
こんにちは。こづるしんでんです。
仙石線の個性豊かな車両たちを紹介する、仙石線車両図鑑。2回目の今回は、205系3100番台M2編成を紹介していこうと思います。
概要


M2編成は、205系で初めて2WAYシートを搭載した車両で、現在はマンガッタンライナーIIとしてラッピングが施されています。
あおば通方から、クハ204-3102、モハ204-3102、モハ205-3102、クハ205-3102の4両編成です。
転入元は?

仙石線の205系で2番目に宮城野に転入した編成で、2002年10月31日に転入しています。
転用元は、あおば通方から、サハ205-33(ヤテ17編成)、モハ204-56(ヤテ19編成)、モハ205-56(ヤテ19編成)、サハ205-38(ヤテ19編成)です。
郡山工場で転用改造が行われました。ATACSが搭載されており、ID-02が振られています。
特徴は?

では、M2編成の特徴について見ていきましょう。
ドア窓の大きさは、全車山手線の205系から改造されたため小窓になっています。前照灯はLED化されているほか、霜取りパンタグラフの設置はありません。
また、SIVは大多数の編成が103系のものを流用していますが、M2編成は新製したSIVを搭載しています。SIVが新製か103系流用か、の細かい話は次回あたりにしますかね……

そしてM2編成の特徴といえば、なんといってもマンガッタンライナーⅡとしてラッピングが車両全体に施されていること。
マンガッタンライナーIでは作品別に1両ずつラッピングしていましたが、こちらはジャンルごとに1両ずつラッピングされています。
クハ204-3102はM8編成同様サイボーグ009になっていますね。
ラッピング内容(石巻方から)
クハ205-3102:ヒーロー
モハ205-3102:コメディ
モハ204-3102:時代劇
クハ204-3102:サイボーグ009
実はM2編成としての登場時はM3やM5と同じく2WAYシート色でしたが、2008年9月18日からマンガッタンライナーⅡとして運行を開始し、現在に至ります。

また、石巻方先頭車のクハ205-3102はロングシートとクロスシートを転換できる、2WAYシートとなっています。これはJRグループとしては初の実用化だそう。ちなみに日本初は近鉄の2610系2621Fらしいです。
以前は快速運用時を中心にクロスシートになっていましたが、2015年10月以降はロングシートに固定され、現在では転換できなくなっています。
なお、205系は鴨居部にドアエンジンがあり、2WAYシートを設置するときに支障になったため、ドアエンジンが変更されています。そのため、ドアの挙動がちょっと違ったり……

ちなみにクロスシート時はこんな感じらしいですね。
引退は?
すでに引退が公表されています。
最終運行日は2025年12月7日で、マンガッタンライナーⅠの時と同様、下りはあおば通10時48分発の石巻12時14分着、上りは石巻12時46分発のあおば通 14時12分着の列車がラストランになります。
205系のマンガッタンライナーはこれで引退してしまいますね……詳細はこちらの記事にまとめてあるので興味のある方はぜひ。
まとめ
引退がすでに公表されているM2編成。残り1ヶ月、元気に走りきってほしいですね。
次に紹介するのはM3編成。こちらは数少ない形態の車両で……

最後までご覧いただきありがとうございます。

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