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こんばんちわ
さむい。
どうもこんばんわ。自称限界金欠プラレーラーです。
秋とは幻であるとでも言いたいが如く消えた心地よい気候は消え去ってしまった今日この頃、買ったのに未だに開封していない車両がふと目に留まりました。
それがこちら。
2021年10月発売、S-18 ハローキティ新幹線です。
シール貼付が主流の近年では珍しくなってしまった全面車体印刷のラッピングプラレール。
近頃のタカラトミーの印刷技術力はどんなものかと無駄な挑戦心で購入してみたは良いものほぼ触れず仕舞いになっていました…
勢い余って開封してしまいましたが、折角なのでレビューしてみようと思います!
実車紹介
概要
とても人気な車両ではありますが一応実車紹介を。
ハローキティ新幹線は2018年6月末から山陽新幹線新大阪〜博多間で運行を開始したJR西日本500系新幹線と皆さんご存知日本を代表するマスコットキャラクターである「ハローキティ」のコラボ車両。
専用編成であるV2編成が、こだま842・849号の指定運用限定で運行されています。
2015年8月まではプラレールカー、2018年5月までエヴァンゲリオン新幹線として運行されていた同編成を改造して誕生しました。
外装・内装
1号車「HELLO! PLAZA」は座席を撤去の上車内に展示スペースや限定ショップを設置した他、2号車の自由席も特別内装車「KAWAII! ROOM」としてフォトスペースの設置や、ピンクを基調に内装各所にハローキティを散りばめた特別自由座席の設置がされました。また車内チャイムも他編成の「いい日旅立ち・西へ」から当編成限定のオリジナルメロディに変更されています。
外装は地域を「つなぐ」「結ぶ」という想いを込め、ピンク色のリボンで生まれ変わった新幹線をテーマにラッピングされており、元の500系の塗装パターンを踏襲しながらも配色は白とピンクを基調に窓部帯をリボンに見立てたデザインになっています。
尚公式ホームページに8両全車の側面ラッピングのイメージ図が掲載されています!
圧巻なので是非ご覧下さい!
登場時にはサンリオの海外人気もあり世界各地から注目を集め、英国営放送BBCや仏女性ファッション誌のELLEなどに取り上げられました。流石キティパワー。
運用・乗車方法
現在1編成・1日1往復のみでの運行ではあるものの2024年11月現在も基本的に月間2〜3日の運休日以外は運行されている上、充当される指定運用のこだま849号も新大阪11時半過ぎ出発・博多15時着と何かと丁度良い時間であり、東京・関西どちらからでも予定を合わせれば気軽に乗れる列車です。
また自由席も設置されているため、乗車区間の乗車券・特急券のみで乗車が可能。新大阪から神戸や姫路までの短距離の移動でも、動くイベント会場気分で展示ルームに乗り込んで気づけば目的地…なんて利用方法も!
皆さんも是非乗ってみては…?
製品概要紹介
そんな人気のハローキティ新幹線、500系に異常な程の執着を見せ、過去の500系V2編成のラッピング車両を全種製品化する程の500系好きなプラレールシリーズでは、実車の登場から3年程遅れた2021年に3両単品車両として製品化。
通常品の500系と同じ金型に全面印刷によるラッピングを施し、キャラクターシールを貼り付けた仕様です。
価格は版権の関係か他の製品より少しお高い3080円。通常塗装の「S-02 ライト付500系新幹線」は2860円のため、当製品にはライト機構が無いことも考慮して400円程が版権代でしょうか?
尚発売当初は現在とは違い、キャラクターコラボシリーズの「SC-07」の品番が振られていましたが、その後SC品番の廃止により通常品のS-18に変更されました。
この際SC品番から通常品へ移行したのはこのハローキティ新幹線と「SC-06 ドラえもんトラム」のみ。その上現在もカタログ落ちしていないのはハローキティ新幹線のみです。
個人的にSC品番には通常品では到底発売されないであろうマニアックな車両がとても多かったのですが…残念です。
コラム:プラレールシリーズの500系への異常な程の執着。
先程の製品紹介にて、「異常な程の執着」と表現したプラレールシリーズの500系、折角なので少しご紹介します。
最初の製品化は1996年。流行りが命のおもちゃ界隈。やはり登場とほぼ同時に単品製品が発売されました。その後も1997年に東京駅乗り入れ開始を記念しセットが発売。1998年にはベーシックセットとして登場。
そして注目すべきは1999年。プラレール40周年を記念し、初代新幹線製品「電動超特急ひかり号セット」の復刻品とセットになり発売。更にファンクラブ限定で販売された「アニバーサリーアルバム」にも収録。なんとこの仕様では実車に近い薄めの色を採用した特別仕様。
その後もセット品や単品の改良、金型の改修やラッピング仕様を製品化し続け、現時点で20以上のセットや仕様違いが存在しています。
個人的に好きなのは2016年に発売された、V2編成の先代ラッピングに当たる「500 TYPE EVA」。実車の超複雑なラッピングを印刷で見事に再現し、超人気製品となった仕様です。
その人気は凄まじく限定品にも関わらず2度の再生産が掛けられ、2度目の再生産の前にはラインナップに残りながらも5000円以上のプレミア価格になった事も。
また架空の仕様であるEVA02号機仕様のカラーリングが何故か製品化されており、こちらもとても高いクオリティを誇っています。
このように数多くの製品が存在する500系。いつかは以前E5系でまとめたようにプラレール製品の全種辞典を作ってみたいものです。
実物レビュー
箱外観
キャラクター特化のSC品番からの移行品ということもあり、通常のフォーマットに装飾が多く追加されています。
まずは箱正面です。製品名の横にハローキティ新幹線の公式アイコンが。更に箱窓中央と実車写真の横には車掌姿のハローキティが鎮座。
箱側面蓋にも通常のフォーマットの余白にキティが佇んでいます。その他裏面のフォーマット等は通常品と同様でした。
最後にプラ電車カードです。
こちらは意外にも通常のものとほぼ同じフォーマット。もっとキティが大量に居るデザインかと思いきや意外にもこちらには1匹も居ませんでした。なんでだよ。
車両本体
箱の話ばっかりじゃつまらないですよね。お待たせしました、ようやく車両本体です。
今回の製品の見どころは印刷の質とラッピングの省略処理。プラレールは基本的に長さ方向に約2/3にデフォルメされているため、必然的にラッピングも長さ方向に一部省略する必要があります。
どのようにデフォルメ処理がなされているか、折角なので公式イメージ画像と比べながら先頭車から順に見て行きましょう。
先頭車
主に中央付近をバッサリカットし、長さ方向を限界まで詰めた模様。車端部のリボンもカットされている所になんとかラッピングの特徴を収めようとした努力を感じます。
整形色は白色で、リボンと帯は車体への印刷表現で、前頭部のキティの立ち絵+Hello Kitty Shinkansenの文字と車端部リボン中央の金地にキティの装飾のみシール貼り付け。
ズレやカスレなどは一切なく、流石日本おもちゃ界のトップを走り続けるタカラトミーだなぁ…と。
なら最近の製品の屋根や妻面などの塗装省略は止めてほしいんですけどね???
屋根は実車と同じくピンク一色。実際に見ると思っていた以上に主張が激しく、これぞラッピング車!という感じです。
動力台車は他の新幹線製品と同じく2スピードの新メカ。現在の通常品の500系はライト付きなので、珍しい訳ではないけど現状500系唯一の仕様です。
中間車
続いて中間車。中央部が丸々省略された他、隣の号車に掛かっているリボンを中央に寄せた模様。車間が広いプラレールならではといった所でしょうか。
こうして実写デザインと並べてみると差異が多くて驚きました。
金型は2014年のリニューアル後の物のためしっかり現在の実車の仕様と合致。新動力時代の金型との差異は翼形パンタの変更と、モデル号車の変更によるドア位置・窓割りの変更がされてる点です。
個人的には500系の特徴と考えている、静電アンテナが先頭車次位の中間車に備えられている点がしっかり再現されていて感動しました。
後尾車
最後に後尾車。ラッピングは実車とは違い先頭車に合わせて前面寄りにリボンを1つ追加しています。
とはいえデザインの良さが落ちる事は全く無く、実車へのリスペクトとおもちゃらしさの両立が素晴らしいです。
そういえばここまで反対側面の写真は掲載していませんが、基本的には同じです。
台車は最近の新幹線製品で流行りらしい車軸受け付きの物。車体下部に思いっきり台枠側面が見えているのが個人的にはあんまり好みではありません。
正直やめてほしい。
最後に
久々に購入記も無くただなんとなく買ったプラレールをレビューした今回は、茶番やおふざけをしまくりたい衝動を抑えてちょっとマジメな感じに書いてみました。
つまらねぇ!もっとふざけろ!というそこの貴方!コメントして下さいな☆
ついに引退が告知された500系新幹線。確実に一時代を築き上げた名車の引退は寂しい物ですが、新幹線車両にしてはかなり長生きした方でしょう…
後悔する前に早めに乗りに行きたいな〜(尚金欠)
それでは次回の記事でもお会いしましょう〜
今回紹介した製品+α!
参考・引用
ハローキティ新幹線公式サイト様
タカラトミー公式ホームページ様
プラレール資料館様
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