした。

ちょっと走って多磨駅に停車。1面1線の駅ですが、新しくきれいな橋上駅舎を構える駅で、2020年から使用されているそう。大きな駅なのは駅のすぐ東に大学があるからでしょうか。

多磨駅を出るとチラチラ畑が見える車窓になり、白糸台駅に到着。この駅には多摩川線に閉じ込められた車両を点検するために車両基地が設けられていて、ここでも列車交換を行いました。

一旦ここで下車してみました。

西武多摩川線は構内踏切が結構あります。この白糸台駅も構内踏切があり、ちょっとローカルな雰囲気。また、面白い写真も撮れたりします。

ちょっと駅を出て、近くにある京王武蔵野台駅まで行ってみます。

駅のあたりは閑静な住宅街って感じです。時間が時間なのでごはん処はないかなあと探しましたが、どうやらなさそうなので諦めて散歩を続行。

ちょっと歩いて武蔵野台駅に到着。正直アナウンスで乗換案内するには遠すぎるなあ…と感じました。
こっちの駅は複線で橋上駅舎で2面2線。やっぱり本線なので規模はしっかり大きいですね。

途中西武多摩川線の踏切を渡ると、すぐ横に大きな鉄塔が。京急大師線に昔大きな鉄塔があったと聞きましたが、こんな場所で見られるとは。超広角でなんとか収まりました。
ちなみにすぐ奥で京王の線路が西武多摩川線を乗り越えています。

すぐ後ろを振り返るとこっちには白糸台駅と車両基地が。車両基地には赤電が止まっていました。

白糸台駅に帰ってきたので、また旅を続行します。

白糸台駅を出てしばらくするとカーブし、多摩川に並行に走るような格好に。カーブの終わり際に競艇場前駅があり、こちらは2面2線に見せかけて反対側のホームは使われておらず1面1線。ボートレースが行われる多摩川競艇場が近くにあるため、使われていないホームにはボートの実物らしきものが置かれていました。
また、駅からは競艇場まで橋がかけられていて、アクセスは良さそう。私はまだ17歳ですがね

そのまま右側は競艇場の殺風景で単調な壁、左は住宅街という景色で終点是政に到着でフィニッシュ。側線付きの1面1線で、ジオコレの駅Bみたいな駅舎です。ちなみに「これまさ」と読みます。

さて、是政駅は他の路線とは接続しない駅。この路線を訪れた鉄オタたちにはここで3つの選択肢が与えられます。

  • 戻って武蔵境駅、または京王武蔵野台駅から帰る(楽だけどお金がかかる)
  • 歩いて多摩川を渡り南武線へ抜ける(これが最有力)
  • 府中本町まで歩く(正直アホ)

ここで私たちが選んだのは…最後の府中本町まで歩く!

さいごに

府中本町駅近くにあった安養寺というお寺のきれいな桜のトンネルで締めたいと思います。
読んでいただきありがとうございました!西武多摩川線、桜がきれいな今のうちにぜひ!訪れてみてください

また、写真を提供してくださったお二方、ありがとうございました。
もりもりくんでした。

この記事を書いた人

もりもりくん
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ゆったりまったり、様々なジャンルの記事を書いていこうと思います。

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