北陸新幹線延伸についての自論を語る

北陸新幹線、高崎駅で上越新幹線より分岐し長野・上越・富山・金沢を経由し敦賀に至る路線…

計画上は更に新大阪までの延伸計画があるこの路線、まぁ新幹線ならでは(?)といってはあれですが恒例行事がよく発生しているんですよ。

『小浜ルート』『米原ルート』かという新幹線のルート争いが!

ということで度々熱い論争を巻き起こす北陸新幹線新大阪延伸ルート、今回は私の自論をぐだぐだと語っていこうと思います。

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⚠注意⚠

国・JR西日本・福井県は『小浜ルート/若狭ルート』が望ましい、という旨の発言しています。

あくまで全く影響力のない人が騒いでいるだけだという状況を忘れないようにしましょう…

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一体どんなルートが検討されている?

さて、北陸新幹線北陸新幹線と言っても、いったいどのようなルートで建設されることが今まで検討されてきたのでしょうか?

今回は大まかに3つに分けて見ていきましょう。

参考にするのは関西広域連合様の北陸新幹線(敦賀以西)ルートの検討について(リンク先PDF注意)という資料。ただこれ、平成24年の資料、つまり2012年の資料なんですよね。10年ばかり前の資料です。正直古いです。ただ基礎はこのあたりから来ていると思うのでこいつを参考にします。

延伸案その1『小浜ルート』

小浜ルートA『小浜亀岡ルート』

敦賀駅から舞鶴若狭自動車道に並行して小浜線の小浜駅の東側に抜け、京都府の亀岡駅を経由し新大阪駅に至るというもの。

空想鉄道にて作成

初期から提案されていたもので東海道新幹線との共有区間が一切なく、東海道新幹線のバイパス路線としての役割が一番果たせる路線で距離もまぁまぁ短いものなので一番有力なルートだったもの。

小浜ルートB『小浜京都ルート』

小浜駅までは先述のものと同じルートを走り小浜からは一気に南下、京都駅、松井山手駅を経由して新大阪駅に至るというもの。

2015年後半か2016年前半あたりにJR西日本から提案されたルート。小浜と京都の移動需要は大きいという判断の元生まれたもので現在は最有力ルートとなっている。京都の地下水問題などで工事は難航すると予想されている。

小浜ルートC『関西空港接続ルート』

新大阪から南下していき関西国際空港へ至るもの。

この表示は亀岡ルート+関西空港ルート

初出が見つけられないルート。だれか情報求む。2016年時点では新大阪まで開業した次のステップで検討されていた模様。

延伸案その2『湖西ルート』

敦賀駅から湖西線のルートに沿って高島市、大津市を経由して京都駅の東側で東海道新幹線に接続するもの。京都駅からは東海道新幹線へ直通する。

初期から提案されていたもので京都駅から新大阪駅の間は東海道新幹線と設備を共有する。湖西線沿線では比良おろしと呼ばれる強風が吹くことや東海道新幹線への乗り入れが不透明であるということから現在では全く話に出てこない。

延伸案その3『米原ルート』

米原ルートA『米原ルート』

敦賀駅から北陸本線に沿って米原駅に至るもの。米原駅からは東海道新幹線へ直通する。

初期から提案されていたもので米原駅から先は東海道新幹線へ直通する。建設距離は短いものの東海道新幹線への乗り入れが不透明であるということから有力視はされていない。ただし現行の特急しらさぎのルートと重なるため中京方面へのアクセスの面や他のルートでは恩恵を得られない滋賀県はこれを支持しているようにも見える。

米原ルートB『中京北陸ルート』

敦賀駅から北陸本線、東海道新幹線に沿って名古屋駅方面へ至る。

北陸新幹線とはまた別の新幹線。しかし同一のものと捉えてもそこまで差し支えないので同一のものとして扱う。

全国新幹線鉄道整備法の基本計画路線には含まれているが一切音沙汰がない。ルートとしてはしらさぎと同一のもののため必要性は高いのかもしれない。

ルートの特徴を見ていく

さて、ルートの概要がわかったところでどのような特徴、メリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。

小浜ルート

小浜線の写真はないから北陸線で代用

特徴としては小浜ですよね。福井県の小浜市、失礼ですがそこまでパッとしない場所ですね。そこを経由してさらに京都を通らない。京都は東海道新幹線で十分ですもんね。そうみるとかなり妥当なのが亀岡ルート。ただこのルートはサンダーバードの完全な互換にならないんですよね。京都を通らないから。亀岡で乗り換えなんでしょうけど、あの混雑の中で更に人増えるのはちょっと勘弁ですね。そう考えると京都経由のほうがサンダーバードの互換になるしいいですよね。有力視される理由がわかります。まぁ地下が深くなるという点からは建設費はかさみますが…。関西空港は正直今議論すべきではないですね。

湖西ルート

これはサンダーバード

サンダーバードそのままですね。だから意外と作りやすいルートかもしれません。ただ前述したように湖西線では比良おろしとよばれるかつては貨物列車の一部が横転するほどの強風に悩まされたり、豪雪に悩まされたりとかなり環境としては悪いです。関が原がずっと続くみたいなもんだと思います。高速走行とかはしやすいかもしれないですが滋賀県のメリットが小浜ルート以上に何もないもないのでねぇぇ‥こりゃ議論の蚊帳の外ですわ。

米原ルート

しらさぎ?ではなくサンダーバード

短いしらさぎですね。そう言えばこの区間ノンストップの臨時快速できたんでしたっけ?

こいつのメリットはまず総距離です。めっちゃ短い。40㎞くらいしかない。つまり資金も工期も少なくて済むということ。ただ東海道新幹線の予備としての効果や関西北陸間の輸送改善にはあまり意味のないルートとなっています。

まぁ中京方面へのアクセスはこっちのほうがいいでしょうけど…といったところでしょうか。

さて、ここまで全ルートについて視ていきましたがここからさき、次のページからは私の北陸新幹線全ルートに対する意見を述べていこうと思います。いちおう嫌な人もいるかもしれないですがその点はご了承ください…

この記事を書いた人

AZU3/漣さざなみ
AZU3/漣さざなみ
千葉県に住む東方と型月ファンの小説書き。

コメント

  1. あず より:

    > 長浜、岐阜羽島を経由
    北陸中京新幹線で米原を経由しない(「米原」ルートの先行着工とは言わせない)ところ解釈一致です

    • AZU3/漣さざなみ より:

      コメントありがとうございます!
      米原を経由しないのは、経由することで遠回りになってしまうのでは…?という考えからです。
      個人的には長浜あたりで関ケ原方面に進路を変更して岐阜駅方面を目指すのがベストだと思っています!

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