
どうも、風邪が全然治らない中沢です。皆さんも健康にはお気を付けください…
いわゆる“4直”の要ともいえる都営浅草線の車両を4回に分けてご紹介!その名も「都営浅草車両図鑑」!前回はこちらから!⏬
さて今回は前回の終盤でちらっと予告した“5000形6次車”「5200形」をご紹介!もはや5000形ではないのに5000形を名乗っていた電車です。それでは今回もよろしくお願いします!
【豆知識】
都営浅草線の車両で
唯一5200形だけ
模型が出ていない
5200形の特徴
外観

5200形は、1976年に輸送力増強を目的として増備された5000形の6次車です。5000形ではあるものの大幅なマイナーチェンジが行われているため5200番台に位置付けられ、見た目も5000形とは大幅に異なるものとなっています。

このように、5000形の塗装が簡略化されたすがたを彷彿とさせる赤い帯が巻かれています。全体的な見た目はなんだかあいつやあいつに似ていますね(後述)。車体はセミステンレスです。
機器類
従来の5000形を踏襲したものが使われていたようです。これが5200形が5000形とされた所以ですね。
車内
こちらも写真がなかったのですが…恐らく当時の電車としては一般的な車内だったと思われ、クリーム色の内板に焦げ茶色の床材が使用されていたそうです。座席は黄緑色だったとか。運転台は高運転台だったみたいです。
5200形の「そっくりさん」?
先程述べたように、5200形には「そっくりさん」が存在します(どちらかというと5200形の方が後発なのですが)。ということで、軽く紹介しておきましょう。
6000形
三田線で活躍していた車両です。5200形と違って帯が青いのが特徴ですが、実はこいつも初期は赤かったらしいです(!?)

ちなみに、埼玉の秩父鉄道をはじめとした様々な地方私鉄で現在も活躍中です。この写真も秩父鉄道で撮影されたものみたいですね。
10-000形(試作車)

新宿線で活躍していた車両です。モノクロなのでわかりにくいですが、黄緑色の帯を巻いていました。
…これらの車両の設計要素を盛り込んで、5200形が爆誕したというわけです。
5200形の”その後”

その後六両編成2本が八両編成1本になり、従来の5000形が全廃され、形式が5200形になり、末期には泉岳寺〜西馬込の区間運用に固定されるなどした5200形ですが…2006年11月のさよなら運転をもって運用を終えました。
保存車両も模型もないため知名度の低い5200形ですが、この記事を通して存在だけでも頭の片隅に入れておいてくれると4直オタクとして嬉しいです。
結論
結論:メーカーさん模型出してください
ということで、全4回の「都営浅草車両図鑑」はこれにておしまい!次回は都営浅草線へ新車が入った時ですかね。それではありがとうございました!

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