
ご無沙汰してます。ふぺです。
本日2025年5月28日、とんでもないプレスリリースが発表されました。
103系の復刻国鉄色が増える!?

JR九州が出したプレスリリースの内容は、なんと筑肥線で活躍している103系1500番台に国鉄色を復刻するというもの。

現在筑肥線で活躍している103系は5編成おり、そのうち1つのE12編成が2023年8月より国鉄色に塗り替えられて鉄道ファンの間で非常に盛り上がりましたが、今回さらに追加で現在検査で小倉工場に入場しているE17編成を国鉄色に塗り替えるようです。

さらにE12編成とは若干仕様が異なり、E12編成では前面にJNR表記(国鉄のマーク)が表記されているのに対し、E17編成では分割民営化後に見られたJRマークが表記されるとのことです。

またE12編成では唐津方先頭車にパンタグラフがあるのに対し、E17編成では中間車のモハ103-1517にパンタグラフがあるので、ここでついに中間車にパンタグラフがある国鉄色が出てくることになります。
運行開始日と車両見学会

このE17編成は今年の6月23日に筑肥線の筑前前原〜唐津、唐津線の唐津〜西唐津にて運用を開始するとのこと。運行区間に関しては通常の103系と変わりはありません。
また運行開始に先駆けて、6月21日に103系含む筑肥線で活躍する車両が所属する唐津車両センターの構内にて、E17編成の車両見学会を開催。この車両見学会では内装や外観はもちろん、運転台も見学することができるとのことです。
さらに既に国鉄色に復刻されているE12編成と今回復刻されたE17編成を連結し、圧巻の国鉄色の6両編成が再現するとのことです!!!

103系1500番台はもともと筑肥線の電化、及び福岡市地下鉄との直通運転のために製造され、カラーリングも筑肥線沿線で見られる玄界灘をイメージしたスカイブルーにクリーム色の帯を巻いたものでした。
分割民営化でJR九州に車両が引き継がれると、103系は全ての車両のカラーリングが順次JR九州のコンポレートカラーである赤色が基調のデザインに変更されたため国鉄色は消滅。また6連での運用も地下鉄直通から撤退した2015年より編成短縮化のため消滅しており、現在は筑肥線の筑前前原以西でコトコト走ることが続いていたので、この時代にかつての国鉄色の6両編成が見られることは本当に喜ばしいことであります。
この車両見学会の参加費は9,800円と少々お高めですが見学会当日には参加者限定のオリジナルキーホルダーやポストカードが配布されるうえ、何より6連を組んだ国鉄色の103系が見れるのですから、それを考えると非常に安い値段だと思います。興味がある方はぜひ応募してみてください。
103系の今後について少し
103系の国鉄色復刻について非常に嬉しい思いもありますが、1つ不安なことがあります。それが「引退」です。
JR九州だけでなく最近の各鉄道会社は古くなってきた車両を引退前に昔のカラーを復刻する…ということがよく行われており、この103系も決して例外ではないと考えています。
筑肥線の103系は既に登場から40年以上が経っており老朽化が激しくなっているほか、数年後には103系の検査を行っている小倉工場が移転するため、検査機器の都合上で移転までにできる限り残りの国鉄型車両を引退させたい…というのがJR九州の正直な思いだと思います。

また103系を置き換える車両についてですが、実は先日に東京で活躍していたりんかい線の70-000形の1編成が運用離脱したのちに怪しい動きを見せており、鉄道ファンの間ではこれが筑肥線の103系の置き換え車両ではないか…と予測されています。

確実に先は長くない九州唯一の103系、国鉄色もJR九州色も含め、記録は早めに済ませておきましょう。
※りんかい線70-000形の動向については鉄道ファンの待合室様が記事を出してくださっていますので、こちらも是非ご覧ください。

この記事を書いた人

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821系1000番台で置き換える。
821系は交流電車で筑肥線は直流電化路線です。となると可能性は低いかと思われます。
今は無いにしても。将来の筑肥線・福岡市地下鉄線(おもに空港線内のみ)・空港線延伸後の福北ゆたか線直通運転用(直方乗り入れ)かつ地下鉄線環状運転用?としては。可能性ありそうですか??