こんにちは、或いはこんばんは。杉山英澪です。さて、皆さんはJR西日本の湖西線および北陸本線をご存知でしょうか。これらはきっと知っていることでしょう。では、両線の分岐駅をご存知でしょうか。・・・そうですね、京都方は山科駅、敦賀方は近江塩津駅です。今回私がフォーカスしたいのは近江塩津駅。「名前だけ知っている」という人が多数だと思うので、この記事ではそんな近江塩津を少しばかり紹介しようと思います。
そもそも近江塩津駅とは?
滋賀県長浜市にある、北陸本線・湖西線(北陸本線が所属線)の駅です。京都駅で列車を観察していると、行先が「近江塩津」行となっている列車がありますが、その近江塩津がこの記事で紹介している近江塩津駅です。そりゃそうですね()
駅の構造は3面5線であり、主要路線の分岐駅らしい感じですが、駅舎はかなりレトロ(?)であり、滋賀らしさ(??)を感じました。そして、極めつけはこの地下通路。一昔前の駅らしい良い光景と言えそうです。
近江塩津駅の歴史
開業の経緯
この近江塩津駅は、北陸本線が開通したときから存在する駅ではありませんでした。開業は1957年10月1日と、実は戦後だったりします。木之本駅〜敦賀駅間の新線開業、および交流電化にあわせて開業した駅です。当時の駅構造は2面3線と、現在と比べたら小ぢんまりとしていました。
近江塩津は、このまま普通の駅として発展していく・・・と思われましたが、1974年、大きな転機が訪れました。察している方もいるでしょう。そう、湖西線の開業です。これにより、近江塩津駅は分岐駅となりました。これにあわせて、2面5線の駅となりました。今の近江塩津駅とほぼ同じような構造ですね。その後約50年は、所有者が国鉄から西日本旅客鉄道に変わったことを除けば、特に変化がありませんでしたが、2021年、異常時用のホーム「0番線」が設けられました。これにより、現在の3面5線の構造になったのです。そうして、現在に至ります。以上、雑な説明でした。
近江塩津駅の現地調査!
ここからが本題です。私は、青春18きっぷが1回分余っていたので、近江塩津駅へ赴くことにしました。以降は旅行記のような構成となります。
名古屋駅を出発
自宅を出発してからおよそ40分。名古屋駅に到着しました。旅はここから始まりました。頑張ればたった2列車だけで近江塩津まで辿り着けるのですが、余裕がなかったのでその列車を見送りました。乗車したのは、6時23分発の普通・大垣行です。
大垣まで移動!
6時23分、定刻通りに列車は出発しました。席はだいたい埋まっていました。311系のモーター音が車内に響きます。この時間帯、快速電車があまり運行されていないのですね。名古屋駅の発車標では、ほとんどの列車が普通電車でした。
電車は、枇杷島、清須、稲沢、尾張一宮・・・と、各駅に停車していきます。私は名古屋から北の方へ向かう場合、名鉄電車を利用することがほとんどなので、新鮮過ぎます。乗車電は、大垣駅に午前7時1分に到着しました。当該列車は留置線へと入っていったとさ。
長すぎる待ち時間
大垣駅に到着したあと、米原へ行く次の電車の時刻を確認しました。なんと、次の電車は・・・
7時35分発
だったのです。普通に30分以上待たされました。キツイですね。この待ち時間の間に、私は途中下車してみました。駅ビルを少しぷらっとしてみます。そして、そのビルの外へと出てみます。まだまだ朝だったので、人はまばらでしたが、それはそれで良かったです。大垣らしいな・・・と思ったところで、時間が迫っていたので再び入場しました。
ついに近江塩津へ・・・!
大垣から米原の間は人が多すぎたのでシカトしますね。
そして、米原から北陸本線の電車に乗ります。
私は北陸本線に乗るのが初めてであり、とても興奮していました。今や、北陸本線も敦賀まで。北陸まで行かないようなものじゃんかと思いました(笑)
この列車は、琵琶湖沿いをそれなりのスピードで駆けていきました。東海道線とはまた違ったのどかな雰囲気が、杉山英澪くんの好みにどストライクしました。そうして、出発からおよそ40分。ついに・・・
近江塩津駅へと到着します。
駅の観察
近江塩津駅で降りたのは杉山英澪ただ一人。とても淋しかったです()
こちらが、近江塩津駅のホームの全景となります。幹線の分岐駅には見えないくらい閑散としています。昇降設備は階段だけであり、エレベーター、エスカレーターはありません。
こちらが、駅出口へとつながるただ一つの階段です。この道の途中にベンチが設けられています。ホームが狭いうえに、高速で列車が通過するためであると考えられます。この先に進むと、先程の地下通路へと出ます。この地下通路では虫が鳴いており、少し怖かったです(笑)
こちらが駅舎となります。非常にレトロで、道を走っていても多分気付かないでしょう。看板はありますが()
列車を撮影!
やはり近江塩津駅に来たなら通過列車を撮影したいものです。実際、乗車予定の電車が来るまで、だいたい30分くらいありました。そのため、列車を撮影しました。
まず1本目はこちら。
特急しらさぎ・敦賀行です。敦賀駅まであと少しということで、最後の走りを盛大に披露してくれました。それにしても、やはり怖いですね。私の最寄り駅も一応通過列車はありますが、その本数はあまり多くないので、こういうのは経験できないものです。
続いて来たのはこちら。
特急サンダーバード・大阪行です。こちら側のホームに来たので、正直驚きました。僅かに見えた車内はそれなりに混んでいました。需要がそれなりにあることが伺えました。そうして、次に来たのは・・・
特急しらさぎ・名古屋行。さきほど通過していった列車が折り返してきたものだと考えられます。
そして、乗車電が来る前に来た最後の列車が、新快速・近江塩津行(当駅止まり)です。この列車からは、多くの乗客が続々と降車していきました。そして、私の乗車電へと乗り換えていきました。こういうのってアリなんですかね・・・まあいいか。そうして、私は9時38分発の新快速・大阪行で近江塩津駅を発ちました。
総括
近江塩津駅についてダラダラと語ってきましたが、如何でしたか。なかなか分かりにくかったとは思いますが、近江塩津について少しでも興味をもってくださったら大変嬉しいです。ここまでご覧いただき有難う御座いました。今後とも宜しくお願いいたします。ほなまたいつか!
参考文献・資料
・Wikipedia「近江塩津駅」「湖西線」
・写真撮影…杉山英澪
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