2025年9月17日、11月1日に横浜市営地下鉄のダイヤ改正を実施することが発表されました。
この記事では、ブルーラインの方に焦点を当ててサラッと見ていきます。

主な改正内容
1.増便
現行ダイヤでは4分40秒な朝ラッシュ時間帯の運行間隔を、4分30秒に短縮。これに伴い、編成数も1本増加の33編成になります。
2.同時発着改善
現在ブルーラインでは、踊場・戸塚・上大岡・桜木町を含む8駅で上下線の列車が同時に到着し、駅構内の混雑が大きな問題となっています。これが改正後は下永谷・吉野町・中川の3駅のみとなります。
3.乗り継ぎ改善
運行本数が少ない深夜の時間帯では、センター北・センター南駅の乗り継ぎ時間を改善、利便性が向上します。
今のダイヤの問題点
まず今の横浜市営地下鉄の状況を見て問題点を把握していこうかと思います。
現在はコロナ禍の乗客減少を考慮したダイヤとなっています。
2017年のダイヤ改正のときには4分20秒間隔だった朝ラッシュの運行間隔が、まず2020年のダイヤ改正で車両不足を要因に4分30秒間隔に。そして2023年のダイヤ改正ではコロナ禍の乗客減少を理由に4分40秒間隔となり、これが現在のダイヤです。
しかし、2023年時点ですでにコロナ禍は末期になっており、そこからさらに乗客が戻りつつある現在の状況からすると輸送力不足が否めません。踊場駅などで積み残している光景も見かけます。
また、主要駅での同時到着も大きな問題点です。横浜市営地下鉄の主要駅のうち、戸塚・上大岡・桜木町・横浜・新横浜など複数の駅が1面2線の島式ホームで、対向式に比べて混雑が激しくなりやすい傾向にあります。
特に、上大岡駅はホームに構造物が多かったり、京急乗り換えの人が横浜方先頭車に集中したりするなど、大混雑で危険な状態でした。
改正のどこが嬉しい?
まずは増便について。4分40秒から4分30秒間隔となり、2023年ダイヤ改正前の水準まで本数が戻ることになります。これにより、一部区間で限界を迎えつつあった混雑率は改善されると予想されます。
特に横浜市営地下鉄では主要駅に近い区間で混雑率が上がるケースが多く、近年だと三ツ沢下町~横浜が最も混雑する区間となっています。
また、上下同時到着の改善は文面以上に大きな効果があります。先述の通りブルーラインの主要駅はほぼすべてが島式ホームで、私の知っている範囲だとホーム幅が狭く構造物の多い上大岡では大変な混雑でした。
これが下永谷・吉野町・中川駅のみ上下同時到着となり、これら3駅はブルーラインの中でもワースト10の乗降客数です。吉野町駅のみ島式ですが、下永谷と中川は対向式なので混雑もそこまで酷くはならないかと予想されます。
追記:ルール破りの迷列車爆誕!?!?!?
10月8日、横浜市交通局よりとんでもないお知らせが飛び込んできました。
今回のダイヤ改正で、新たに快速列車の運転をするそうなのですが、その時間と区間が…

新横浜発上永谷行、土休日23時台。
全く何を言っているのかわからない。
そもそも快速は20時台までの運転のはず。新横浜始発は前例があるが、始電だけで途中の時間帯からというのは現行ダイヤにはない。
理由を見ると、新幹線との乗り継ぎ確保、終点の上永谷駅で最終湘南台行に乗り換え可能とのこと。なるほど、確かに新幹線の上り終電は23時28分発なので、これを意識しているのでしょう。
にしても前例がなく攻めた列車ですが、確かに新幹線のことを考えるとなかなか嬉しい列車です。
運行開始したらぜひ見に行ってみたいものです。
まとめ
横浜市営地下鉄2025年のダイヤ改正は11月1日(土)です。
沿線民として、ここ数年減便続きだったブルーラインの増便は久々でとても嬉しく思います。
しかも個人的に大きな不満点だった同時到着の解消までついてきて、かなりテンションが上がっています。新百合ヶ丘駅までの延伸が実現した暁にはまた大きなダイヤ改正が期待されますし、その時がまた楽しみです。
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参考文献




- ゆったりまったり、様々なジャンルの記事を書いていこうと思います。
- 2025年11月2日まとめ・考察【ダイヤ改正当日レポ】横浜市営地下鉄、ルール破りの新横浜発深夜快速の意味とは?
- 2025年10月28日まとめ・考察横浜市営地下鉄ブルーラインで2027年GREEN×EXPO(横浜花博)ラッピング電車運行開始!
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- 2025年9月17日まとめ・考察横浜市営地下鉄ブルーライン2025年ダイヤ改正を沿線民が解説!







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