こんにちは。こづるしんでんです。
デビューも間近になった仙石線E131系800番台ですが、実は最近車庫で乗務員訓練を行ってます、
その際に実際に幕を出している、とのことらしいので、E131系800番台の方向幕について考えていこうと思います。
前面幕
見辛くてすみません……まあ雰囲気だけでも観察しにいったときは、仙台・あおば通行の方向幕を出していました。
ドット打ちのような高度なことは私にはできないので……とりあえずイメージイラストを作ってみました。
前面幕は基本的にほかのE131系と同じ仕様で、
- 種別＋路線名
- 種別＋行き先名
を一定周期で交互に繰り返す形式でした。
面白いのは、
仙台・あおば通／松島海岸・矢本などの複合表示の場合だけ2段表示になり、
- 種別＋行先（日本語）
- 種別＋行先（英語）
と、日本語のみパターン／英語のみパターンが両方存在します。
松島海岸併記や仙台・あおば通の案内をするのには適していると思います。
側面幕
次は側面幕、こちらは他のE131系とは差異が生じています。
種別枠が細く、東急の2020系（3020系・6020系を含む）のような仕様になっています。
これは、松島海岸併記など、やたら長い行き先を押し込むためでしょう。
側面には次駅案内も出ているときもありましたが、「松島海岸・高城町」など文字数が多い場合のレイアウトは未確認。あれは正直、かなりキツキツになりそうです。
東急・相鉄直通の新横浜方面みたいに「松島海岸方面 (via Matsushimakaigan)」みたいなのを設けたほうがスッキリすると思うんですけどね……。
方向幕対照表は？
方向幕対照表はこんな感じです。
・流灯関係、快速関係（矢本行きも含め）の表示が消滅
・苦竹行きが消滅、代わりに福田町行きが復活、また松島海岸以東の折り返し可能駅も多数追加収録
・ワンマン幕が追加されていない
ちょっと衝撃ですね、とりあえず一つずつ見ていきましょう。
ワンマン幕がない？
とてもびっくり。他路線のE131系ではワンマン運転を実施する祭に種別が必ず「ワンマン」表記になっていますが、なぜか仙石線のE131系には現在ワンマン幕が搭載されていません。
ただ、相模線のE131系500番台では当初ワンマン幕どころか非営業幕と普通幕しか積んでいたかったそうなので、おそらく今後追加されるのではないでしょうか。
※何らかの原因でワンマンの案内設定が準備できていない……とかな気がします。
快速・流灯幕消滅
一番気になるポイント。快速の表示がごっそり消えています。
2015年の仙石線全線復旧以降、仙石線の快速は全て仙石東北ライン経由に振り替えられたため、205系/E131系使用の快速は定期列車で存在しないので、当然の流れでしょうか。プレスリリースのイメージイラストだと「快速 石巻」の幕になってたので少し残念ですね。
ただ、205系ではROM更新をしてまで年に一度しか使わない「快速 矢本」の幕を用意してたのに、E131系で収録していないのは不思議とも言えますね。
松島基地航空祭の時の臨時快速は、臨時幕で運転するんでしょうか？ただそれだと案内設定が入っていないことになるので自動放送が流れず、ワンマン運転できるのか怪しいです。
もう一つ考えたのは、先述のワンマン幕が搭載されていないこととの関連性。どうせE131系がツーマンで運転する間は快速運転する機会がないし、「快速」「ワンマン快速」の両方を搭載せずにワンマン快速幕のみ搭載する……なんてこともあるのかもしれませんね。
行き先多数収録
あとは野蒜、陸前小野といった、流灯幕でしか収録されていなかった行き先も普通幕で収録されていますね。松島海岸以東の行き先は、全て松島海岸併記verと単体verの幕が収録されています。
また、苦竹行きが消滅した他、福田町行きが103系ぶりの復活を遂げています。苦竹行きは20年前に無くなってるのでしょうがないですかね。福田町行きは異常時用でしょうか。
まとめ
そういえば「普通 仙石線」の幕って一時期205系で存在した仙石線経由の表示を思い出しますね。
営業運転開始後に、全定期行き先を収集したいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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