ニューヨーク地下鉄徹底解説 第二部 4系統~7系統

こんばんは、あさまです。
なんと第一部から二週間という間隔で記事を上げることができましたぁぁぁ!!!

題して、

ニューヨーク市地下鉄徹底解説シリーズ

です。

今回の記事では、第二部として、4系統から7系統の路線について解説をしていきます。
ということで今回もよろしくお願いします。

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4系統

本記事のトップバッターは4系統となります!

路線名4
起点駅Woodlawn
終点駅Crown Heights–Utica Avenue
New Lots Avenue
駅数28駅
54駅(深夜帯のみ)
経由路線一覧IRT Jerome Avenue Line
IRT Lexington Avenue Line
IRT Eastern Parkway Line
IRT New Lots Line
使用車両一覧Jerome Yard所属 R142/R142A

以上が基本データとなります。
ブロンクスからマンハッタンを突っ切って、ブルックリンに出る、割と長めの路線です。
ルート・方角的には前回解説の2系統と似ています。

4系統になると運行形態がかなり複雑になります。以下にまとめます。
なお、今回から使用線路は「緩行線」か「急行線」のどちらかとして表記します。

路線名起点駅終点駅使用線路時間帯
IRT Jerome Avenue LineWoodlawn183rd Street下記時間帯解説部分参照
Burnside Avenue170th Street
167th Street138th Street–Grand Concourse
IRT Broadway–Seventh Avenue Line125th StreetBrooklyn Bridge–City Hall急行線深夜帯のごく一部の南行列車
緩行線深夜帯のみ
Fulton StreetBowling Green複線
IRT Eastern Parkway LineBorough HallNevins Street急行線
Atlantic Avenue–Barclays CenterCrown Heights–Utica Avenue緩行線下記時間帯解説部分参照
IRT New Lots LineSutter Avenue–Rutland RoadNew Lots Avenue複線

4系統は割と時間帯によって停車駅とかルートが変わりがちです。一つずつ説明してきたいと思います。

まずWoodlawnから183rd Streetまでですが、ここは1.5複線区間となっており、緩行線を通っています。ラッシュ時には大体の列車がWoodlawnまで行きます。
次にBurnside Avenueから170th Streetまでですが、ここも基本的に緩行線を通ります。ただしラッシュ時には急行線を一部の列車が通るそうです。
次に167th Streetから138th Street-Grand Concourseまでですが、ここもまた緩行線を通ります。しかし、ラッシュ時になると125th Streetからではなく138th Street-Grand Concourseから急行線に入って走行します。

ブルックリンに移って、次はAtlantic Avenue-Barclays CenterからCrown Heights–Utica Avenueまでです。ここは深夜を除き、基本的に急行線を通ります。ただラッシュ時にはごく一部の列車が緩行線を通るほか、深夜帯はその駅以降基本的に緩行線を通ります。
日中とかは基本的にCrown Heights–Utica Avenueが終点となります。
最後にSutter Avenue-Rutland RoadからNew Lots Avenueまでの区間です。ここは日中には走行しません。ラッシュ時の一部列車と深夜帯に列車が来ます。
New Lots Avenueにマンハッタンから行きたい場合は、おそらく3系統に乗るのが良いと思います。

車両はR142とR142Aが使用されており、どちらもJerome Yardという車両基地の所属です。

これがR142です。
By MTAEnthusiast10 – Own work, CC BY 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=152016596

これがR142Aです。
By MTAEnthusiast10 – Own work, CC BY 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=152017028

以上、4系統の基本的な情報の解説でした。

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5系統

お次は2系統です!

路線名5
起点駅Eastchester–Dyre Avenue
Nereid Avenue(ラッシュ時の一部列車)
終点駅East 180th Street(深夜帯のみ)
Bowling Green(週末・平日夕方)
Flatbush Avenue–Brooklyn College(平日日中)
Crown Heights–Utica Avenue(ラッシュ時の一部)
New Lots Avenue(ラッシュ時の一部列車)
駅数36駅
33駅(ラッシュ時)
53駅(一部列車)
25駅(週末)
6駅(深夜帯)
経由路線一覧IRT White Plains Road Line
IRT Lenox Avenue Line
IRT Broadway–Seventh Avenue Line
IRT Eastern Parkway Line
IRT Nostrand Avenue Line
IRT New Lots Line
使用車両一覧East 180th Street Yard所属 R142
(239th Street Yardの2系統車両と共用)

以上が基本データとなります。
4系統と同じく、かなり長い距離を走る路線の一つになっています。マンハッタンでは4系統と同じ路線を通ります。

2系統は1系統と比べると経由路線も増えますが、その路線たちも複々線だったり複線だったりいろいろです。
これよく動かしているなぁって思います。

路線名起点駅終点駅使用線路平日日中夕方
週末
深夜帯ラッシュ帰宅
ラッシュ
IRT Dyre Avenue LineEastchester–Dyre AvenueMorris Park複線区間大半の
列車
大半の
列車
IRT White Plains Road LineNereid Avenue219th Street緩行線運行なし一部列車
Gun Hill RoadEast 180th Street
急行線ごく一部の列車
West Farms Square–East Tremont AvenueJackson Avenue緩行線


ごく一部の列車一部列車
急行線運行なし一部列車ごく一部の列車
Third Avenue–149th Street149th Street–Grand Concourse複線
IRT Jerome Avenue Line138th Street–Grand Concourse緩行線
IRT Lexington Avenue Line125th StreetBrooklyn Bridge–City Hall急行線
Fulton StreetBowling Green複線
IRT Eastern Parkway LineBorough HallFranklin Avenue–Medgar Evers College急行線運行なし
IRT Nostrand Avenue LinePresident Street–Medgar Evers CollegeFlatbush Avenue–Brooklyn College複線大半の列車
IRT Eastern Parkway LineFranklin Avenue–Medgar Evers CollegeCrown Heights–Utica Avenue急行線運行なし一部列車ごく一部の列車
緩行線
IRT New Lots LineSutter Avenue–Rutland RoadNew Lots Avenue複線ごく一部の列車

疲れた。

5系統、ここにきて一番複雑な運行形態をしているかもしれません。
今までこうすればよかったのですが、時間帯ごとに分けて運行形態を表で表しました。

運行なしとあるところはその名の通りその部分のその時間帯は運行がされません。
それ以外が走るところです(ごく一部の列車というのはこれまたその名の通り、その時間帯に走る列車のうち、
該当する列車は本当に少ないので、乗る時には気を付けてください。)

車両はR142というちょっと新しめの車両が使用されており、East 180th Street Yardという車両基地の所属です。

By MTAEnthusiast10 – Own work, CC BY 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=152016596

以上5系統の解説でしたぁ~

6系統

次に6系統です!

路線名6
起点駅Pelham Bay Park
Parkchester(平日・ラッシュ時)
終点駅Brooklyn Bridge–City Hall
駅数38駅(各駅停車)
29駅(急行列車)
経由路線一覧IRT Pelham Line
IRT Lexington Avenue Line
使用車両一覧Westchester Yard所属 R62A

以上が基本データとなります。
マンハッタンは4系統・5系統と同じ路線を通りますが、ブルックリン方面にはいきません。
マンハッタン内では各駅停車となります。

路線名起点駅終点駅使用線路平日
ラッシュ時
その他の
時間帯
各停運転時急行運転時
IRT Pelham LinePelham Bay ParkCastle Hill Avenue緩行線運行なし
IRT Lexington Avenue LineParkchesterThird Avenue–138th Street急行線運行なし
緩行線Brooklyn Bridge-City HallからParkchesterのみ運行運行なし
125th StreetBrooklyn Bridge–City Hall

6系統はマンハッタン内各駅停車といいましたが、各駅停車の中にも急行と各駅停車があります。

ん?

各駅停車の中にも、急行と各駅停車があります。

要はこれ、通常時は全線で緩行線を使用した運行を行うのですが、ラッシュ時になると6系統は6系統でも各駅停車と急行の二つに分かれる、っていうことなんですよね。いやぁ面白い。

ラッシュ時の各駅停車運転時には、Brooklyn Bridge-City HallからParkchesterまでしか運転しません。
対して急行運転時には、Pelham Bay Park(終点)まで行くものの、途中Third Avenue-138th StreetからParkchesterまでは急行線を使用して運転されます。

車両はR62Aという車両が使用されており、Westchester Yardという車両基地の所属です。

がっつり1系統の写真ですがお許しください。6系統ありませんでした(おい)。
By EmperorOfNYC – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=125836967

7系統

最後は7系統です!

路線名7
起点駅Flushing–Main Street
終点駅34th Street–Hudson Yards
駅数22駅(各駅停車)
18駅(急行列車)
8駅(超急行列車)←!?(後述)
経由路線一覧IRT Flushing Line
使用車両一覧Corona Yard所属 R188

以上が基本データとなります。
7系統はちょっとレアキャラですね。マンハッタンを縦に突っ切っていく路線を紹介してきましたが、この路線はマンハッタンを横に突っ切って、クイーンズのほうへ向かうんですよね。

路線名起点駅終点駅使用線路各停運転時急行運転時
通常時ラッシュ時間帯
IRT Flushing LineFlushing–Main Street74th Street–Broadway急行線運行なし
緩行線
74th Street–Broadway33rd Street–Rawson Street緩行線運行なし
Queensboro Plaza34th Street–Hudson Yards複線

7系統も6系統と似ていて、ラッシュ時間帯になると急行運転を始めます。クイーンズ区間で急行線の線路を使った運転がされる感じですね。

終点は34th Street-Hudson Yardsとありますが、ここは2015年に延伸開業された区間です。
もともとTimes Square-42nd Streetまででした。新しいとは言っても9年前ですが、他と比べるときれいかもしれませんね。

車両はR188という車両が使用されており、Corona Yardという車両基地の所属です。
R188は割と新しめの車両で、7系統のみで使用されているレアキャラです。他では見られません。

ちなみに日本製の車両が一部走ってるらしいです。
By AEMoreira042281 – Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=29576286

以上。

今回の記事は以上となります!

このペースで行けたらなぁと思いますが、とりあえず年内にもう一本ぐらい出そうと思っています。
次回は第三部、A/C/E系統の解説となります。こうご期待ください!

【注意】
現地で何か事件などに巻き込まれてしまったとしても、
筆者の僕や本サイトは一切責任を取りません。
行かれる場合は自己責任で、
お気をつけて行ってらっしゃいませ。

なお、この記事の内容はあくまで一鉄道ファンとしての予測や考察にすぎません。
(将来的に)誤った内容である可能性などもあります。
正確性の保証や、閲覧による不利益等については責任を負いかねます。

ということで、今回の記事はここまでとなります。お読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!!

本記事の記述にあたって参考にさせていただいたサイト様

Wikipedia様
ニューヨーク州やニューヨーク市地下鉄について調査をしている中で参考にさせていただきました。

この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”https://en.m.wikipedia.org/wiki/4_(New_York_City_Subway_service)“>「4 (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。

この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”5https://en.m.wikipedia.org/wiki/_(New_York_City_Subway_service)“>「5 (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。

この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”https://en.m.wikipedia.org/wiki/6_(New_York_City_Subway_service)“>「6 (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。

この記事は、<a href=”https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/“>クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 パブリック・ライセンス</a>のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href=”https://en.m.wikipedia.org/wiki/7_(New_York_City_Subway_service)“>「7 (New York City Subway service)」</a>を素材として二次利用しています。

MTA様 ホームページ
ニューヨーク市地下鉄の地図等の参考にさせていただきました。

この記事を書いた人

asama_tk85
asama_tk85
鉄オタ歴約10年のあさまです!
「短く簡単に」をコンセプトに、 Youtubeでは鉄道に関する動画を投稿しています。
あさま、とは言っていますが基本的に取り扱う話題とかは日本全国やっていけたらと思っています。よろしくお願いします!

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