12月15日(日)、名古屋市東区において、不発弾処理が行われました。警戒区域は、名古屋市立葵小学校の周辺です。その警戒区域には、地下鉄東山線・桜通線も通っているため、同日、一部区間が運休となりました。
- 桜通線:太閤通〜今池間
- 東山線:栄〜池下間
いきさつ
10月、名古屋市東区の工事現場において、米軍の不発弾が発見されました。この処理が、12月15日に行われることが決定しました。このため、地下鉄が計画運休となった訳であります。
だいたいですが、上の図で灰色で示された区間が運休となっています。
設定された行先集
東山線:池下行
定期では設定されない行き先で、池下始発はあるものの、池下終着の列車は希少といえます。
東山線:栄行き
こちらも定期では設定されない行き先で、車両も対応していません。そのため、X民によれば、行先表示はなし、ハッチービジョン(車内案内表示器)も固定、車内放送は肉声だったそうです。しかし、発車標は対応していたそうです。何故でしょうね()
ちなみに、栄行きの列車は今でこそ激レアですが、一時は全列車が栄行きでした。それが、1957年から1960年までのたった3年間。当時は、東山線は名古屋〜栄間のみだったので、この行先が設定されていたのです。
桜通線:今池行き
こちらは定期列車でもある行先ですが、太閤通・徳重のそれぞれの終発のみの行先ですので、大変希少です。
当日の状況
9時頃まで:通常運転
9時頃までは平常通り運転が行われました。
9時過ぎ:運転休止のスタート
9時30分より規制が開始されるのに伴い、以下の列車から一部区間の運転休止がスタートしました。
- 藤が丘駅 9時7分発(充当:N1000形 N1107H)
- 高 畑駅 9時8分発(充当:5050形 5157H・推測)
- 徳 重駅 9時9分発(充当:不明)
これにより、以下の駅が利用できなくなりました。
- 千種駅(東山線)
- 新栄町駅(東山線)
- 高岳駅(桜通線)
- 車道駅(桜通線)
- 国際センター駅(桜通線)
- 太閤通駅(桜通線)
なお、東山線の池下以東では専らN1000形が使用されました(5050形は5176Hのみ)
時頃:運転再開(未定)
12時23分、無事不発弾処理が終了しました。そのため、以下の列車より、運転を再開しました。
- 藤が丘駅 13時42分発
- 高 畑駅 13時43分発
- 徳 重駅 13時37分発
- 太閤通駅 14時02分発
迂回路について
今回の運休では、迂回が必要となります。そのケースとルートをご紹介します。
ケース①:藤が丘→名古屋
藤が丘から本山駅まで、東山線に乗車します。その後、名城線に乗り換えて大曽根駅まで行きます。そこからは、JR中央線で名古屋まで行きます。
ケース②:徳重→丸の内
徳重から御器所まで桜通線に乗ります。御器所で鶴舞線に乗り換えて、丸の内まで向かいます。普段なら1本で行けるので一苦労。
まとめ
今日の運転はとても珍しいものであります。名古屋人なら是非とも見ておきたいですね。短い記事でしたが有難う御座いました。
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