【世界初のフルSiC】小田急千代田車両図鑑#2 小田急1000形(リニューアル車)

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はしがき

新宿を起点に、箱根の玄関口である小田原までを結ぶ「小田原線」、湘南エリアに至る「江ノ島線」、多摩ニュータウンに至る「多摩線」の3路線を擁する小田急電鉄。そして、そんな小田急電鉄と相互直通運転を行う東京メトロ千代田線JR常磐緩行線。この3路線を走る電車を形式別に「愛を持って」お伝えしていく「小田急千代田車両図鑑」。

今回は、その第2回として、「1000形(リニューアル車)」についてお送りします。

以降、未更新車と特に区別しない場合、「リニューアル車」は省略させていただきます。

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1000形の概要

形式名1000形
運行開始1987年
リニューアル竣工2014年
所属検車区・両数(記事執筆日地点)喜多見検車区:10連7本=70両
海老名検車区:4連7本=28両
運用線区小田急小田原線(新宿~小田原)
小田急江ノ島線(相模大野~片瀬江ノ島)
小田急多摩線(新百合ヶ丘~唐木田)
箱根登山線(小田原~箱根湯本)

1000形の特徴

前面

1000形の前代である地下鉄直通形式・9000形に酷似した外観をしていますが、車体がステンレス製(前面はFRP)であるため、ケイプアイボリーのものと比べ、印象が大きく異なります。

リニューアル工事に伴い帯色がロイヤルブルーからインペリアルブルーへ変更されています。

左:リニューアル済編成(1093×10)、右:未更新編成(1254×6)。 1254×6は撮影日の運用を持って離脱し、廃車となっている。

また、併結運転を行う4両編成には電気連結器が装備されています。

ワンマン運転対応化改造が施工された箱根登山線専属編成からは撤去されています。

側面

窓割りは8000形から変更がありませんが、ビードプレス加工のステンレス車体となっています。

2008年の統一ブランドマーク制定後は、運転席後部、2番ドアと3番ドアの間にブランドマークが掲出されています。

各車両の側面にはLED式行先表示器が設置されています。 いわゆる「森尾後期」と呼ばれるタイプのパネルで、許容シャッタースピードが極端に遅いですが、肉眼で見る分には非常に鮮やかです。(消費電力も低いとか)

ROMの制作は森尾電機、次駅表示も可能です。

主電動機

リニューアル工事の際に三菱フルSiC-VVVFインバーター制御のものに交換されています。
フルSiC-VVVFインバーターが量産車に採用されるのは、同形式が世界初です。

車内

Odakyu-1000R-inside.jpg (MaedaAkihikoの著作物) CC-BY-SA 4.0に基づき転載。

登場時は8000形後期車と同様の暖色系の車内でしたが、更新工事に伴い寒色系へ変更されています。

各扉上には17インチのモニターが2枚設置されています。
表示データの制作会社は三菱電機です。

4両編成の運用

先述の通り、1000形には【10両編成】と【4両編成】が存在するのですが、4両編成は新宿方と箱根湯本方の両方に電気連結器を装備しており、柔軟な運用が可能な構造となっています。

①3000形(3次車以降)と併結し、10連E運用に充当

1つ目の運用形態は、「3000形の3次車以降と組成」し、10両編成の運用に充当するというものです。
なお、3000形のリニューアルメニューに「電気連結器の撤去」が含まれているため、改造メニューの変更がない限り、今後見られなくなる可能性の高い組成です。

また、8000形は3000形の1次車・2次車と組成し、10両編成で運行されることがあります。

②1000形4連同士で組成し、8両B運用に充当

2つ目の運用形態は、「1000形の4両編成2本を連結」し、8両編成で運転するというものです。近年は、専ら(新宿方)1067×4+(箱根湯本方)1069×4を連結して運転しています。

③1000形4連単独運用

3つ目の運用形態は、「4両編成の単独運用」です。4両編成単独で、主に箱根登山線の小田原~箱根湯本間の運用、またそれの送り込みと返却にあたる海老名~小田原間の運用に充てられます。
これに充当される編成はワンマン運転化改造と電気連結器の撤去が行われているほか、順次赤色のラッピングが施される予定です。

あとがき

足回りや車内が一新され、一気に「新型車両」と遜色ない車両となった1000形。近年では、ワンマン運転化改造やラッピング変更など目が離せない車両です。

次回は、2000形を扱います。

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この記事を書いた人
まもうな
まもうな
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