【いっぱいいる】京成芝鉄車両図鑑#01 京成3000形(2代目)

どうも、京成民の中沢です。

前回まで「北総公団車両図鑑」と称して北総鉄道、千葉ニュータウン鉄道の車両を、「都営浅草車両図鑑」と称して都営浅草線の車両を、それぞれ紹介してきました。(全然まだ続きますが…笑)そこで、今回からは北総と千葉ニュの親会社でもある京成電鉄、そして運用が共通である芝山鉄道の車両を形式別に紹介!その名も「京成芝鉄車両図鑑」!!

第1回は京成線でも直通先でもよく見かける「京成3000形」についてお送りします…

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3000形の特徴

前面

3000形は、抵抗制御である3200形(初代)・3300形・3500形(未更新)を置き換えるため「お客様と環境にやさしい車両」を目指して登場しました。京成には昔「3000形」を名乗っていた車両が別にいたことから、「新3000形」や「2代目3000形」とも言われたりします。

前面は全体的に黒く塗られており、いわゆる「ブラックフェイス」となっています。地下鉄を通るために必須ともいえる前面の非常用扉は我々から見て左側に寄せられていますが、これにより運転台からの視界が良くなるそうです。車体はステンレス剥き出しですが、いわゆる”頭”の部分のみ普通鋼を銀色に塗ったものが使われていて、強度も高くなっています。

前面窓の上部には運行番号(運番)表示機と行先表示機(方向幕)、そしてその両脇にライト(前照灯)がついています。京成の運番に使われるアルファベットは運用にあわせてA、B、Sなどがありますが、都営浅草線に直通する列車は最後にKがつきます。

このチーバくんは特別装飾で、通常はついていません

前面窓の下部には車番がついていて、その下に京成カラーでおなじみ赤と青の帯が引いてあります。その下にあるイコール(=)みたいな形のものは上が急行灯、下が尾灯となっています。”ブラックフェイス”も尾灯のすぐ下あたりで切れていますね。

側面

側面はこんなかんじ。京成カラーの赤と青の帯が貼られています。K’SEIマークもついていますね。

車番は金属製のプレートになっていて、30XXから始まる4桁の数字で編成を、ハイフンの後にある小さい数字で号車を表します。

また、側面にも行先表示機がついています。

ちなみに、先程も書いた通り帯は「貼っている」ので、編成によっては帯が剥がれかけているものも…

機器類

先頭車の床下を拡大したもの。箱のようなものがたくさんある。

3000形の制御方式として東洋電機製・IGBT-VVVFインバーターが使われており、京急線内のルールに従って先頭電動車となっています。

…すみません。筆者は機器類に詳しくなく、調べても何一つわかりませんでした(泣)。

車内

車内はこんなかんじ。全車ロングシートで、一般席が赤紫色、優先席が青色の座席となっています。

先頭車には車椅子スペースも完備しています。座席がなく手すりがついているところが車椅子スペースです。

横幅が少し狭めのタイプ
横幅が広めのタイプ

また、3000形についている車内案内表示装置(LCD)は2種類存在し、画像一枚目のタイプがついている編成と二枚目のタイプがついている編成が混在しています。一枚目のタイプはいわゆる「3050形」と同じもので、千葉ニュータウン鉄道9200形にも同じものがついています。二枚目のタイプは北総7500形についているものと同じですね。

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京成グループ標準車体?

本当にいっぱいいる3000形ですが、その”色違い”たちも北総や新京成などにいっぱいいますよね。これは京成グループ標準車体と言われていて、京成グループ各社で車両の仕様を共通化しているのです。

新京成N800形

3000形の新京成(現・京成松戸線)バージョンですが、新京成独自の仕様に少々カスタマイズされています。ピンク色と白色の可愛らしいカラーリングが特徴でしたが、今後は順次、3000形と同じ京成カラーになるとのこと。

北総7500形

3000形の北総バージョンです。側面帯が飛行機モチーフになっています。

京成3050形

初期のすがた(提供:鉄道ファンの待合室)

3000形の成田スカイアクセス線バージョンです。現在は3000形と同じ京成カラーになっています。実は「3050形」というのはあだ名のようなもので、厳密には「3000形7次車」なのですが…成田スカイアクセス線時代の仕様が個性的なため、この記事では取り上げません。次回の車両図鑑で取り上げますので、お楽しみに!

千葉ニュータウン鉄道9200形

3000形の千葉ニュータウン鉄道バージョンです。実はこの9200形、元々3000形として生まれたんですよ!

どこで見ることができるの?

3000形の8両編成は京成本線や押上線はもちろん、京急、都営、北総、成田スカイアクセス線など直通先でも見ることができます。6両編成は基本的に京成線内でのみ見ることができ、普通列車として京成本線や千葉線、千原線にやってきます。そして…

JR本千葉駅でも、千葉線を走る3000形の姿を見ることができます(!?)

結論

京成線内や直通先、色違いなら子会社にも…とにかくいっぱいいる京成3000形。見かけたら是非乗ってみてください!

京成グループ標準車体の車両図鑑

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この記事を書いた人

中沢 / Nakazawa
中沢 / Nakazawa
矢切ディスカッションの"社長"を務める19歳フリーター絵描き。時間だけは無限にあるが、体力がもたないカフェイン中毒おぢさん。
札沼線民歴6年、東豊線民歴12年、千原線民歴1年。鉄オタ歴は4年弱。

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