【GW最終日】臨時特急ソニック96号 自由席乗車記

ご無沙汰してます。ふぺです。

撮影日は今年のGWの最終日である5月6日です。私は今大分駅に来ています。

豊肥本線沿線にある親実家から福岡の家に帰るため今から特急ソニックに乗ろうと思うのですが、実はきっぷを取ったのが乗る4日前と遅かったのもあり、自由席のきっぷしか取れませんでした。

なんとか指定席に座れないか、とギリギリまで予約画面と睨めっこしていましたが結局取れず、座れるかどうか不安になりながらもホームに上ってきました。

エスカレーターを上りホームに着くと既に乗る予定の特急が停まっていました。臨時特急のソニック96号、885系SM6編成での運用です。GW期間ということもあり、日豊本線では特急ソニックやにちりんの増発がなされていました。先に隣のホームのソニック46号が発車することもあり私が乗るソニック96号には誰も並んでいません。「よかった、これなら座れそうだ。」と安堵しながらドアの前に並んでいると隣のソニック46号が定刻通りに大分駅を出発。そのすぐ後に96号のドアが開いたので乗車。

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車内の確認

ボケてて申し訳ないです🙇

885系の座席はこんな感じ。往路で乗った883系とは違い黒を基調としたデザインで落ち着きます。とりあえず席は取れたので荷物を整理して着席。

…の前に混雑状況を確認。ほとんど人がいません。案内では指定席、グリーン車共に満席との案内がされていたのにこの自由席のガラガラ具合には驚きました。とりあえず大分辺りから乗る人であれば自由席でも大丈夫な気はします。

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大分駅 発車

そうこうしているうちにソニック96号は16時55分、定刻通りに大分駅を発車。大分駅出発時点で私が乗っている6号車には8人ほどしか乗って来ませんでした。ここから先別府、杵築、宇佐、柳ヶ浦、中津、行橋、小倉、戸畑、黒崎、折尾、赤間、香椎、博多の順に停まっていきます。

最初の通過駅である西大分駅とコンテナホームを通過すると隣に別大国道別府湾が見えてきます。しかしこの日九州北部では雨が降っていたため景色はあまり良くありませんでした。

別府駅 到着

大分を発車して10分後の17時5分に別府駅に到着。隣には佐伯行きの普通列車が停まっていますね。別府駅では温泉帰りと見られる人たちが指定席の列が非常に混んでいたのに対し自由席は1人しか並んでいませんでした。結局私の乗車している6号車には誰も乗って来ずソニックは別府駅を発車。

別府を出ると車掌による自由席の検札が始まりました。検札をしているうちにソニックは振り子を使いながらスピードをどんどん上げていき、高速で亀川駅、豊後豊岡駅などを通過していきます。

日出駅を通過したあたりで大分駅の浪花 古市庵&梅の花で買った弁当を食します。885系の座席はとても快適なのですがテーブルが小さく、このように弁当などの物は結構置きにくいです…

大神駅 運転停車

弁当を食べているとだんだんと列車はスピードを落とし17時19分大神駅に運転停車。日豊本線は大分以南と日出〜杵築中山香〜立石が単線となっているため一部の列車は途中行き違いとしなければなりません。先に大神駅にて運転停車していたソニック35号が先に発車しそのすぐ後に私が乗っているソニック96号が出発し始めました。

杵築駅 停車

17時23分1分遅れで列車は杵築城で有名な杵築駅に停車。当駅では列車交換はありませんでしたが乗客との対応があったらしく少し遅れを増やして発車。

中山香 運転停車

杵築駅を発車したあとは次の宇佐駅まで飛ばすのかと思いきや17時30分に隣の中山香駅にて運転停車。大神駅と同様何か列車交換をするのかと思いきや十数秒ほど停まったあとすぐ発車していきました。

ここからまた単線区間へと入っていきます。

立石駅を通過し複線に戻ると列車は立石峠に挑みます。ここは日豊本線の難関ポイントの一つで、大分方面に向かう列車は約3000mの立石トンネルを通過し山を越えていきますが私が乗っている小倉方面へ向かう列車は山を縫うようにして峠を攻略していきます。

宇佐駅 停車

立石峠を抜け西屋敷駅を通過すると17時41分、3分遅れで列車は宇佐神宮最寄り駅の宇佐駅に停車。杵築駅に続きこちらもほとんど乗降はなくそのまま発車しました。

(それにしても本当に天気が悪い…)

柳ヶ浦駅 停車

豊前長洲駅を通過してすぐ17時46分、宇佐駅と同じく3分遅れで柳ヶ浦駅に停車。こちらは意外にも乗降が多く指定席にも多くの乗客が乗ってきたほか自由席にも数名が乗ってきました。なお柳ヶ浦駅には隣に留置線がありますが反対側の席に座っていたため見ることはできませんでした。

中津駅 停車

柳ヶ浦駅を出ると豊前善光寺、天津、今津、東中津を通過し福沢諭吉の故郷である中津駅に停車。到着は17時56分と遅れは1分回復しました。中津駅は当駅で大半の普通列車が折り返す主要駅ですが、数名の乗降があったのみでした。

中津駅を出発すると列車は山国川を渡り福岡県へと入っていきます。

行橋駅 停車

列車は宇島駅や新田原駅を通過し18時11分、2分遅れで福岡県最初の停車駅の行橋駅に停車。ここでやっと他路線との接続駅が出てきました。

行橋駅から列車の本数も増えることもあり田園風景から一変し都会的な雰囲気に変わっていきます。列車は爆走しながら朽網駅や城野駅を通過していきます。

西小倉駅手前 信号停車

もうすぐ小倉とのことで座席を回転させるため準備をしていると南小倉駅を通過したあたりから急に減速。そのまま西小倉駅手前のカーブで停まってしまいました。「え、なんで??」と困惑しつつ運行情報を確認すると…

なんと笹原駅にて人身事故博多〜鳥栖運転見合わせとのお知らせが。笹原駅とは博多駅から2駅という場所。この特急ソニックは全列車博多止まりのため笹原駅を通ることはありませんが、普通・快速列車はほとんどが笹原駅を通るためこの列車も影響を受けることは確実です。よりによってGW最終日に人身事故に巻き込まれるという最悪なことが起きてしまいました。帰りのバス間に合うかな…と落胆しているとゆっくりと列車が動き始めましたが、果たして博多駅にはいつ着くのでしょう…?

小倉駅 停車

そうこうしているうちにゆっくりと小倉駅に停車。到着は18時31分と4分遅れでの到着になりました。ここで多くの乗客の入れ替わりがあり新幹線に乗り換えると思われる人たちがぞろぞろ降りられたほか、仕事帰りと思われる人たちが多く乗られ窓側の席は全て埋まるほど、デッキに立つ人が数名見られるほどの混み具合になりました。

当駅から進行方向を転換し鹿児島本線に入るため座席を回転、また着席します。

戸畑駅 停車

鹿児島本線に入り西小倉駅、九州工大前駅を通過した通過すると列車は18時36分、定刻より2分遅れで戸畑駅に停車。行橋駅時点での遅れに回復できたほか、ここでさらに数名の方が乗ってきました。

黒崎駅 停車

戸畑駅から枝光駅、スペースワールド駅、八幡駅を通過し18時42分、3分遅れで黒崎駅に停車。ここでも多くの乗降があり、ほとんどの座席が埋まりました。

折尾駅 停車

黒崎駅から陣原駅を通過し列車は18時47分、4分遅れで福北ゆたか線、若松線の乗り換え駅である折尾駅に停車。指定席の列から数名の方が降りられましたが自由席はほとんど乗降がありませんでした。

非常に天気が悪いですがなんとか遠賀川を渡り、水巻駅、遠賀川駅、海老津駅を通過すると列車は鹿児島本線の難所、城山峠へ入っていきます。

海老津駅まではそこそこのスピードで走っていましたが海老津駅を通過したタイミングで列車は減速。

教育大前駅手前 信号停車

どんどん減速した列車は18時58分、教育大前駅の手前でついに停車。どうやら前の列車が詰まっている関係で赤間駅に入線できないようです。この抑止は西小倉駅と同様すぐあると思いきやかなり長い時間かけられていました。

しかし意外にも乗客は特段慌てたりする様子となく皆落ち着いていましたがカーブで停まった関係で振り子装置が作動したままになっていました。このような状態が10分ほど続いたのちやっと動き出しましたが速度はめちゃくちゃゆっくり。今にでも停まるんじゃないかのレベルの速度で教育大前駅を通過していきました。

赤間駅 停車

そうして列車は19時14分、定刻より20分遅れで宗像市の中心駅、赤間駅に停車。隣のホームには4229M(415系快速荒尾行き)が停まっていました。

さぁ、無事に博多駅に着くことはできるのでしょうか…

福間駅などで抑止中の普通列車を追い抜きながら古賀駅や福工大前駅を通過、次の停車駅である香椎駅に向けて列車は爆走していきます。

香椎駅 停車

列車は福岡市に突入し19時28分、20分遅れで香椎線の乗り換え駅である香椎駅に停車。隣には香椎線の普通列車宇美行きが停車しています。あと残り少し、やっと博多駅が見えてきました。

列車は香椎駅を発車し千早駅、箱崎駅、吉塚駅を通過。また吉塚駅にて4227M(817系快速大牟田行き)を追い越しましたがこの快速列車の吉塚駅発車は18時17分、この列車が吉塚駅を通過したのが19時33分なので約1時間も遅れていることになります。

終点博多 到着

こうして特急ソニック96号は19時37分に博多駅に到着。本来の博多駅到着より21分遅れてでの到着となります。

隣のホームには抑止中の811系鳥栖行き普通列車と特急みどりが停まっており、この列車もホームを空けるため車掌さんが急いで列車を降りるよう案内を促し乗客の降車完了を確認すると回送列車として竹下方面へ走り去っていきました。

意外にもホームは混雑していませんでしたが改札口は非常に混雑しており、この30分後の20時ごろにやっと博多〜鳥栖が運転再開しました。このような事態の中頑張って復旧作業や案内をして下さったJR九州の方々には感謝しかありません。

まとめ

いかがだったでしょうか?私自身このようなことに巻き込まれるのは初めてで内心とても慌てていましたが大きく遅れることなく無事に博多駅に着くことができとても安心しました。

またソニックは結局自由席を選んで正解だったと思います。実は九州ネット予約では一部で指定席より自由席のほうが高いという謎現象が発生していますが、指定席が満席でも空いている自由席で十分ゆったりと帰ることができるので「自由席しか取れなかった…」と不安になる必要はあまりないと思います。

ソニックの細かい紹介はこちら↓

【多すぎる】特急ソニックの停車パターンをまとめてみる https://freedomtrain.jp/fuppe_fukuoka_/26007/

この記事を書いた人

ふぺ
ふぺ
ふぺです
月1で九州メインの記事を上げていければと思ってますので何卒...
icon @Bashamichi_mm04 様

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