
こんにちは。こづるしんでんです。
仙石線の個性豊かな車両たちを紹介する、仙石線車両図鑑。今回は、205系3100番台M6編成を紹介していこうと思います。
概要


M6編成は、205系3100番台で6番目の編成で、M1編成以来久々の通常色の車両となっています。
あおば通方から、クハ204-3106、モハ204-3106、モハ205-3106、クハ205-3106の4両編成です。
そういえばアクリルスタンドにもなってましたねこいつ。
転入元は?

仙石線の205系で6番目に宮城野に転入した編成で、2003年02月03日に転入しています。
転用元は、あおば通方から、サハ205-46(ヤテ23編成)、モハ204-68(ヤテ23編成)、モハ205-68(ヤテ23編成)、サハ205-31(ヤテ21編成)です。
郡山工場で転用改造が行われました。ATACSが搭載されており、ID-06が振られています。
特徴は?

ドア窓の大きさは全車山手線からの改造車のため小窓です。
前照灯は原型となるHIDのままになっている他、霜取りパンタグラフの設置はありません。

塗装は通常塗装の他、内装はオールロングシートとなっています。また、一時期Suicaラッピングが施されていましたとさ。
モーターが違う?
205系に使われている主電動機(MT61)は、大きく分けて 外扇(外扇形) と 内扇(内扇形) の2種類がありますが、実はM6編成は他の編成と違い内扇モーターを積んでいるそうです。
この2つのモーターの違いは、冷却ファンの位置 によって分類されます。
外扇(外扇式)MT61

まず、外扇モーターから。モーターの外側に冷却ファンが付く方式で、冷却風を外から取り込み、モーターを外から冷やす仕組みになっています。次に紹介する内扇モーターと比べるとちょっとうるさめです
いわゆる初期車の、205系山手線車のみの仕様となっています。仙石線の205系3100番台の電動車は全て山手線からの転用なので、基本はこの外扇モーターを積んでいます。
内扇(内扇式)MT61

次に内扇モーターについて、モーター内部に冷却ファンがある方式となっています。性能的には外扇モーターと変わりませんが、走行中の音がすごい静かになってます。
埼京線向け以降に製造された205系(ドア窓が大きいやつ)は、こっちのタイプを積んでいます。
……ですが、山手線由来の車でも内扇モーターを、ドア窓が大きくても外扇モーターを積んでいる車両もいるんです。というのも、内扇だろうが外扇だろうがMT61なことには変わりなく、そんな区別してなかったとか。
まとめ
ということで、M6編成を紹介しました。次回はM7編成です。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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