JR東日本の支線の話~”本線でも支線”だと…!?①東北・高崎編~

東北地方


中の人、東北地区の素材なんて持ってない。困った助けてになってる。どうしよう。まぁどうにかする。

あっE531…!?(よからぬ考え)

利府線

この路線は完全なる旧線です。東北方面の支線で唯一の旧線じゃないですかね…?
元々利府支線の始点駅である「岩切駅」から東北本線「品井沼駅」までを利府駅経由で結ぶ本線でした。辰野回りの中央本線と同じような感じですね。

当初はこちらが本線として走っていましたが、最大16.7‰の勾配が路線内に存在することから、長編成の列車には碓氷峠のような補助機関車を連結していました。たった16.7…と思うかもしれませんが、当時の車両状況を考えるとかなりの急勾配だったのでは?と思います。

そんなこともあり、現在の路線の「塩釜経由」(新線)が開業。利府経由の支線は「山線」と呼ばれ、地域輸送のみとなりました。
ですが、新線の複線化が終わり山線の廃線が濃厚になります。そこで、地元住民が残してくれ!!!と嘆願した結果、代替交通手段がない現在の「岩切~利府」間のみが残りました。これが現在の「利府線」です。
なお、電化されたのは1978年ですが、気動車による運行がなかなか終わらず、電車に完全に切り替わったのは1995年と意外と最近です。
ちなみに途中駅の「新利府」ですが、完全に支線となった1962年から20年たった1982年に設置された駅です。

仙石線・東北本線接続線(仙石東北ライン)

高城町駅の駅名が間違えてましたごめんなさい!
正しくは「高城町」です!木じゃないです!

これに関してはもはや接続線と呼んだほうがよさそうですよね。仙石東北ラインが通るあの路線です。
元々は「保線車両の行き来の為」に設置されていたこの路線ですが、東日本大震災で大きな被害を受けた仙石線の復旧・沿線の復興を目的に作られた路線です。
仙石東北ラインは震災前も計画があり、ずっと議論を重ねていましたが、なかなか議論が進みません。工事もなかなか出来ていませんでしたが、震災をきっかけに工事を行うことを決めたそうです。東日本大震災の被害がどれほどすごかったかがよくわかる路線でもありますね。

現在では東北本線から仙石線に入る系統として使われており、途中までは東北本線を走るため東北本線の利用者が多いというのも特徴的です。
また、電化方式や保安装置の関係など、技術面でぶつかるところが多数ありましたが、ハイブリット車を使用したことにより、電化方式はクリア。最初は保安装置を変えるため、接続線手前で運転停車をしたうえで切り替えていたようですが、現在ではスムーズに保安装置を変えられるように改良したことにより速度を落とすだけで良くなりました。

なお、仙石東北ラインの自動放送は東北エリアでは珍しく英語放送の地名のイントネーションが「日本語と同じもの」が採用されています。
東北地区と言えば新規開業した郡山富田駅以外はイントネーションが英語のものであり現在も変えられていませんが、仙石東北ラインは新規録音ということで日本語のイントネーションが採用されたようです。

最後はあの支線です。実はちゃんとした「在来線の支線」なんですよ。

この記事を書いた人

鶴川
#ニート系管理者

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