ニューヨーク市地下鉄徹底解説 第四部 B/D/F/M系統

こんばんは、あさまです。

明けましておめでとうございます!!!
2025年もぜひよろしくお願いいたします。

さてさて、2025年もとりあえずまずはこれを続けていきますよぉ~?
題して、

ニューヨーク市地下鉄徹底解説シリーズ

です。

今回の記事では、第四部として、B系統、D系統、F系統、M系統の路線について解説をしていきます。
ラインカラーにしてオレンジ色系のものになります。
ということで今回もよろしくお願いします。

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B系統

はい、今回のトップバッターはB系統です。
これは割と単純な運行形態をする路線になっています。カオスなのが見たかったらぜひD系統をご覧ください。

路線名B
起点駅Bedford Park Boulevard
145th Street(お昼の一部列車・夕方の全列車)
終点駅Brighton Beach
駅数37駅
27駅(お昼の一部列車・夕方の全列車)
経由路線一覧IND Concourse Line
IND Eighth Avenue Line
IND Sixth Avenue Line
Chrystie Street Connection
BRT Brighton Line
使用車両一覧Coney Island Yard所属 R68/R68A

以上が基本データとなります。
特にこれといった特徴はないですが(おい)、ブロンクスの最果て(多分)からブルックリンの最果て(多分)を
結んでいるので、割と長めの路線になっています。(駅数が少ないのはマンハッタンで急行運転をするからです。)

ということで運行形態を解説します。

路線名起点駅終点駅使用線路時間帯
IND Concourse LineBedford Park Boulevard155th Street複線夕方運行なし
IND Eighth Avenue Line145th Street59th Street-Columbus Circle緩行線
IND Sixth Avenue LineSeventh Avenue/53rd StreetBroadway-Lafayette Street急行線
Chrystie Street ConnectionGrand Street複線支線的な意味合いの
路線なので一応記載。
BMT Brighton LineDeKalb AvenueBrighton Beach急行線

こんな感じです。

あ、大事なことを忘れていました。
B系統は平日しか運転されないので気を付けてください。

B系統は平日のみの運転です。

土休日とかに「あれ?B系統来ねえじゃん」ってなったら大体これだと思うので気を付けてください。

車両はR68とR68Aが使用されており、どれもConey Island Yardという車両基地の所属です。

これがR68です。1986年ごろから運転されているそうで、割と古めの車両です。
By MTAEnthusiast10 – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=111182908

これがR68Aです。R68と何が違うのかは知りません。ほぼ同じ車両です。
ちなみに日本の企業、川崎重工製の車両らしいです。
By Mtattrain – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=70151462

以上、B系統の解説でした。

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D系統

お次はD系統の解説です。

路線名D
起点駅Norwood–205th Street
終点駅Coney Island–Stillwell Avenue
駅数36駅
30駅(ラッシュ時)
41駅(深夜帯)
経由路線一覧IND Concourse LIne
IND Eighth Avenue Line
IND Sixth Street Line
Chrystie Street Connection
BMT Fourth Avenue Line
BMT West End Line
使用車両一覧Concourse Yard所属 R68

これが基本データになります。B系統とは違うのでこれはどの日でも基本的に運転がされるはずです。

路線名起点駅終点駅使用線路時間帯
IND Concourse LineNorwood-205th Street145th Street複線
(途中から複々線)
Bedford Park Boulevardからの
急行線はラッシュ時、
それ以外は緩行線使用
IND Eighth Avenue Line135th Street59th Street-Columbus Circle急行線
IND Sixth Avenue LineSeventh Avenue/53rd StreetBroadway-Lafayette Street
Chrystie Street ConnectionGrand Street複線支線的な意味合いの
路線なので一応記載。
BMT Fourth Avenue LineDeKalb Avenueバイパス深夜帯以外バイパス使用
詳細は以下で説明
マンハッタン橋
Atlantic Avenue-Barclays Center36th Street急行線深夜帯以外
緩行線
BMT West End LineNinth AvenueConey Island-Stillwell Avenue

なんか、「バイパス」と「マンハッタン橋」っていうのが突然出てきましたね。
これは、マンハッタンとブルックリンの間には川(運河…?)が走っているので、それらをまたぐ地下鉄は必然的に底を超える必要があります。「バイパス」って書いてあるのは地下トンネルを経由し、「マンハッタン橋」はその名の通り地上の橋を走行する、という意味です。

D系統は深夜帯以外の時間帯でバイパス、つまり地下トンネルを使用した運転がされているそうです。

車両はR68が使用されており、Concourse Yardという車両基地の所属です。

写真はすみません、本当はバリエーションが欲しかったのですがなかなか見当たらなかったのでB系統での照会によってここでは省略させていただきます…。

以上がD系統です!

F系統

さあ次はF系統になります。

路線名F
起点駅Jamaica–179th Street
終点駅Coney Island-Stillwell Avenue
Kings Highway(一部列車)
駅数55駅(深夜帯)
45駅(各駅停車)
39駅(急行列車)
経由路線一覧IND Queens Boulevard Line
IND 63rd Street Line
IND Sixth Avenue Line
IND Culver Line
使用車両一覧Jamaica Yard所属 R160

以上が基本データとなります。
性格的には(?)E系統に割と似ていて、この路線はB系統・D系統とは異なり、ブロンクスへ行かず、
ブルックリンを出てマンハッタンをちょっとだけ通ってクイーンズのほうへ向かう路線になっています。

路線名起点駅終点駅使用線路時間帯
IND Queens Boulevard LineJamaica-179th Street75th Avenue緩行線
Forest Hills–71st Avenue36th Street緩行線深夜帯
急行線深夜帯以外
IND 63rd Street Line21st Street-QueenbridgeLexington Avenue-63rd Street複線
IND Sixth Avenue Line57th StreetSecond Avenue緩行線
Delancey StreetYork Street複線
IND Culver LineJay Street-MetroTechChurch Avenue緩行線
急行線基本的に運行なし
詳細後述
Ditmas AvenueConey Island-Stillwell Avenue緩行線

運行形態的にはざっとこのような形ですが、ここにさらに6系統・7系統の要素が混ざってきます。
これですこれ。

このダイヤのやつ。ふつうは丸いのにダイヤのやつはちょっと特殊な運行形態をするときになることが多いです。

いわゆる、「普通のF系統」は先ほど運行形態で解説した通りなのですが、この「ダイヤのF系統」は、ラッシュ時のピークの方向(日本でいう上り方面?中心部に向かうやつのこと)にのみ限定して走っており、
基本的に一部列車にしか該当しないほか、Jay Street-MetroTechからChurch Avenueでは「普通のF系統」と異なり急行線を走行するという違いがあります。

車両はR160という車両が使用されており、Jamaica Yardという車両基地の所属です。

By Mtattrain – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=39128742

M系統

最後はM系統の解説です!

路線名M
起点駅Forest Hills-71st Avenue(平日ラッシュ時・昼)
Essex Street(平日夕方・週末の深夜帯以外)
Myrtle Avenue(深夜帯)
終点駅Middle Village-Metropolitan Avenue
駅数36駅
13駅(平日夕方・週末日中)
8駅(深夜帯)
経由路線一覧IND Queens Boulevard Line
IND Sixth Avenue Line
Chrystie Street Connection
BMT Nassau Street Line
BMT Jamaica Line
BMT Myrtle Avenue Line
使用車両一覧East New York Yard所属 R160

以上が基本データとなります。
路線図で見ると武蔵野線を横にしたみたいな形しています。
要するにちょっとつなげば環状線になるよみたいなやつです。

伝われ

路線名起点駅終点駅使用線路時間帯
IND Queens Boulevard LineForest Hills–71st AvenueQueens Plaza緩行線夕方・週末
運行なし
Court Square-23rd StreetFifth Avenue/53rd Street複線
IND Sixth Avenue Line47th-50th Streets-Rockefeller CenterBroadway-Lafayette Street緩行線
Chrystie Street Connection複線
BMT Nassau Street LineEssex Street複線夕方・週末・深夜
運行なし
BMT Jamaica LineMarcy AvenueFlushing Avenue緩行線
BMT Myrtle Avenue LineMyrtle AvenueMiddle Village-Metropolitan Avenue複線

こんな感じです。駅数から見てもわかるように、深夜とかになると極端に運行区間が短くなる路線の一つになっています。だから深夜とかにこれを使おうと思ってなかなか来なかったら多分その区間で走っていないっていうことかもしれないです。お気を付けください。

車両はR160という車両が使用されており、East New York Yardという車両基地の所属です。

By Mtattrain – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=39128742

(すごい既視感がある)

以上。

今回の記事は以上となります!

2025年もこのシリーズ含め色々な記事を出したいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

次回は第五部、G/J/L/Z系統の解説となります。ちょっと不思議な路線たちですので、こうご期待ください!

【注意】
現地で何か事件などに巻き込まれてしまったとしても、
筆者の僕や本サイトは一切責任を取りません。
行かれる場合は自己責任で、
お気をつけて行ってらっしゃいませ。

なお、この記事の内容はあくまで一鉄道ファンとしての予測や考察にすぎません。
(将来的に)誤った内容である可能性などもあります。
正確性の保証や、閲覧による不利益等については責任を負いかねます。

ということで、今回の記事はここまでとなります。お読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!!

本記事の記述にあたって参考にさせていただいたサイト様

Wikipedia様
ニューヨーク州やニューヨーク市地下鉄について調査をしている中で参考にさせていただきました。

この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”https://en.m.wikipedia.org/wiki/B_(New_York_City_Subway_service)“>「B (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。

この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”https://en.m.wikipedia.org/wiki/D_(New_York_City_Subway_service)“>「D (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。

この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”https://en.m.wikipedia.org/wiki/F_(New_York_City_Subway_service)“>「F (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。

この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”https://en.m.wikipedia.org/wiki/M_(New_York_City_Subway_service)“>「M (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。

MTA様 ホームページ
ニューヨーク市地下鉄の地図等の参考にさせていただきました。

この記事を書いた人

asama_tk85
asama_tk85
鉄オタ歴約10年のあさまです!
「短く簡単に」をコンセプトに、 Youtubeでは鉄道に関する動画を投稿しています。
あさま、とは言っていますが基本的に取り扱う話題とかは日本全国やっていけたらと思っています。よろしくお願いします!

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