[製造プラレール]宇都宮LRT HU300形をつくる

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はじめに

多分5月に入ってすぐの頃、自分にとって重大なとあるものが発表されました。

その名も、「新金線旅客化検討委員会報告書」

自分の街にできる新たな鉄道の検討状況が一気に公表されてとても楽しみ。いつか新金線の旅客化に関する記事も出します。

内容を読んでいくと、簡易的な配線略図が載ってるではありませんか。これはダイヤ運転会もできそうだなと。

しかしここで問題が。車両が無ぇ。そりゃ検討段階の路線に車両があるわけ無いですもんね。

これでは運転会ができない。そんな時に気づいたのです。他の場所で走ってる車両を使えばいいのでは、と。

新金線は現在、LRTかBRTでの旅客化が検討されています。それなら最近できた宇都宮LRTのHU300形を作ろうと。

HU300形とは、2023年に新しくできた宇都宮ライトレールを走行する電車です。この電車は客室の床面がとても低いという路面電車ならではの特徴を持っています。

車両デザインは、宇都宮で恵みの象徴とされる雷による稲妻をモチーフにしたデザインとカラーリングになっています。これらを踏まえて作られた3つのデザイン案から、住民による一般公募で決定されました。

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設計開始

今回は製品からの改造ではなく、3Dプリンターを使って製造していきます。使用ソフトはAutodesk Fusion360です。まだまだ初心者なので非効率な部分とかがあるかもしれませんが、そこはご愛敬ということで。

プラレールの製造元であるタカラトミーは改造を推奨していません。改造を行う際は自己責任でお願いします。

まずは大まかに車体の基となる四角を作ります。後尾車は後で複製するので、先頭車と中間車の車体を作ります。

次に、実車の曲線的な構造にするために三方向に切り取りたい形のスケッチを用意します。

スケッチは簡単に説明すると2次元の設計図的なものです。

スケッチを描いたらそれらを押し出しの機能を使ってはじめに作った車体を切り取っていきます。多分他にもっと良いやり方があるとは思いますが、自分にはまだできないので今回はこのやり方にしています。

フィレットで角を丸めるなど微調整をしたら車体の原型は完成なので、シェルを使って中をくり抜きます。

次は扉と窓の制作です。今回はくり抜きを行わずに細い溝を使って扉を再現します。拘束を活用してなるべく寸法を減らせると見やすくなります。自分はまぁ、、グシャグシャ、、、。

スケッチが描けたら面の分割や面をオフセットを使って溝を掘っていきます。手間がかかりすぎたからもっといい方法ありそう。今回溝の深さは0.3mmで設計してます。

これを反対の面や中間車にも同じようにやります。スケッチに関してはコピペしちゃいましょう。あとは気合。

同じような手段で前面窓も作成します。今回ライトの表現は無くしました。(忘れてたなんて口が裂けても言えない)

他にも溝をつけたり、妻面を作って側面の設計は完成です。次は屋根を作っていきます。

まずは、初めに作ったスケッチに屋根の平面部分を描き足して押し出しで切り取ります。

そしたら屋根上機器を作る、の前に後尾車を複製します。屋根上機器が大きく違うのでこのタイミングでやらないと撤去する手間が増えます。

複製ができたら気を取り直して屋根上機器を作っていきます。

初めは大まかにスケッチを作り、押し出しで形を作ってから様子を見てスケッチを微調整します。この時に寸法をわかりやすく描くと後から修正しやすくなります。

中間車と後尾車にも同様に設計したら、エアコンの溝やアンテナなどの細かい加工をします。

これで車体は完成です!

最後にこれらがプラレールになれるように柱や連結器を通す穴を取り付けます。

あとは完成したデータを印刷してくれるサービスにお願いしたら到着を待つのみ。届いたら塗装に入ります。

塗装

届いたものがこちら。溝もしっかり印刷されてて満点です。早速塗装に入りましょう。

塗装は改造の時と同じようにまずはサフです。

次は黄色を塗ります。黒の上に黄色よりも白の上に黄色のほうが多分綺麗だと思ったので。

黄色が乾いたらマステを貼って黒を塗ります。この時黄色の上に黄色のマステでめっちゃ見づらかったです。車体の色にあったマステを使いましょう。

白の車体に白のサフ、黄色の車体に黄色のマステ、といった具合に写真映えする塗装をしなかったので写真がほぼありません、、、。塗装の写真が一枚もないのはあれなので、、黒を塗った状態です。これはこれでかっこいい?

そしてマステを剥がしたら、、、

完成

完成しました。宇都宮ライトレールHU300形です。

車体の造形は理想通りにできたものの、中間車と後尾車の柱に十字に補強をつけなかったり、台車を受ける出っ張りがなかった影響で連結がしにくかったりなどの問題がありました。これらはあったほうが強度が上がったり連結しやすかったりするので絶対つけるべきでした。製造プラレールしてる人は是非反面教師にしてください。

また、塗装が近くで見ると曲がっていたりはみ出していたりなどの問題もありました。

とにかく、これを量産すれば新金線運転会ができそう。しかし運転会ってどうやって主催するんでしょうか、、。

この記事を書いた人
冬水
冬水
「冬水」と書いて「とうすい」と読みます。
マイブームはE653系

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