【航空祭2025】年に1度だけ築城駅に臨時停車する特急ソニックに乗ってきた話

ご無沙汰してます。ふぺです。

2025年11月30日、福岡県築上郡築上町にある防衛省の築城基地にて航空祭が開催されました。そして築城基地最寄りの築城駅には、普段停まらない特急列車が臨時停車するなど、大きな賑わいを見せました。

今回はそんな年に一度だけ築城駅に停車する「特急ソニック」の乗車レポートについて、皆さんにお送りしようと思います。

特急ソニック5号に乗車
築城まで乗れるらしい
北九州の街並みを眺めよう
小倉駅で激混みに
築城駅に到着

特急ソニック5号に乗車

11月30日、私は九州横断特急に乗るべく、まずは快速列車で西小倉へ向かう予定でしたが、寝坊してしまい、博多へ着く頃には既に列車が発車してしまいました。この本来乗る予定であった快速列車は終点まで先着する上に西小倉での乗り継ぎもギリギリであったため、仕方なく行橋まで特急に乗って向かうことにしました。

しかし次に発車する特急も時間ギリギリであったため、博多駅のホーム上にある券売機に急いで1,200円を投入して、100kmまでの自由席特急券を購入し、急いで隣に停まっていた特急列車に乗り込みました。

私が乗り込んだのは博多駅を8時2分に発車する特急ソニック5号。”青いソニック”こと883系での運用で、自由席は4〜7号車の4両が連結されているものの、博多駅を出発した時点で窓側は全て埋まっていました。

ソニック5号は次の香椎駅に発車すると、列車はどんどんスピードを上げていきます。特急ソニックで使われる車両は全て振り子式車両となっており、カーブでも高速で通過することができます。

築城まで乗れるらしい

赤間駅を通過したあたりで車掌さんが自由席特急券の検札にやって来たので、先ほど博多駅で購入した特急券を見せたところ、車掌さんが「築城まで乗りますか？」とのことで、この時初めて今日が築城に特急が停まる日であることを思い出しました。

そして後ほど調べたところ、どうやら博多〜築城の営業キロは99.5kmとギリギリ100kmを超えておらず、先ほど私が購入した特急券でも築城まで乗れることが分かりました。

普段であれば築城駅には特急は停まらないものの、撮影日の11月30日は築城駅が最寄りの築城基地にて航空祭が開催されるとのことで、その混雑対策として築城駅に特急が臨時停車するようになっているそうです。

折尾を出発したあたりで、気分転換にということでデッキに移動。この883系も九州でお馴染みの水戸岡鋭治さんがデザインされているということで、あちこちに水戸岡デザインらしいものが見えます。

北九州の街並みを眺めよう

列車は黒崎駅に到着。当駅から家族連れの方が多く乗ってこられました。

また当駅の奥には留置線があり、たまに近隣の製鉄所で製造されたレールを輸送する貨物列車を見ることができるほか、進行方向右側には筑豊電鉄の線路とバスターミナルも見ることができます。

そして次の八幡駅あたりから海側によく工場地帯が見えるようになり、北九州市の中心部へと入っていきます。

戸畑駅が近づいてくると、進行方向左側に若戸大橋が見えてくるようになります。

この若戸大橋は北九州市の若松区と戸畑区を結ぶ約627mの橋で、完成した1962年当時は東洋一の長さを誇る橋でもありました。また夜にはライトアップがされ、夜景鑑賞クルーズが運行されるほど景色が美しいことでも有名です。

また下には貨物列車専用の貨物線も並走するようになり、ここから東小倉(貨)まで複々線が続いていきます。

小倉駅で激混みに

ソニック5号は小倉駅に到着。博多〜小倉は特定特急料金で自由席に600円で乗れるため、この区間だけでも多くの需要がありますが、今回はほとんど乗客が入れ替わることもなく、逆に築城基地の航空祭へ向かうと思われる方が大量に乗車され、車内はデッキを含めて激混みになり、まるで朝の通勤列車のような雰囲気を漂わせるようになりました。