千葉に新車がやってきた！E233系の房総仕様ってどんなやつ？

どうも、本千葉民の中沢です。普段は千葉駅を利用しています。

さて、先日から何度も目撃情報が上がっていた「E233系房総色」。

千葉市民の筆者としても非常に興味深い話題であり、千葉へ来るのを今か今かと待ち望んでいました。

そして今日、ついに幕張車両センターにやってきたのです！！

いやあ、本当に嬉しいです！！私は出身こそ千葉ではありませんが、千葉という土地と千葉を走る鉄道が大好きで千葉へ移住した身です。私にとって初めて見る千葉への新車導入ということもあり、非常に感慨深いものがあります…。

ということで今回は「E233系の房総仕様はどんな電車なのか」というのを纏めていこうかと思います。あまり鉄道に詳しくない…という方もご安心ください、専門用語などはなるべく避けてわかりやすく読めるように解説していきます！それでは今回もよろしくお願いします！！

【豆知識】
オレンジ色のE233系が
別路線へ転属するのは
これが2回目

E233系ビフォーアフター
T71改め「C1」の装備
今後、房総各線はどうなるのか
結論

E233系ビフォーアフター

まず、今回房総地区に来たE233系について。元々この編成は「T71」としてオレンジ色の帯をまとい中央線で活躍していました。

で、それがこうなりました。

このT71が房総仕様になったあとの名前を「C1」といい、中央線時代とは違う装備を持っていたりします。また、両数も10両から6両に減り、房総各線(内房線、外房線、総武本線、成田線)で活躍するために適した仕様へと変化しているのです。

T71改め「C1」の装備

さて、今回晴れて房総仕様へと生まれ変わったE233系のT71編成…改めC1編成。一体どのような装備を持っているのでしょうか？

ワンマン運転用カメラ

車端部についている謎の物体です。これは「ワンマン運転(運転士1人のみでの運行)」をする時に用いられるカメラで、このカメラを使って運転士さんが乗客の乗り降りを確認します。

トイレ

よく見ると一部の窓が埋められているのですが、そこにはトイレが取り付けられています。房総地区の列車は駅間が長かったり、そもそも長い区間を利用する乗客も多いですからトイレの設置はやはり不可欠だったのでしょう。

車内案内表示装置

さて、この時代の電車で付いていない方が珍しい車内案内表示装置ですが…どうやら結構な物議を醸しているようで。

ちなみに、中央線時代はこのようなものがついていました。よくあるLCD(液晶画面)ですね。

…で、房総仕様ではどうなったのか。どうやら中央線時代の物とは違うものが付いているらしく。

T71 LCD全撤去でLED車内案内表示装置が千鳥配置で取り付けられました。 pic.twitter.com/2ASk04kVen
— うさねこ (@USANEKO_231) December 9, 2025

(※筆者追記：ツイート主の方はLEDと記載していますが、LED車内案内表示装置特有のつぶつぶ感が見受けられないためLCD(液晶画面)ではあるかと思われます)

…このツイートを見ての通り、片側のドア上には車内案内表示装置がついていません。いわゆる「千鳥配置」と呼ばれるこの配置方法に、マニアの間では賛否両論が巻き起こっています。というかこんな比率の画面が首都圏の電車についているのは見たことがないのですが…一体これはなんなのでしょうか。運用開始時に判明すると思うので、乞うご期待ですかね。

避難方法を示したステッカー

最近のJR東日本の電車にはよくついている「乗務員の指示に従い、列車から外に出る方法」のステッカーです。ご丁寧に図に描かれた電車のイラストはちゃんとE233系の房総仕様になっています。

何故か貼り直された車番

基本的にどんな電車にも車両番号は書いてあるものですが、このC1編成では何故か車両番号を変えたわけでもないのに少しずらして貼り直されていたらしいです。もしかして車両番号を房総仕様向けのものに変えようとしていたのでしょうか…？房総仕様のE233系が増えたら一斉に車両番号を変える予定なのかもしれませんが、こればかりは動向を見守るしかありませんね。