
どうも、公団オタクと言いつつ北総線も好きな中沢です。
さて、皆さんは北総の車両である「7800形」をご存知でしょうか?まあ7800形に関する説明はこちらの記事に任せるとして…↓
今回は、そんな7800形の”現状最終編成”7838編成についてお届けします。それでは今回もよろしくお願いします!
見た目は何の変哲もない7800形
さて、その7838編成ですがただの7800形にしか見えませんよね。

ですがこいつ、見た目ではなく北総にいること自体が異常というとんでもねえやつなのです…
そもそも何故コイツはここに…?
じゃあ何故コイツはここにいるのか、という説明をしましょう。時は2020年に遡ります…あまり長々と話してもアレなので簡潔に説明すると、
7800形が脱線してしまったのです。

詳細は上記リンクより当該記事を御参照頂きたいのですが、これにより7818編成を京成に返す必要が出たという訳でございます。北総の車両は八両編成が基本となっていて、中間車が壊れてしまった7818編成はもう北総で使うことができなくなってしまったんですね。
…で、それにより北総の電車が足りなくなってしまったので7838編成を迎え入れた…と考えれば辻褄が合うのでしょう。
が、それにしては不可解な点があるんです。
あれ?保有車両数が以前より多いぞ!
いつからかは不明ですが、少なくとも近年では北総の保有車両数は7編成となっています。千葉ニュータウン鉄道の保有車両数を足せば12編成になる計算です。
ですが現在の保有車両数は8編成となっています。

これはどういうことなのかというと、実はアンテナ工事の予備として7828編成を借りていたのです。アンテナ工事中の車両は運用に入れることができないため、その穴埋めでもうひとつ車両が必要だったんですね。
…じゃあ何故アンテナ工事が終わった今でも7828編成は鎮座していて、その上7838編成を新たに借り受けたのでしょうか?
保有車両数+1のまま5年が経過した北総の車両たち、一体これからどうなるのでしょうか…
一方その頃、京成は…
さて、京成からしたら8両で貸した車両が6両で戻ってきた上にまた別の8両を貸したのです。つまり八両編成が足りません。

ということで、引退が進んでいたはずの3400形は現役継続中。
で、6両で戻ってきたはずの7818編成は…

別の脱線車とくっついて1編成になりました(!?)
写真の編成の8号車と7号車がかつての7818編成。見かけたら7号車と6号車の間で見比べてみるといいかも?
結論
結論:結局キミはどうしてここにいるの?
一番知りたかったことは謎のままですが、その謎がまた面白い!北総って意外と沼なんですよね、気になったら色々調べてみると楽しいと思います♪(強引な締め方)
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