
どうも、”今は”千葉県民の中沢です。
実は私、北海道出身でございまして…18年間札幌市内で生きてきました。そのため中々気付く機会がなかったのですが、どうやら札幌市営地下鉄は非常に面白い路線のようで…そんな札幌市営地下鉄の面白さを皆様に伝えたいと思い、この度新シリーズ「札幌市営地下鉄探究譚」を立ち上げることにしました!
初回である今回は「そもそも札幌市営地下鉄とは何なのか」について、自分なりに解説していこうと思います。な簡に言えば入門編ですね。それでは、よろしくお願いします!
札幌市営地下鉄とは?
札幌市営地下鉄は、その名の通り北海道札幌市の札幌市交通局が運営する公営の地下鉄です。

南北線、東西線、東豊線の3路線があり、清田区を除く札幌市内9区に線路が通っています。この3路線は全て札幌市の中心駅・大通に乗り入れており、都心と郊外を繋ぐ役割を果たしています。
また、三大都市圏である東京・名古屋・大阪(いわゆる”東名阪”)以外で初めて開業した地下鉄でもあり、三大都市圏以外の地下鉄としては最大規模である総延長48km、総駅数46駅の規模をもっています。
札幌市営地下鉄の特徴
さて、そんな札幌市営地下鉄ですが…なんと他の地下鉄にはない”ある特徴”があるんです!
日本で唯一!?ゴムタイヤ式地下鉄
なんと、札幌市営地下鉄では一般的な鉄道によく使われる鉄輪ではなくゴムタイヤを使用しているんです!

まるで新交通システムみたいですね。乗ってみるとわかりますが、札幌市営地下鉄は他の鉄道より加減速が速いんです!また、南北線のキツイ坂道を登るのにもゴムタイヤが大活躍しますよ!
高架区間の線路をシェルターで雪から守る!
南北線は途中から地上に出てきて、高架区間を走ります。ですが、北海道では毎年すごい量の雪が降りますよね…そのため、南北線の高架区間にはかまぼこ型のシェルターがついているんです!

よく考えたら、本州でこのような高架線は見ないですよね。これも雪国ならではの工夫ですね!ちなみにこのシェルター、雪を防ぐだけでなく防音の役割もあるんですよ!
簡単な路線紹介
さて、最後に札幌市営地下鉄の各路線を簡単にご紹介します!
N-南北線

南北線は、札幌市営地下鉄の中で最初に開業した路線です。その名の通り、北区の「麻生」から南区の「真駒内」までを南北に結んでいます。札幌駅をはじめとした市内の中心部を通るため、利用者もたくさんいるんですよ!
路線色は緑色で、車両にも緑色があしらわれています。ちなみに、南北線は北海道唯一の4ドア車が走る路線なんですよ!
T-東西線

東西線は2番目に開業した路線で、その名の通り西区の「宮の沢」から厚別区の「新さっぽろ」までを東西に結んでいます。あの有名な円山動物園の最寄駅である「円山公園」はこの東西線にあります!ちなみに終点の新さっぽろは日本最東端の地下鉄駅なんですよ!
路線色はオレンジ色で、車両にもあしらわれていますね。なんだか車両が全体的に丸っこくてかわいい。
H-東豊線

最後は東豊線。東区の「栄町」と豊平区の「福住」を結ぶ路線です。ちょっと読みにくいですが、東区と豊平区を結ぶから東豊線なんだそうです!ちなみに福住駅は札幌ドームの最寄駅で、試合などがある時はこの東豊線も混雑するんですよ。
路線色は青色。ちなみに路線記号が「H」なのは頭文字のTが東西線と被っていたから…ということみたいです。
結論
さて、今回の「入門編」はここまでとさせていただきます。札幌市営地下鉄、とても面白い鉄道ですね!
次回からは札幌市営地下鉄の魅力を深掘りしていきますので、どうかご期待ください!
この記事を書いた人

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札幌市営地下鉄南北線用新車は4000系で。
手稲区もJRの路線はありますが、地下鉄はないので、8区です。