【ついに運行開始】西鉄初の有料座席列車「Nライナー」に乗ってみた!

今年3月16日より、いよいよ定期運行を開始した西鉄初の有料座席列車「Nライナー」。

今回はこのNライナーの乗車方法をはじめ、実際に乗車した感想などを詳しくお伝えしたいと思います。

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ライナー券の購入方法

Nライナーのチケットは西鉄公式LINEからのみ購入することができます。駅の券売機や窓口での購入はできないので注意が必要です。

まずは西鉄電車公式のLINEチャットを開き、メニューよりNライナー⇨予約をタップします。

そして予約を押すと今日のNライナーが表示されますので、それをタップします。なおNライナーのチケットは乗車当日に運行される列車のみしか購入できませんので、注意が必要です。

次の画面へ進みまして、ここで乗車駅と降車駅を入力します。ちなみに私は乗車駅:西鉄福岡(天神)・降車駅:花畑としましたが、降車駅はどこでも一律400円となっています。

乗車駅と降車駅を入力して金額を確認し終えたら、下の「お支払いへ進む」をタップしましょう。

決済手段はクレジットカード・paypayの2択となっています。自分の希望する決済手段で支払いを済ませましょう。支払いが完了すると、LINEミニアプリよりNライナー予約完了の通知が届きます。

決済が完了し、このような画面が表示されるようになると一旦手続きは終了。

あとは乗車する際に「チケットを使用する」をタップして係員の方に見せると乗車ができます

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Nライナーに乗車

ひと通りの手続きを終えましたので、それでは駅へ行きましょう。

博多での用事を終えて18時半に西鉄福岡(天神)駅に到着。駅前にはラーメンなどの屋台が並び始めており、まもなく夜が始まることを実感させてくれます。

Nライナーに乗車するために必要なチケットは既に購入を済ませていますので、さっそく駅構内へと入場していきましょう。


Nライナーは3番のりばから19時11分の発車。しかし駅の発車標には対応していないのか、本来であれば00分発と30分発の特急に挟まる形で表示されるはずのNライナーの表示はなされていません。

また西鉄福岡(天神)駅は乗車ホームと降車ホームでそれぞれ分離がされており、通常であれば乗車ホームから目的の列車に乗るというのが一般的なものの、Nライナーの乗車口は降車ホーム側に設定されており、このため多くの人が並んでいる乗車ホームを通らずに済むことができ、スムーズに列車へ乗ることができます。

なおNライナーの乗車口は、福岡(天神)駅北口からすぐのところにあり、ホーム柵にはステッカーも貼られているため、迷うことはないと思います。

またこの乗車口には駅員の方が配置されており、ここで先ほど購入したライナー券を提示することで、Nライナーに乗車することができます。これはもう一つの乗車専用駅である薬院駅でも行われているため、Nライナーに誤乗された方が乗り込んでくる可能性はほぼないでしょう。

また前述の通りNライナーは駅の発車標には表示されませんが、代替として手前の広告用サイネージで乗車口への案内がなされています。ライナーが駅に到着するまではこの横に係員の方がいますので、乗車される場合はここに並ぶようにしましょう。


18時52分には、当駅を19時00分に発車する特急/大牟田行きが入線。3番のりばにはこの特急に乗るべく多くの利用者が並んでおり、7両編成という長編成とはいえ、これでは座れる可能性はかなり低いでしょう。


19時00分発の特急/大牟田行きと入れ替わるようにしてついにNライナー/大牟田行きが入線。

Nライナーに使用される車両は3000形5両編成で、検査時を除いて基本的にLINE-FRIENDSラッピングの車両が充当されるようになっています。また幕は快急を彷彿とさせるオレンジ色で、英語表記は「N LINER」ではなく、追加料金を示す「EXTRA COST」となっています。

車両の紹介

ドアが開くと係員の方にライナー券を提示していざ乗車。筑紫車両基地から回送で来たため、車内のシートは既に進行方向の向きに転換されています。

なお関東地方で運行されている「拝島ライナー」「TJライナー」などのL/Cカーとは異なり、充当される車両の車内は基本的に転換クロスシートとなっているため、全体的に車内にはそこまで特別感はありません。


Nライナーの乗車専用駅では1ヶ所のみドアが開くようになっているため、それ以外の号車のドアはこのように乗車防止のバリケードが取り付けられています。


通常の3000形と何ら変わりない座席なものの、一応座席の紹介をしておきます。

3000形の転換クロスシートは車体色である青を基調にデザインされており、座席も223系などの関西圏の転換クロスシートと異なり、かなり肉厚で重厚感があるうえに柔らかいため、転換クロスシートではあるものの、そのシリーズの中では上位の快適性を持っていると思います。

しかしFree-Wi-Fiやコンセントといった近年のライナー列車に標準装備されているものはなく、言ってしまうと“座れるだけのサービス”感が否めませんが、帰宅ラッシュ真っ只中の福岡(天神)駅から座って帰宅できるというメリットを考えれば、Nライナーを利用する価値は十分にあると言えるのかもしれません。


車内のLCDは黄色ベースでの表示が特徴的なほか、車外の幕では「EXTRA COST」だった英語表記が車内では「N LINER」となっています。そしてNライナーは最大の特徴として、停車駅が薬院の次は西鉄二日市となっており、特急停車駅である大橋・春日原すら通過してしまうという点でかなり異色を放っています。

次の停車駅まで10駅連続通過

Nライナーは19時11分に福岡(天神)駅を定刻通り発車。ここから先の停車駅は以下の通りとなっています。

西鉄福岡(天神)駅19時11分発
薬院駅19時14分発
大橋駅
春日原駅
西鉄二日市駅19時29分着
西鉄久留米駅19時47分着
花畑駅19時49分着
大善寺駅19時55分着
西鉄柳川駅20時05分着
新栄町駅20時18分着
大牟田駅20時21分着

2024年に試験運行された際のNライナーは、西鉄二日市以南は急行停車駅に停車していたものの、今回の定期運行からは特急停車駅を踏襲するようになり、筑紫や小郡といった駅で降りることはできなくなってしまいました。


薬院駅

西鉄福岡駅から約2分で薬院駅に到着。薬院駅は地下鉄七隈線との乗り換え駅となっており、こちらもホームには多くの人が並んでいます。西鉄福岡(天神)駅は全ての列車の始発駅となっているため、ラッシュ時でも早めに並べば座ることができますが、この薬院駅から座ることはほぼ不可能に等しいため、この薬院駅から乗車する方々がNライナーのメインターゲットになると予想しています。

また当駅のNライナー乗車位置は、7両編成の乗車位置より大牟田側にあり、この関係で当駅にはNライナー専用の停止位置目標が設置されており、当駅からは約8名の方が乗車されました。


大橋駅(通過)

薬院駅を発車すると次の停車駅である西鉄二日市駅までノンストップ。西鉄平尾駅・高宮駅を通過していき、さっそくNライナーの最大の見どころである大橋駅を通過していきます。

西鉄トップレベルの乗降客数を誇る駅を颯爽と通過していくというのは、やはり中々爽快感がありますね。

大橋駅を通過する風景を見ながら車内でコーヒーを飲む…普通のラッシュ時では到底できないような所業です。

春日原駅(通過)

雑餉隈駅手前から高架線へ入り、春日原駅では普通/西鉄二日市行きを追い抜き。春日原駅は大橋駅に続いて近年特急停車駅に追加されたため、この通過していく光景もNライナーならではのものといえるでしょう。

西鉄二日市から先は特急停車駅に停車

西鉄二日市駅

薬院駅を発車して約15分で西鉄二日市駅に到着。

当駅はJR二日市駅と並んで筑紫野市の中心駅となっており、当駅始発の普通/急行列車も多数運行されているほか、太宰府方面へ向かう太宰府線も当駅が起点となっており、Nライナーから対面で筑紫行きの普通列車(旅人)に乗り換えることができます。なおこのNライナーは、西鉄二日市を含めた途中停車駅からの乗車は不可となっているため、終点の大牟田まで客層が入れ替わることはありません。

そして西鉄二日市を出ると次の停車駅は西鉄久留米。特急と同じ停車駅ですがこれまでと変わらず飛ばしていきます。


筑紫駅(通過)

西鉄二日市駅から約3駅を過ぎて筑紫駅を通過。この筑紫駅には西鉄の核となる筑紫車両基地が併設されており、当駅始発の列車も多く設定されている重要な駅となっていますが、ここで急行/花畑行きを追い抜き

西鉄では普通列車の待避はよく行われるものの、急行列車の待避はほとんどなく、基本的には終点まで追い抜かされないダイヤとなっているため、これはかなり珍しい事象と言えるでしょう。


筑紫駅を過ぎるとだんだんと郊外の雰囲気が漂ってくるなか、Nライナーは全力疾走。

筑紫や小郡といった先行列車待避駅が近づくと速度を落とすものの、それ以外の区間では基本的に100km/h近い速度を出すなどして、高速で久留米を目指していきます。


西鉄小郡駅(通過)

甘木鉄道との乗り換え駅である西鉄小郡駅にて普通/大善寺行きを追い抜きまして、西鉄小郡から約2駅通過すると宮の陣駅にて西鉄甘木線と合流

二日市/筑紫/小郡で段々と普通列車の本数が減っていましたが、当駅からは甘木線直通のワンマン列車が直通してくるため、宮の陣〜大善寺では普通列車が日中毎時4本程度が運行されるようになっています。

西鉄久留米駅に到着

西鉄久留米駅

西鉄二日市駅から約18分で西鉄久留米駅に到着

先ほど宮の陣駅にて分岐した甘木線ですが、西鉄久留米駅経由での甘木線方面きっぷも販売されており、そちらを利用すれば当駅で甘木線の列車に乗り換えることができますが、次の甘木方面の列車は20時08分発と約20分もの乗り換え時間が発生してしまっているため、この点は少し不便かもしれません。


花畑駅

西鉄久留米駅から1駅進み花畑駅に到着。ここまで乗車してきたNライナーはこの先も大牟田まで運行するものの、私は当駅にて降りることにしました。

当駅でNライナーを降りられる方も多く、隣のホームに停車している普通列車に乗り換える方も見受けられましたが、Nライナーにこの先の区間でも乗車する方がかなり多かったのが最も印象的でした。柳川や大牟田へのライナー需要も確かにあるようです。

Nライナーに乗った総評

それでは、私が今回Nライナーに乗車して感じたことについて述べたいと思います。


まずは非常に快適だったという点。福岡(天神)駅から約20名・薬院駅から約8名の合計28名程度の乗車率ということで、車内全体で見ると非常に空いており、座席も選び放題なうえ、1人1人座っている場所がそれぞれで離れているため、ある程度自由に過ごしても問題ない快適性がありました。ガラガラな面も逆手に取れば駅での着席サービスの宣伝になりうると考えられるため、伸びしろはかなり期待できると思います。

また客層の面で見ると意外にも通勤客の姿は少なく、高齢者や買い物帰りの方々が利用者の大半を占めていたのが印象的でした。やはり長時間立つことが辛い高齢者の方々にとって「必ず座れる」というサービスは大きいのかもしれませんね。


ただ問題点として発車標に表示されないという点があり、特に薬院駅では回送表示となっているため、せっかく駅構内等で宣伝しても「あ、この列車は回送だから乗れないんだな」と利用者の勘違いを生む可能性が否めません。

また西鉄二日市以南は特急停車駅を踏襲した形の停車駅設定になっており、西鉄二日市⇨西鉄久留米に点在する急行停車駅への需要を拾えていないのが残念に感じます。ライナー列車のウリは「必ず座れる」点であるうえに、特急と急行で大幅に所要時間が変わることもないため、必ずしも特急停車駅を踏襲する必要はないように感じます。

また特急停車駅を踏襲した弊害として、先発の急行列車(G191)が筑紫駅にてNライナーを待避する関係で、宮の陣駅での甘木方面の列車が不接続となっており、甘木線沿線への利便性が低下している問題があります。Nライナーが急行停車駅を踏襲する形に変更すればこの問題もなくなるほか、ライナー列車の新規需要も掘り起こせるため、この点は次のダイヤ改正でぜひとも検討してほしいと思います。

あとは増便ですね。もう少し本数もあれば便利なのはもちろん、知名度の向上も狙えると思います。

おわりに

いかがだったでしょうか。

Nライナーはまだまだ運行初期ということで改善点も多く見受けられますが、それでも必ず座って帰ることができる画期的なサービスであることは間違いありません。これからより沿線民が利用しやすい列車になるよう期待していきたいですね。

この記事を書いた人
ふぺ
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