厚木 is NOT 厚木〜厚木駅が海老名市に存在する事象について〜

どうも、小田急には数回乗ったことがあります。中沢です。

さて、度々起こる「駅名と所在地の地名が一致していない問題」。例えば品川駅が港区にあったり、目黒駅が品川区にあったりしますよね。そんな事象が神奈川県でも発生していたりします。

「厚木駅は海老名市に存在する」

いや、区じゃなくて市を跨いでるじゃないですか!市名を冠する駅名が別の市にあるのはアカンやろ!ということでこの事象について…「何故このような矛盾が起こってしまったのか」を見ていくことにしましょう。それでは今回もよろしくお願いします!

【豆知識】
本厚木は”本”当の”厚木”
という意味(信憑性5mm)

まもうな
まもうな

それガチだよ

なかざわ
なかざわ

マジかよ!?!?!?!?

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そもそも厚木駅って何

撮影→まもうな
駅番号OH-33
駅名厚木(あつぎ)
所在地神奈川県海老名市河原口一丁目1番1号
事業者小田急電鉄・JR東日本(・相模鉄道)
電報略号ツキ
駅構造(小田急)高架駅・(JR)地上駅
ホーム(小田急)2面2線・(JR)1面1線
開業日(小田急)1927年4月1日[98年前]
(JR)1926年7月15日[99年前]
(相鉄)1926年5年12日[99年前]
所属路線小田急小田原線
相模線
相鉄厚木線(貨物路線・客扱いなし)

厚木駅は小田急小田原線と相模線の接続駅で、客扱いのない貨物路線としてですが相鉄も一応います。小田急とJRの駅は共同使用となっており、それ故にJRに乗る際も小田急の改札を通る形となります。

…で、肝心の所在地は「神奈川県海老名市」でございます。

「厚木」を名乗っているのに「海老名」に存在するこの駅、どうしてこんな事象が発生してしまったのでしょうか…?

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所在地矛盾の理由

どうやら海老名市に「厚木駅」を作ろうと考えたのは、当時の相鉄(現在の相模線を持っていた会社)の重役であり海老名村の村長だったそうです。当時の厚木町の人口は海老名村の3倍以上、せっかくなら大きな町の名前をつけたほうが立派に見えますよね。また、神中鉄道(現在の相鉄各線を持っていた会社)が相模川を渡るための建設費用を調達できなかったため、この駅に「厚木への玄関口」という意味を込めて厚木駅と名付けた説もあります。

撮影→まもうな

また、小田急は元々地名から取った「河原口」という駅名でここに駅を設置していましたが、後に相模線と統合されて「厚木駅」となりました。なお、“本当の厚木駅”「本厚木」は元々「相模厚木」という名前だったそうです。

やはり物議を醸す「所在地矛盾問題」

やはりというか、厚木市はこの矛盾駅名を変えて欲しいようです。そりゃそうだ。

ですが、定着してしまった駅名を変えるのは容易ではありません。利用者への周知も必要ですし、何よりすごいお金がかかります。それ故か、やはり厚木駅はそのままの名前でずっと鎮座しているのです…

結論

結論:厚木 is NOT 厚木

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この記事を書いた人
中沢 / Nakazawa
中沢 / Nakazawa
矢切が俺に所属。フリーター、バンドオタク、一応絵描き。
札沼線民歴6年、東豊線民歴12年、千原線民歴1年。鉄オタ歴は4年弱。

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