【Nゲージ】TOMIX製の近鉄30000系を見ていく!!【開封 #3】

 どうも、初めて廃車回送を撮影した閑古模型です。鳥沢って駅の少し先のとこへ行ってきました。

ホキのNN廃回ですね。人生初の沿線ショバでの撮影ですね。

 今回ですね、ついにTOMIXのビスタEXを入手しましたんで早速見ていこうかと思います。

※この記事では、刃物を扱う加工を取り扱います。作業には十分注意して行うようにしてください。
 また、これらの加工によって生じた破損や怪我、損失に関しては一切の責任を負いかねます。

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実車について

 ほならお決まりの実車紹介を軽くさせていただきます。

デビュー当初の塗装

 近鉄30000系は、1978年に登場した二階建て車両を含む特急車です。登場時から、大部分の標準軌路線の特急で運用されました。10100系とは異なり、全車ボギー台車を採用し、4両編成1編成となっています。また、10100系ではA、B編成が片側の先頭車が非貫通構造となっており、運用上の制約が大きくなっていました。30000系では、ここを貫通構造とすることで運用の柔軟性を向上させています。
ちなみに、12400系は30000系を念頭に置いて設計されており、そのあとにデビューした12410系は30000系と似た前面をしています。

12410系
30000系

 現在の電算機号は“V”ですが、登場時は10100系との混同を防ぐために“NV”となっていました。
 編成はこの様になっており、登場時は両先頭側にパンタがある状態でした。

 近鉄では、原則パンタが隣り合わせになる組成はNGなため、運用に制約がかかる状況となっていました。(ただ、デビュー前のCM撮影時には、30000系重連で走行していたんですよね…)
 そんな30000系は、登場から18年が経過した1996年からの4年間で大規模な更新工事を施工。
 大きく変わったのは中間のサ30100とサ30150ですかね。この2両は、車両の上半分を取り替えるという大工事を施工しています。車体断面は更新前より角張った形になり、前面幕は細くなった紺帯に合わせ以前よりも細くなり、特急マークが省略されています。

提供:鉄道ファンの待合室 リニューアル工事施工後の30000系

 更新後の30000系は、“ビスタEX”という愛称がつけられています。更新直後の前面幕は巻取り式の幕でしたが、後年にフルカラーLEDに変更されました。どちらも赤地に白文字となっており、LEDの方の文字には黒い縁取りがありました。これにより、更新前に方向幕上にあった特急の文字は消滅しました。が、後年に正面向かって左側の窓(助士側)に“特急”の文字が掲げられるようになりました。(ちなみに、模型でこの“特急”を再現するなら、京急1500型の種別幕がうってつけです。)
 塗装は、アスカオレンジをベースに、ネイビーと白の帯を窓下・車体中央に配置。両先頭車のモ30200とモ30250にはVをイメージしたものが編成中央側に配置されています。中間のサ30100とサ30150は、車体中央の帯を境に、下半分が白、上半分がアスカオレンジとなっています。非常にシンプルですね。
 また、運転室側のパンタグラフは撤去され、先程述べた運用上の制約は解消されました。今でもパンタ跡が残っています。

 2010年からの2年間で、近鉄汎用特急の塗装変更がされ、白を基調とした塗装に変更されました。
 また、2016年から2019年にかけてモ30250に喫煙室を設置。2020年の12200系の引退をもって、近鉄特急の喫煙車は廃止サれました。が、この喫煙室も2024年の改正で廃止に。というわけで、2025年現在は虚無のスペースと化した喫煙室。果たしてどうなってしまうのか……(喫煙車という響きが懐かしい…)

現行塗装の30000系 手前の大窓が喫煙室部分
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模型を見ていく

開封の義

 さて、早速開封しましょう。

 今回ですね、同じふりとれメンバーのtaniful氏から購入させていただきました。彼は普段、プラレールの記事を書いていますので、よかったら彼の記事も覗いてみてください。taniful氏の過去記事は↓

taniful | FreedomTrain
鉄道ファンたちが自由な記事を投稿するブログ、「Freedom Train」略して「ふりとれ」です。

 じゃけんとっとと開けてこねー

 ん、やっぱりこの瞬間はいいっすねぇ…

 おっ、近鉄特急ですねぇ。いつもの近鉄特急です。取説やインレタはありませんが、方向幕は未使用とのことで購入しました。
 まぁ、そんなとこで一旦線路に並べてみますか。

 うっひょ~〜〜〜!!
 たまりませんねぇ、この重厚感。

TOMIXの画角

 やっぱり造形最高なんですね。TOMIXは。うーんこれで白飯2杯はいけます。

 そんじゃぁ、点灯確認しますか。

 あるえぇ?!室内灯ついてるうううう?!?!

お得品っすねぇ…あとで他の車両にも入れますかぁ……

 そんじゃ、動作確認ですね。

  まぁ、特に問題は無さそうですね。後で接点部分を軽く清掃と慣らし運転でもしておきますか。

車両を見ていく

先頭部

 あぁ、かっこいいっすねぇ……
 12200系とは違い、スカートが大型になっていますね。字体的にLEDだって言うのがわかりますね。

モ30200

 さて、最初はモ30200。

 まずは側面から見ていきます。新塗装ということで、やはりホワイトが目立ちますね。オレンジ色の塗り分けが中間の二階建て車に続くような配色になっていますね。

 床下の造形もいい感じになっています。ここはTOMIXクオリティですねぇ……。こういうとこに惹かれてるんですよ。

 お次は連結面。
 やはり白は色乗りが悪いんですかね?配管の隙間に成形色が見えてますね。今つけている行き先は難波行き特急です。

 お次は床下と屋根上

 まぁ、いつものTOMIXですね。運転室側のパンタ撤去跡がありますね。

サ30100

 さて、お次はサ30100。二階建て車、近鉄で言うビスタカーですね。
 この車両はモータを搭載しています。その影響で、一階席部分が黒塗りされています。まぁ、走っちゃえば違和感ないっすよ。おん。
 やはり、金色のVサインが目立ちますね。30000系といえばVサインみたいなとこありますよね…⋯。個人的にココスコポイントですかね。
 あと、テープLED製室内灯を搭載しています。

 さて、お次は妻面。透明じゃないほうがサ30150側、扉付きのほうがモ30200側です。
 中間のサ30100と30150は、モ30200、30250よりも若干車高が高くなっています。模型も腰高感があっていいですね。配管もなく、非常にシンプルです。

 最後は床下と屋根上。
 屋根上はスッキリ。肩まで回り込んだ側面窓が見えていますね。この部分、実車はカーテンを窓に追従させるためののレールがついているんですよね。真鍮線なんかで再現したいところです。
 んで、床下ですよ。床下。
 この製品、床下カバーと機器部分が同一色になってしまっているんですよね。前回製品の〈98463〉(近鉄30000系ビスタEX新塗装・喫煙室付き セット)では塗り分けられているんですよね。まぁ、走っちゃえば以下ry)

サ30150

 お次はサ30150。
 こっちはモータなしのビスタカーです。そのおかげで、一階席部分の窓が抜けていますね。重量感というか、威圧感といか……。そういうものもサ30100よりはありませんね。サって感じのサです。

 お次は妻面。左側がサ30100側、右側がモ30250側です。サ30100と変わらずシンプルな妻面ですね。(ごめんなさいこれしかコメントできないです。)
 あ、そういやサ30100と30150はサ同士とモとの連結面で貫通路の高さが違うんですよね。(そんだけです)

 そんじゃ屋根上と床下です。
 屋根上は相変わらずスッキリしてますね。
 んで、床下ですよ。こっちは床下機器が別体化されているので、側面からの印象がサ30100とは違った感じになりますね。ちな、このオレンジのカバーは外れます。

モ30250

 最後はモ30250。
 モ30200とは違い、客扉が2箇所になっています。今回の製品は喫煙室がない時代のものなので、運転室よりの客室がそのまま残っています。

 さて、連結面ですが、ここらへんは特にモ30200と変わりはありませんね。強いて言うなら、配管の配置が逆ってことくらいですかねぇ。(なんか寒気が…もう5月ぞ……?)

カプラー交換

 さて、今回購入したこのビスタカーですが、両側のTNカプラーが終わり散らかしているとのことなので、早速交換しておきます。

 んね、今回はしっかりパーツを購入しておきましたよ。

〈JC6335〉を

 何を四天王。胴受けが大きい旧タイプのTN(この製品にもともとついているやつ)を買ってしまいました。今回のガバですね。ガバガバっすよ。ほんま。

 一応、そのへんの話もしておきますか。
 この製品では、〈JC6335〉を搭載していましたが、2024年12月に発売された〈98559〉より、胴受け部分が小型化された〈JC7262〉が採用されています。なので、前回の12200系も〈JC7262〉を搭載しています。
 今回は、せっかく買った〈JC6335〉を外し、そっちに交換してみます。

 左が〈JC6335〉、右が〈JC7262〉です。よく見ると〈JC7262〉のほうが僅かにスカート支柱との隙間が空いているのがわかるかと思われます。

 そんじゃね、早速交換していきますよ。(ここでは〈JC6335〉に交換していますが、交換のやり方は一緒なんでね。)

↑そんだら、まずはボディと床下を分離します。

↑そしたら、スカートを取り外します。スカートパーツはかなーり折れやすいので、注意して取り扱っってください。

↑あとはTNを外します。

↑あとは、逆の手順で戻していくだけでおけ。
 TN交換はこんなもんですね。

小加工

 そんじゃ、小加工をやっていきます

特急マーク

 まずは、助士側の窓にある特急マークを貼っていきます。 実車でいうとこれですね。

 そして、今回用意するのはこちら。

京急1500形の側面種別幕(Bトレ製)

 はい。

 近鉄に京急を使います。

ちなみに、↑の作例がこんな感じですね。

 EX旧塗装と助士側特急マークの共存は、B更新後から新塗装化までの僅かな期間のみに見られた仕様となっています。なんだかんだこの仕様が一番お気に入りですかね。

 そんじゃ、貼り付けていきます。
 とは言っても、ただステッカーを切って貼るだけなのでそこんとこは省略しますね。

 して、完成品がこちら

 やはりないとあるとじゃかなり印象が変わりますね。あったほうが新塗装って感じがします。
 施工前後を比較するとこんな感じです。

 あったほうがパットしますね。

TN化(T車の場合)

 お次は中間連結面のTN化。今回は財政難なのもあり、寄せ集めのTNを使用します。

 いつものごとくカプラーポケットをカット

 はい、そしたら車体側のポッチにTNをはめ込みましょね。

 ここに

 こうです。
 あとは、今までと逆の手順で台車を戻せばおけ。T車はこんなもんです。

M車

 はい、というわけでM車です。
 ではいつも通りカプラーポケットを切り落とします。

 ここね、この隙間をしっかり狙ってカットします。

 ただ、これ台車がお釈迦になるリスクが高いので推奨しません

推奨しません(っていうかやらないように。)

推奨しません(大事なことなので3回言いました。)

 そしたら、TNをつけまして…

TNがジャンク過ぎて消失顔面

終わり

 というわけで、今回はTOMIX製の近鉄30000系ビスタEX新塗装を見ていきました。
 相変わらず造形の良さが光っていましたねぇ……

 エース、スナック、ビスタときたら12410あたりでも購入したいところです。

 そんじゃ、今回はこのへんで。

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 では、また次回!

この記事を書いた人

閑古模型
閑古模型
どうも、閑古模型です。
主にBトレやNゲージ、近鉄について書いていきます。

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