
どうも、成田空港はめちゃくちゃ行ったことがありますが羽田空港はほとんど行ったことがない中沢です。
さて、皆さんは京成線や京急線、北総・公団線などを利用している際にこんなことを思った経験はありますでしょうか?

どうして成田空港駅と羽田空港駅が2つずつ存在するんだ!?俺はどっちで降りればいいんだ…!
特に観光客の方が疑問に思うであろうこの問題。一応駅名などでターミナル別に分けられてはいるものの、実際問題どうして駅が分かれているのか。今回はそれについてまとめていこうと思います。それでは今回もよろしくお願いします!
2つの「成田空港駅」
まず、成田空港に行く際は「空港第二ビル」と「成田空港」の2駅が存在します。この2駅へはJR成田線、京成本線、成田スカイアクセス線が通っており、”成田空港行”ならどの路線に乗っても辿り着くことができます。

どうして2駅に分かれているのか
元々、成田空港に駅は「成田空港駅」しかありませんでした。これは当時の成田空港にはターミナルが1つしかなかったためです。その後第2ターミナルが設置されることになり、第1ターミナルと第2ターミナルでは距離が離れていることから第2ターミナルへのアクセスのために作られたのが「空港第二ビル駅」です。ちなみに空港第二ビル駅はその後設置された第3ターミナルへのアクセス駅としても機能していますよ!


かつての「成田空港駅」
実は、現在の成田空港は2代目なんです。それでは元々の成田空港駅は何なのかというと…

そうですね、東成田駅です。
こちらについての詳しい説明はこの記事をご覧下さい👀
2つの羽田空港駅
次に、羽田空港に行く際は「羽田空港第3ターミナル」と「羽田空港第1・第2ターミナル」の2駅、もしくは「羽田空港第3ターミナル」「羽田空港第1ターミナル」「羽田空港第2ターミナル」の3駅が存在します。この2駅(もしくは3駅)へは京急線、東京モノレールが通っており、”羽田空港行”ならどの路線に乗っても辿り着くことができます。

どうして2駅に分かれているのか
元々、羽田空港に駅は「羽田空港駅」しかありませんでした。これは当時の羽田空港にはターミナルが1つしかなく、第2ターミナルが出来た後も距離が近かったためです。その後国際線新ターミナルが設置されることになり、元あった2つのターミナルと距離が離れていることから国際線新ターミナルへのアクセスのために作られたのが「羽田空港国際線ターミナル駅(現:羽田空港第3ターミナル駅)」です。元の羽田空港駅は「羽田空港国内線ターミナル駅」への改称を経て現在の「羽田空港第1・第2ターミナル駅」へとなりました。
かつての「羽田空港駅」
かつては現在の天空橋駅がある近くに「羽田空港駅(初代)」が存在していました。この駅は、空港アクセス駅の位置付けでありながら空港アクセスには全く役に立ちませんでした。それは羽田空港に行きたい利用客が駅名を頼りに向かい、「遥か彼方の羽田空港を眺めて茫然とする」と称された程です。
…これに関してはまた後日、詳しく取り上げましょうかね。乞うご期待!
結論
結論:空港に行く時はどの駅で降りればいいかよく調べましょう

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