どうも、閑古模型です。今回は、かつてバンダイより販売されていたシリーズ、Bトレインショーティー(以下、Bトレ)の中から、近鉄12200系をみていきます。
今回は、以下の内容でお送りいたします。
軽く実車の説明
近鉄12200系は、万博の客を伊勢志摩方面へ誘致する際の輸送力として計画、製造され、その後の名阪特急の需要に応えるべく、(事故廃車を含む)計168両が製造されました。これは、形式を細かくしがちな近鉄の中では最も多く製造された形式になります。ちなみに、現在は一部編成が塗装変更や改造などを受け、団体臨時列車や観光特急で活躍しています。
近鉄では、電算記号で車両を管理しており、12200系の2両編成には“N”、4両、6両編成には“NS”の記号が与えられていました。
この後の記事では、2両編成をN〇〇編成、4、6両編成をNS〇〇編成と呼びます。
スルッとKANSAI
まずは一番最初に発売された12200系、スルッとKANSAIシリーズから発売された“近畿日本鉄道 12200系”です。
これは、製品化されたBトレの12200系の中で唯一の4両セット、NS編成が組めるセットです。使用されているフレームはHGフレームです。初期の4軸フレームということで、ディティールや性能は後期品に比べれば劣りますが、多少の改造で難なく乗り切れるので個人的にかなり重宝しています。
後にも先にも、NS編成を1箱で組めるのはこのセットのみになります。セット内容は下の通りです。⤵︎
あと、この製品には登場時顔と更新顔の2種類が付属しています。下の画像の左が登場時顔、右が更新顔です。スナックコーナーなしでデビューしたN21以降の編成を再現できます。
近鉄創業百周年記念
お次は、近鉄創業百周年記念の際に事業者限定で販売された製品、“新スナックカー12200系”です。
近鉄創業百周年記念の際には、この他にも“ビスタカーⅡ世 近鉄10100系 新塗装”と、“21020系 アーバンライナーnext”が製品化されています。
これは別の記事でいずれ書くことになるかと思います…
そして、この製品の内容がこちら⤵︎
なお、この製品は登場時顔のみの付属です。側板的に更新顔をつけても「ナンダコレ」となりますので…
この製品は、あまり出回らない貴重な品となっています。まぁ実車分集めるとなるとこれが20本、40両分いることになるんですけどね((((
とまぁ、このセットは登場時のN01〜N20を再現できるセットで、諸々が専用品となっています。(側板とかステッカーとか…)
一般販売①
さて、そんな12200系も最後は一般販売されました。それが“新スナックカーAセット 12200系”です。
このセットは、1箱に2両、先頭2両のN編成が入っています。とは言っても、再現できるのはN21以降ですが…
あと、この製品にも登場時顔と更新顔が付属しています。
一般販売②
さて、そんな一般販売品ですが、「もうNS編成は作れないのか?」というと、それは違います。
「NS編成を作りたいならこれを増結しな」というスタイルで発売されました。ちなみに、このセットは12400系も組めるようになっています。
ただ、上にもある通りこのセットは中間車のみです。
このセットだけ買うと、なんかすごく寂しい感じになります。
全般的に共通する特徴
さて、いくら再販されたからといっても、改良されていくのはフレームくらい。
Bトレの12200系、というか汎用特急に共通する特徴がこれです。
台車は後に別タイプのKD71に交換された編成もいるので、そちらは近鉄30000系からレリーフを持ってくればなんとかなります。
問題はスカートです。
これ、近鉄30000系のスカートを持ってくるのが一番手っ取り早いのですが、なかなかそんなジャンクはないということで、別の対処法を使っています。
それをやってみた車両がこれです。
これはスカートパーツを切り、顔パーツに取り付けてるだけですが、見た目はかなり良くなります。
持っている方は、是非試してみてください!
‥って言いたいんですけど、もう販売されてないので不可逆的な加工はファイッキライダ!!っていう方もいますよね…
そういう方には、グリーンマックス製のスカートや、武蔵模型工場製スカートをお勧めします。
他で言うと、塗装が全て同じです。
「いや12200系は全部同じ塗装やろ」と思った方、残念ながら違うんですね。これが。
12200系などの旧型特急は、22000系ACEが登場した際に少し彩度が高めな色に塗り直されているんです。そして、Bトレに塗装されている色がまさにこの色。なので創業百周年記念の製品は………… 厳密に言えば塗装エラー……とも言えるんですよね…
ここでは、22000系が登場した後の塗装を新塗装、それ以前の通常塗装を旧塗装と呼びます。
して、それらの旧塗装を再現するのにうってつけなのが、グリーンマックスの鉄道カラー17番と18番です。
そして、これらを塗装したものとしていないものの比較がこちら。
右が鉄道カラーで塗装したもので、左が製品状態です。
こうしてみると、鉄道カラーの方はオレンジが少しくすんでいるのがわかるかと思います。この色こそ、真の登場時カラーなのです。(あと末期に走った復刻塗装にもできます。)
中古だとおいくら?
そもそも、Bトレインショーティー自体の新製品発表が2017年で途絶えているんですよね。なので今から集めようとすると、ほとんど中古組み立て済みや未開封中古品を買い集めることになります。(ただ、たまーにどこからともなく在庫が湧くことがありますが……)
先ほどまで紹介した製品の中古相場は、だいたい500~600円/両ほどになります。
ただ、創業百周年記念の物は出回る確率がかなり低いので、見かけたらかなり運がいいです。すぐに書いましょう。特に箱付き。
本編終了
というわけで、今回は近鉄12200系のBトレを見ていきました。長年近鉄の顔として走ってきた名特急、今でもTOMIXから製品化されたりと、引退してから3年が経っても、まだまだ人気は衰えないようです。
今後も、このような製品紹介や改造記録を書いていきます。
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では、また次回
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